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風景や街並みには風情がたっぷり。さしずめ大きな錦絵といったところである。
     
ごくリアルに作られたもの、様式にのっとって作られたもの、それぞれが違和感なく溶けあう。


バックの書き割りには「泥絵の具」と呼ばれる顔料が使われる。歌舞伎の晴れやかさに対し、文楽はしっとりとした色合いを持ち味にしている。


演目の外題で「花王」はサクラと読ませる、それほど日本人は桜に思い入れがあり題材にも多い。しかし、柳は春夏秋冬、常に舞台に登場できるので、出番ではこちらが王者である。


自然描写は写実的なもの、様式化されたもの、様々な形で表現され舞台の雰囲気を盛上げる。なかでも波は多くのパターンがあり先人の工夫が伺える。  
       
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