河濯山芳春寺 福井県越前市高瀬2丁目 臨済宗大徳寺派
現在の祭神 河濯四光尊天(表筒男命・中筒男命・底筒男命・瀬尾律姫命)
本地
表筒男命大日如来
中筒男命釈迦如来
底筒男命阿弥陀如来
瀬尾律姫命弁才天

井上翼章「越前国名蹟考」巻之二(南条郡)

河濯堂[LINK]

○河濯堂  府中より町続  ○本地大日如来  開基芳春比丘尼  ○祭礼六月晦日  婦人帯下の病を守り玉ひ霊験ことにあらたかなるにより遠近より群参す  ○別当臨済宗芳春寺

河合千秋「福井県の伝説」

河濯山(高瀬)[LINK]

 高瀬地籍で武生町に接してゐる芳春寺は、臨済宗大徳寺派で、俗に河濯山といつてゐる。 昔神功皇后の新羅征伐の時底筒男命、表筒男命、中筒男命の三神が出現せられて征伐を加護せられたので、凱旋の後報告を気比神宮に告げ奉るき、高瀬の地にこの三神と、瀨尾律姫命を併せ祀つたののが創で、神仏混淆の折には底筒男命を阿弥陀如来とし、表筒男命を大日如来とし、中筒男命を釈迦牟尼如来とし、瀨尾律姫命を弁財天の化身とし、河濯大権現として世人の崇敬が厚かつた。 河濯山の御本尊は、女の下の病には特に御利益があるといふので、毎年の七月三十日三十一日の祭礼には、遠近よりの参拝が非常に多い。