「出羽国風土記」巻一
竹野浦村の山の上に有り
麓より六七丁あり
祭神を保食大神とす
社家の祝詞には荒倉大権現本地正観音とあるよし
獅子鋒等ありて古き事千歳も経るにや
土人大同元年の草創なりと云ふ
往古は僧房も数多ありしとそ
山腹に学頭屋敷の跡などあり
山勢を見るに最も勝地なり
古木繁茂し日の影を見す
三月十八日祭礼あり云々
「荘内歴史」
西田川郡西郷村竹浦鎮座
祭神は保食大神。
例祭は三月十八日とす。
当社は大同元年の創立にに、西目通七ヶ村の氏神とす。
往古は、西羽黒と称しに三十三の宿坊あり、馬頭観世音を本地仏となせり。