鹿児神社 高知県高知市大津乙 旧・郷社
現在の祭神 表筒男神・中筒男神・底筒男神
本地 阿弥陀如来

「府県郷社 明治神社誌料」下巻

郷社 鹿児神社[LINK]

創立年代詳かならずと雖も、古より当村の内、鹿児、船戸、北裏、田部島、及高須村の内葛島、新木、砂地、高須等各部落の産上神にして、以前は鹿児(或は加護)大明神と称したり、 神社記に「嘉吉年中に公義より御建立之由云伝、〈中略〉 神体記曰、神体一面一云阿弥陀、脇立薬師、観音何も木像也」とあり、 又村老の口碑に云、当社元は南向の建物にて参詣道も南にありしに、山内藩主入国の後本社の前を馬上通行せしに馬逸して落馬することありしにより、竟に北向社に改造して道路も亦此の南に開設す」と、 又一説に「当社祭神は恐くは住吉大神にはあらざるや、按するに当地山北は往昔にありては浦戸港よりの入海にして、西土佐郡小沢に大津と称し、諸船碇泊の所也、故に船戸と云ひ、水主者の居住するを以てカコとも字名に称へしならん又西北方湊津守護の為めに大神を斎祀し、社をも北向に建営ありしにあらざるか」とあるに據りて、其創立年代及祭神に関して幾分か考ふることを得べし