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『摂州合邦辻』

   
演目の内容、成立ち


菅専助と若竹笛躬の合作。
時代物にしては珍しく2段構成。
謡曲「弱法師」や説教節「しんとく丸」「愛護の若」などをもとにして書かれています。
初演は安永2年(1773年) 大阪・北堀江座

 

登場人物の名前の由来

● この芝居に登場する人物の「名前」は大阪市天王寺近辺や河内の地名から取っています。

「合邦辻」 四天王寺の西門を出て逢坂を下ると「閻魔堂」があり、閻魔堂の西側の道と逢坂の道が出会う場所が「合邦辻」だと言われています。  
父「合邦」
娘 「辻」
この「合邦辻」を二つに分けて父親を「合邦」娘を「辻」としたようです。  
「玉手」

合邦辻から天王寺公園に向かって下ると「玉手水旧跡」という碑があり、昔はここにきれいな湧水がありました。この場所から「玉手」の名前を取ったようです。  
「浅香姫」 新清水清光院という寺があり、そこの坂下に「浅香ノ清水」と呼ばれる名水がありました。「浅香姫」の名前はここから来ているようです。  
     
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