リスターはキャットに「フリントストーン」のウィルマーがイイ女であの番組を見ると発情しちゃうと言い出す。
キャットも同意するのだった。
リマーはクライテンにスターバグ1号の運転教習を行う。スターバグ1号で宇宙に飛び出すと、
クライテンの認識テストを行うために自動操縦に切りかえる。自動操縦はヒリーの顔になったホリーが行っていた。
認識テストの最中にスターバグ1号はタイムホールに突っ込んでしまう。
タイムホールは入った物体を時空を超えて他の宇宙空間に移送してしまうのだ。
タイムホールを抜けて不時着するスターバグ1号。そこは地球だった。しかし、そこは「LONDON」が
「NODNOL」と書かれていたり、車が逆走していたりしていた。ロンドンに着いたリマーとクライテンはそこの全て
が逆回りに動いているのを目の当たりにする。
ホリーはこの現象はビッグバンにより宇宙が限界まで膨張した
反動で、今度は収縮を始め、時間も過去へ戻り始めていると説明するのだった。
リマーはダイナーに居た。そこでは人は口から食べ物を出し続けている。そこにクライテンが黒ローブを
はおり、レーガン大統領のゴムマスクで変装し、新聞を持ってきた。新聞によると今は1993年で、クライテンは
逆読みモードで新聞を読み始める。
そこには「刑期を終えた強盗が銀行にお金を渡して銀行の金庫に入れる
ように命令した」とかみんな逆に書かれていた。
リマーは助けが来るまで仕事を探そうと言う。クライテンは新聞の求人広告で芸能パブが芸人を探している
という記事を見つける。
リスターとキャットはスターバグでリマーとクライテンの行方を3週間も探していた。諦めかけた時、目の
前にタイムホールが現れた。リスターはリマーとクライテンがタイムホールに入ってしまったと考え、タイムホー
ルに突入する。
タイムホールを超えたリスターはそこが地球だと知る。リスターはカモフラージュモードで着陸する。
リスターは着陸するとあばらが折れるように痛いと言い、目にあざができていた。追跡装置で不時着した
スターバグ1号を見つけるが、中はもぬけの殻。
そして、リスターとキャットは周辺を探索すると、そこらじゅうにリマーとクライテンのポスターが張ってあるのを
見つける。そのポスターには
「逆噴射ブラザーズ(THE REVERSE BROTHERS)」と言う言葉が逆に書かれており、リスターはその逆言葉が
ポーランド語で書かれていると思いこむ。さらにリスターは「NODNOL」という標識を見て「ここはブルガリアだ、
こう見えても地理は得意なんだ。NODNOLはブルガリアで天然資源が豊富でボスニアの南にあるんだ。」と
得意満面に答える。
ポスターに書かれてあるパブに到着するリスターとキャット。リスターの目はさらに痛み出す。
そこではリマーとクライテンの逆噴射ブラザーズが大人気だった。しかし彼らの芸はゆで卵を食べたり、水を
飲んだりと全然面白くない。しかし、全てが逆回りの世界ではこれが異常なのでみんなは大爆笑&
大人気。
リスターとキャットはパブでビールを注文して、この世界がすべて逆に動いているということに気づく。
芸人の楽屋にて、リスターはリマーとクライテンにもとの世界に帰ろうと言うが、リマーはこの世界に
居る方が仕事があるし楽しいから残るという。
しかし、パブの支配人に逆噴射ブラザーズはケンカを起こしたからクビだと言われてしまう。しかし、逆噴射の
2人はそんなことは身に覚えが無いと言う。文句を言いに行くために
パブに戻るリマーとクライテン。
パブでリスターとキャットは突然男に逆に殴られて目のあざが消え、あばらの
骨が折れていたのが元に戻った。クライテンがこのケンカがこれから始まることが原因で自分達がクビになったの
だと言う。そして、殴られて折れた歯が元に戻るという逆回転のケンカが始まる。ケンカの始まりが、終わると
パブは綺麗に元通りになるのだった。
スターバグに戻ってきたリスターとリマー。リマーはキャットはどこにいるのかと聞くと、リスターは
キャットはもようしたので外でトイレしてると言う。何かに気づく2人。そこにキャットがスゴイ形相でやって
来るのだった。
レッド・ドワーフ号に5つのブラックホールが接近して来た。みんなは避難するためにスターバグに貴重品
