内母神社 三重県桑名市多度町香取 旧・村社
現在の祭神 面足命
本地 阿弥陀如来

矢野玄道「神典翼」九之巻上[LINK]

就中宝永年中家中の士志ある者、祭神紛擾として弁難きを以、山田并宇治等の祠官に尋しむるに、何に依て考しにや、天津彦根命也と云越したりしより、此神に各帰着せり。 然れども、社家に問へば、当社は、昔年自美濃国(宮代村乎)、十一月五日、此所為遷座、凡九百五拾年、毎此日献沓形餅、是故也と社人伝へたり。 是則称新宮大明神、此神と知れり。 又曰、此多度神社、四五百年以来鎮座と社家の云へるは、新宮の事と知るべし。 新宮は天津彦根命、妹神と見えたり。 是は美濃国より宝永の頃迄は四五百年以前に遷し祭りて、大日如来天津彦根命の本地とし、内母神の本地を、阿弥陀とし、弥勒を以新宮大明神の本地とすと云へり。