吉岡神社 香川県丸亀市飯野町東分 旧・村社
現在の祭神 行方親王
本地 十一面観音

梶原景紹・梶原竹軒「古今讃岐名勝図絵」巻之八

飯野村 吉岡神社[LINK]

吉岡神社(村社) 山下に在り、行方親王を祀る、由緒不明。
〇若一王子権現 東分村にあり、社僧法楽寺、神子一人、祭礼九月十四日
本社 幣殿 拝殿 隨身門 鳥居 末社(吉岡地宮大明神、山崎日天大明神妙見社)
当社は当国大守細川定禅熊野を信仰の所或夜不思議の夢を見たり、 海辺に遊覧ありし所遙に海上より船前に来りし人在て告て曰、我は汝が信する所の熊野権現也、信仰に依て此所に来る、必清浄の土地を撰て勧請し本地観音として信せは能く護るへしと云了て夢覚たり、 翌日宇足津市山の海辺に石船出來て其上に白鳥泊り居たる所此鳥飛て定国と云所へ下りけるを注進ありける故彼地に小社殿を建て祭田若干寄附あり、 十一面観音を本地にす、 其後又奇夢を見たり、 大龍来て告て曰、我は善女龍王にて熊野の神若王子権現を海中守護し来る所の龍也、然るに我を麁略に成し置事昭かなり、早く社を建て我を信仰せは必国中を守護し安穩ならしむるへしと云了て夢覚たり、 急き石船を取て吉岡の山の麓に少し池ありける所へ社を建て池の宮と云(其船を置を船渡と云) 其後若王[ママ]社を山上に移し旧跡は社領の所王領地と云て地名となれり