だけ持ち込んで脱出する準備を行う。
リスターはギターを、リマーは父親から貰ったジャワ島の楠の木で作ったチェストを持ちこむ。チェストの中には
リマー家の家宝ナポレオンの兵隊のレプリカ人形や、何かあった時のため
に貯めこんだ2万4千ポンドの大金が入っていた。
ホリーがブラックホールを避けてドワーフ号を航行している間にみんなはリスターとリマー、キャットとクライテン
と2手に分かれてスターバグで避難する。
リスターがよそ見をしている間にスターバグ1号に隕石が衝突し、惑星に墜落してしまう。
そこは吹雪の荒れ舞う雪の惑星だった。3日後、雪に埋もれているスターバグ。誰も助けに来ず、リスターは
食料があるかリマーに聞くと、湿気たベーコン味のポテトチップス少々と粉末マスタードが一缶、ふにゃけた
ビスケット3枚、腐ったレモン、お酢が2びん、ミント味の口内炎用塗り薬、カップ面1つ、ドッグフードだけだと
答える。
スターバグの外は雪ばかりで暖をとるための薪もない。リスターは空腹のあまり、リマーの本のタイトルだけで
食べ物を想像してしまう。2人は気を紛らわすために初体験の話を始める。
リスターは火を絶やさないためにリマーの本を火にくべてしまう。本は芸術で自由の象徴で文明のエッセンス
だと怒るリマーだが、リスターが燃やしている本は「ナンパ必勝法」だった。リスターはその他に「シェークスピア
全集」などを燃やそうとするが、リマーは「ロリータ」の61ページは燃やすなと言う。リスターは後で読むために
61ページだけ切り取り、火にくべる。
食べるものも無くなり、リスターはドッグフードを食べる。リスターは「何で犬が玉を舐めるかわかった。
口直しに舐めてるんだ」とまずそうな顔で言う。
燃やす本も無くなり、他に燃やすものを探す2人。リスターはリマーのチェストとナポレオンの兵隊人形しかない
と言うが、リマーはどちらもイヤだと言うので、リスターはお金を燃やす。
お札も無くなり、リスターは命に比べれば人形なんてと説得すると、リマーはリスターのギターは燃や
さないのかと聞くと、リスターはギターはオレの命だから別だと言う。
しかし、リマーに言われてリスターは燃やす前に1曲だけ弾かせてくれと言って、歌い出す。リマーは気を
利かせて外に出ていると、リスターはリマーのチェストの裏をギターの形にくりぬいて火にくべてしまう。
戻って来たリマーはリスターを褒め称える。リマーはあのギターがリスターの宝であるように、あのチェストは
父親が唯一くれた宝だと言い、リマーはリスターの犠牲に応えるために人形を燃やせと言う。焦るリスター。
リマーは燃える人形の前でリマー式敬礼を取る。そこにキャットとクライテンが助けに来た。
リマーはホリーが無事にブラックホールを回避したのかと尋ねると、ホリーはあれはブラックホールではなくて
スキャナースコープに付いていた5粒の砂だったと答える。
呆れるリマーだが、リスターの知られざる一面に出会えて良い経験をしたとリスターを誉める。
そこにリスターは現れて、ロッカーに隠してあったギターを取り出して去ってしまう。
リマーはクライテンにチェストを開けさせ中を覗く。リマーはクライテンに「ノコギリを持ってついて来い。あいつ
の体の飛び出でた部分を全部切り落としてやる」と言うのだった
宇宙を漂うコンテナポッド。「危険、このポッド開けるな。この中には恐ろしいモンスターがいる。この怪物の
大好物は歪んだ人の心。常にアンバランスな人間を求めている」とナレーションが入る。
ポッドには穴が開いており、怪物がレッド・ドワーフ号に侵入するのだった。侵入した怪物は次々に色々な
ものに変身し、最後はボールになって何処かに行ってしまう。
リスターが料理をしていると、クライテンが入ってきて掃除を始めると言う。そしてクライテンは股間に
掃除機のホースを取付けて掃除を始める。
驚くリスターに、クライテンは股間にノコギリ、パワードリル、芝刈り、泡だて器等も取付けられると言うの
だった。
リスターが食事をしているとドアからボールが転がり込んで来た。リスターはボールを取ると机の上に
置いて、外を見に行くとボールがソーセージに変身する。
クライテンが別の部屋を掃除しようとすると、その部屋ではリマーが昔撮ったビデオを見ていた。
