Turbo Linuxインストール
Vine、Plamoと日本語ディストリビューションをインストールしてみたので、ついでに、PC Computing 1998.11号付録のTurbo Linux Lite2.0 日本語版をインストールしてみる。
ISAデバイスのリソース確認
前のインストールでは忘れていたが、解説にISAカードのリソースを見ておいた方がいいとあったので、Windows95上で確認しておく。
SB16 IRQ=10 DMA=0,1 I/O=0220-022F,0300-0301,0388-038B
ブートディスクの作成
ブートディスクは3枚作成する。Windows95のDOS窓でOK。
インストール開始
ブートディスクを挿入して、マシンを再起動すると、まずはメッセージ。
Welcome to TurboLinux v2.0J Lite (Okinawa) - Japanese Version -
色の選択−カラーディスプレイをお持ちですか?−はい
TurboLinux 日本語版 2.0J (Okinawa) へようこそ!!
キーボードタイプ−jp106
PCMCIAサポート−このコンピュータでPCMCIAを使用しますか?−いいえ
追加モジュールディスク−FDを挿入し−読込み−FDを取り出し−OK
TurboProbe−OK
TurboProbe結果−以下の機器が発見されました−de4x5(Digital 425,434,435,450,500),
ncr53c8xx(NCR 53C810/53C820 alternate))
インストール元の選択−CD-ROMドライブ−CDを挿入し−OK
セカンドステージへ進みます
詳細設定−インストールオプション−標準
ネットワーク接続方法−LAN(EtherNet/TokenRing/ARCnet)
TurboProbe:SCSIアダプタ−ncr53c8xx.で正しいか−はい
パーティション設定−FDISKはせず−終了
スワップ領域の設定−/dev/hdb6のチェックを外し−OK
ルートパーティションの設定−/dev/hdb9を選択
マウントテーブルの設定−何もせず−OK
パーティションのフォーマット−/dev/hdb9にチェックを入れて−OK
TCP/IP設定−IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイIP、DNSネームサーバを入力−SOHO128がインターネット接続
ネットワーク設定−ドメイン名は、2,3番目のネームサーバは未入力でホスト名のみ入力
インストールログは/tmp/install.logにあります
TurboPkgへようこそ!インストール後でもrootでturbopkgを実行できます
インストールタイプ−直接選択−インストール
カスタムパッケージ選択−デフォルトで全てチェックされているので−インストール
ビデオカードの自動認識−自動認識を行うか−はい−検出結果−OK−
カードタイプ:SVGA
接続タイプ:PCI
チップセット:S3 Trio64V+
コプロセッサ:N/A
ビデオRAM:2048kbytes
RAMDACチップ:Generic 8-bit pseudo-color DAC
XFree86サーバ:XF86_S3
PCIベンダーID:0x5333
PCIデバイスID:0x8811
検出データ−検出値で設定
Welcome to Turboxcfg−TurboXcfg v4.0.1へようこそ!
コンソールキーボード−jp106−キーボードモデル設定−Japanese 106-Key−キーボード配置の設定−Japanese
マウス設定−Microsoft-compatible Serial (2-butten)−3ボタンのエミュレーション[*]−OK−ポート選択−シリアルポート1(/dev/cua0)
ディスプレイ選択−カスタムディスプレイ−OK−カスタムディスプレイ設定−ベンダ、モデル入力
ディスプレイの周波数帯域の選択−Unknown(水平57kHz,垂直120Hzだが、ここでは単位がMHzになっている)
ディスプレイの水平周波数帯の選択−High Frequency SVGA, 1024x768 @ 70Hz
(31.5-57.0)
ディスプレイの垂直周波数帯の選択−50-100−OK
デフォルト色数−16bpp(HighColor)
画面サイズの設定−1024x768
オプション−自動的にデフォルトのビデオモードを選択するか−自動設定
ログイン方法の選択−グラフィカルログイン−成功−OK
設定のテスト−続ける−テスト結果−すべてうまく動作しましたか−はい
終了 X Window Systemは設定されました。
設定は/etc/sysconfig/x-window-systemに、XF86Configは/etc/X11/XF86Configに保存されました
時間帯の設定−グリニッジ標準時は[ ]−Japan
プラグ&プレイ設定−スキップ(あとでturbopnp)
カスタム設定−全て[*](デフォルト)
ルートパスワード設定−2回入力
ユーザー設定−適当に入力
LILO設定−ブートパーティションの最初のセクタ−OK−オプション−なし
起動可能パーティション−dosを消去
以上でインストールは完了。
起動
マシンを再起動して、System Commander3に登録を行う。起動中SOHO128がインターネット接続をしてしまった。以前インストールしたRed Hatもそうだった。sendmailと表示されたあたりなので、何か設定を変えた方がよさそうだ。
グラフィカルログインを選択したので、ログイン画面はいつものテキストベースと全然違って、X Windowみたいな感じ。
ウィンドウマネージャはAfter Step
お楽しみのウィンドウマネージャは下のような感じ。右上のアイコンを押すと、横にプルダウンでアイコンが出てくる。なかなか面白い。アイコンのデザインが凝っていて華やかなので、もっといいモニタで見たい。今の15インチの古いモニタではアイコン内の文字がよく見えない。
しかし、これ、Lite版のためソフトがほとんど入っていない。Netscapeは別に付いていたが(ただしRPM形式ではない)、グラフィックを扱えるソフトも入っていない。上の画像は、X Window DumperのファイルをDOSパーティションにコピーして、VineのGimpでJPEGに変換した。
Vine、Plamo、Turboと3つもインストールしてみたが、いずれにしても色々な設定やソフトのインストールなど、使い込まないとOSだけではね。