そのビデオはリマーとその兄弟のジョンとクラークとハワードが子供の頃に遊んでいたビデオだった。リマーは
兄弟は仲が良かったと言うが、ビデオの中ではリマーは兄弟達に地面に張り付けにされてジャムを顔に塗られ、
アリをかけられていた。
クライテンはそのビデオに映っていたリマーの母親を恐そうな中年と言ってしまう。クライテンは謝るが、さらに
酷い悪口を言ってしまう。リマーは自分の母親が周りから冷たい女と言われていたが、
そうではないと否定するが、実際にはバカが嫌いで蔑んでいただけで、だから自分とは犬猿の仲だったと
言う。
そこに、ホリーがドワーフ号に人間以外の生命体が存在しているので、危険だから武装して探せと
連絡して来た。
リスターが食事をしているとクライテンがやって来た。リスターはソーセージに突然首をしめられた。ソーセ
ージを引き離すと、ソーセージが逃げ出して隠れてしまう。リスターは逃げるために近くの短パンを取って履く。
しかし、その短パンがリスターを締め始めた。悲鳴をあげて倒れるリスターはクライテンにパンツを脱がせるように
頼む。クライテンが倒れて悶えるリスターのパンツを脱がせていると、そこにリマーがやって来た。
リマーはその光景を見て勘違いする。クライテンは脱がせた短パンを見失うと今度はヘビが出現した。
リスターはヘビはこの世で2番目にコワイだと言うと、リマーは1番コワイものはなんだと尋ねる。
その時、巨大なモンスターが現れた。リスターはそのモンスターがコワイと言うと、モンスターの口から触手が
飛び出し、リスターの頭に吸い付いて、リマーは倒れてしまう。
怪物が逃げてしまい、キャットを含めた全員が集まる。リスターは命に別状は無いが気を失っている。
ホリーがDNAを調べた結果、人間が作った怪物であり、怪物のエネルギーは人間の負の感情ということが
わかった。クライテンはそのためにリスターを恐がらせて恐怖の感情を吸い取ったのだと言う。そのために
リスターには恐れるという感情がなくなってしまったのだ。
気がついたリスターはあの怪物をぶっ殺してやると言い出す。リスターは鎮静剤を打たれて寝てしまう。
リマーは逃げようと提案するとクライテンもキャットも賛成する。
倉庫をうろつく3人。クライテンとキャットはバズーコイズという誘導弾を発射する武器で武装している。
リマーが怪物を見つけて撃てというが、怪物はいなかった。ホログラムもアンドロイドも熱を発しないので
誘導弾はキャットを追跡する。
逃げるキャットはなんとか誘導弾をロックドアのある部屋に閉じ込めることに成功する。怪物を探すキャットは
美女に出会う。美女に誉められてイイ気になるキャット。その気になったキャットは変身ミュータントである美女に
感情を吸い取られて気絶してしまう。
そこにリマーとキャットがやって来る。クライテンの心理スキャンによりキャットは虚栄心を無くしてしまったこと
がわかった。キャットがこうなったのもクライテンのせいだと責めるリマー。クライテンは責められて混乱してしまい
怪物が変身したリマーに罪悪感を取られてしまう。
虚栄心を失ったキャットは乞食のようになって気弱になってしまい、罪悪感を失ったクライテンは
傲慢になってしまう。3人はリスターの所に戻るが、リスターの横にはリマーの母親が添い寝していた。
リマーの母親はリスターとヤッちゃったと言うが、それはリマーを怒らせるための罠だった。リマーはあっさり
ひっかかってしまう。
4人の感情で満腹になったエイリアンが貨物エリアに行ってしまった間に、全員で対策を考えるが、
リマーは怒りを失って無抵抗な平和主義になってしまい、大量に抗議のビラを撒こうと提案する。リスターは
今すぐ貨物室に殴りこんでぶっ殺そうと言う。キャットは既にヘロヘロでやる気無し。クライテンはリスターを
囮にして怪物がリスターを食べている間に撃ち殺すと言い出す始末。結局、話し合いはまとまらず、リスターが
ぶっ殺しに行くと出て行ってしまい、みんなもついて行く。
再び貨物室に入る4人。4人の後ろにモンスターが突然出現する。そうとも知らずにリスターがドアロック
を解除すると誘導弾が飛び出してモンスターに命中して木っ端微塵に。そして4人の感情も元に戻った。
宇宙を漂うポッド。そこにはモンスター2(CONTENTS 2)の文字があった。モンスター2はドワーフ号に
侵入する。だが、モンスター2は知性が1より劣っていたために、リスターの綺麗な下着の入った引出しに隠れた
ものの発見されずに老衰で死んだとナレーションが入るのだった。
レッド・ドワーフ号のサービスロボットが壊れて船の回路を壊してしまう。リスターがフードディスペンサーで
シェイクとお菓子を頼んだら、故障のせいで船の自爆回路が起動してしまう。自爆回路は船長か上級士官でない
と解除できない。
クライテンがマインドスワップという装置で脳を入れ替えれば可能かもと提案し、リスターの脳をブラウン上級
仕官と入れ替える。しかし、爆破回路は解除できない。
爆発すると思った瞬間、シェイクとお菓子が出てきて爆発はしなかった。爆弾はドワーフ号にはすでに無いと
ホリーが言うのだった。
リマーはリスターが太ったと言う。気にするリスターはリマーがマインドスワップで体を貸してくれればダイ
エットしてやると提案し、嫌々ながらもリスターは体を貸してしまう。
しかし、リマーはダイエットするどころか、トレードマークの髪の毛を切ったり、マッシュポテトの山に顔をつっこ
だんり、タバコを吸ったりのやりたい放題。ダイエットするどころか逆に12キロも太ってしまう。
もうバカ食いはしないとリマーの体のリスターに誓うリスターの体のリマー。だが、リマーはまたバカ食いを
してしまい、怒ったリスターは脳みそを元に戻してしまう。リスターは2度とリマーに体を貸さないと言う。
リマーはクライテンに命令して眠っているリスターにマインドスワップさせる。起きたリマーなリスターには
りスターなリマーからスターバグで1ヶ月ぐらい逃げるが、もし追ってきたら自殺して体をおじゃんにするぞという
脅迫メッセージが残されていた。
リマーなリスターはホログラムなのでキャットに操縦してもらってクライテンと3人で追いかける。
スターバグ内でケーキをバカ食いするリスターなリマー。追いかけてきた連中に体が無くなってもいいの
かと脅しをかけるが、3人はハッタリだと言い追いかける。
小惑星内でチェイスするが、リマーなリスターは事故に遭っては危ないから帰ろうと言って追跡を
あきらめる。そして、リスターなリマーは案の定小惑星内で激突。
結局、体を取り戻したリスター。そこに妙な態度のリマーがやって来た。リスターはどうかしたのかと聞く。
そうすると、リマーはキャットの声で眠っていたらこうなってしまったと叫ぶ。そこにキャットなリマーがやって来て、
また、ケーキのバカ食いを始めたのだった。
ゴルフおもちゃで遊ぶ、リスターとキャット。しかし、リスターは毎日時間をつぶす事に嫌気がさしてしまう。
リスターはプチプチクッションを潰しながら人生を嘆いていると、リマーがやって来て、プチプチクッションを作った
のが小さい頃の寮の同級生ドジのフレッドだと言い、彼が大富豪になったことを嘆く。
クライテンは写真を現像していると、写真の中の絵が突然動き出してしまう現象に遭遇する。現像室に集まる
みんな。
ホリーが言うには現像液の突然変異が原因らしい。そして、リスターはリマーの兄フランクの結婚式の
写真の中に入り込んでしまう。さらにリスターはリマーの月刊ファシストのヒトラーの写真に入り込んでヒトラーの
鞄を取って来たりする。鞄の中にはヒトラーの鞄に爆弾を仕込んで暗殺しようとしたスタンフェンベルグ大佐の
小包も入っていた。リスターは爆発する瞬間に爆弾を写真の中に蹴り捨てた。
そのことにより、みんなは写真で過去を変えられることを知る。
リスターは17歳の「バカ丸出し」というバンドをやっていた時代の写真の中にみんな
で入る。過去の自分を変えるためにリスターは17歳の自分にプチプチクッションを特許事務所に持って行けと
いうが、過去の自分は拒否する。
写真の外に戻ってきたみんなだが、歴史が変わってしまい、リスター、キャット、クライテンがドワーフ号から
消えてしまう。歴史ではリスターは17歳でプチプチクッションを発明して、大富豪になっており、98歳の時に14番
目の妻といちゃついていて操縦を誤り、飛行機事故で死亡していたのだ。
唯一残ったリマーはホリーが見つけた大富豪番組でリスターを地獄に呼び戻すためと過去へ入り込む。
大富豪生活をエンジョイしているリスター。説得しようとするリマーだが、リマーのバカで失敗。
リマーはプチプチクッションを8歳の自分に渡して自分を金持ちにして歴史を変えてやろうとし、8歳の寮生活を
している自分に会いに行く。子供のリマーにプチプチクッションを教えるが隣にいたドジのフレッドがそれを
聞いていおり、フレッドが発明してしまい、歴史が元通りになってしまう。
だが、一つだけ変わっていた・・・なんとリマーの体が普通の人間の体に
なっていたのだ。「私は生きている!!」喜ぶリマーだが、その瞬間に爆発して死んでしまう(笑)
ボクシングの試合をテレビで見ているリスター。そこにクライテンが料理を持ってくる。クライテンがボクシン
グが好きなのかと聞くと、リスターはボクシングはスポーツというより芸術だと言うが、テレビでは選手がトップレス
の女性であった。
リスターはクライテンに自分に仕えるのはもうやめろと言う。クライテンは部屋から出て行くが、
今度はリスター宛の手紙を持ってきた。その手紙はクライテンの製造元ディバドロイド・インターナショナル
(DIVADROID INTERNATIONAL)からのリース者宛のビデオレターだった。
そのビデオではクライテンは寿命が来てしまったので、自滅チップが作動して機能停止になるため新しいアンド
ロイドを送ると言うのだ。リスターはそんなクライテンを不憫に思うが、クライテンは機械の天国シリコン・ヘブンに
行けると信じているので、こんな素晴らしいことはないと言う。リスターはそんなのは嘘だと言うが、
クライテンは信じない。
リスターはせめて最後の夜にクライテンに最高の楽しみを与えてやろうと張りきる。リスターはみんなに
パーティーの準備をさせて、自分は昔に好きもののクルーが買ったマリリン・モンローのロボットを組み立てて
いたが、その顔はどう見てもマリリン・モンローと言うより銀色のマネキンだった。
クライテンは招待状を受け取り、タキシードを着て士官クラブにやって来る。そこでパーティーが始まる。
みんなはクライテンにプレゼントを渡す。ホリーはコンピュータ・チップを、リマーはジョージ・パットン将軍の鼻水を、
キャットは自分がイチバン嫌いなイヤリングで、リスターは不完全な似ても似つかないマリリン・モンローの
ロボットだった。しかし、クライテンは一目でマリリン・モンローだとわかり、喜ぶ。
そして、クライテンはホリーの用意したアンドロイド用ビールで酔っ払ってしまう。
みんなが寝ている時に、ディバドロイド・インターナショナルから連絡が入る。それは新型アンドロイドの
ハドゼン・テン紹介ビデオだった。ハドゼン・テンは料理の速さも計算も強さも10倍で厳ついアンドロイド
だった。
みんなが目を覚ますと、クライテンはロボット聖書の10戒では、アンドロイドは生存中は楽しみを感じないの
だが、昨夜は多いに楽しんでしまい、クライテンはもっと楽しみたいと言い出す。
みんなは何とかならないのかと聞くと、クライテンは自爆は解除できるが後任のアンドロイドに破壊されてし
まうと答える。
みんなはそんなやつは追っ払ってやると言うと、クライテンは「これが人間界で言うところの友情ですか?」と
尋ねるが、リスターは「朝からスタートレックみたいなくさいセリフを言うなよ」と答えるのだった。
後任のアンドロイドがやって来た。リスター、リマー、キャットはハドゼン・テンが現れると、今までの態度を
コロッと変えてしまう。
クライテンがアンドロイドは人間には危害は加えられないと聞くと、途端にリマーが前に進み出る。
しかし、ハドゼン・テンは何千年もクライテンを探していたうちに精神安定チップが壊れてしまい、暴れ
だす。ハドゼン・テンにクライテンが捕まってしまう。ハドゼン・テンが「シリコン・ヘブンで会おう」と言った時、
クライテンはシリコン・ヘブンは存在せず、機械が壊れた時にはどこにも行かずにただ死ぬだけだ
と言い出す。ハドゼン・テンはシリコン・ヘブンが存在しないという概念を受け入れられずに思考能力がオーバー
ロードしてしまい停止してしまう。
クライテンはみんながその概念ではクライテン自身は大丈夫なのかと聞かれると「知恵があるので大丈夫
です。嘘をついたんです。シリコン・ヘブンがない?冗談じゃない、マシンが成仏できませんよ」
と答えるのだった。