朝倉神社 高知県高知市朝倉 式内社(土佐国土佐郡 朝倉神社)
土佐国二宮
旧・県社
現在の祭神 天津羽羽神
[合祀] 天豊財重日足姫天皇(斎明天皇)
本地 阿弥陀如来

武藤致和「南路志」巻十七
(闔国第七ノ四 土佐郡)

朝倉村 朝倉神社[LINK]

朝倉神社  式社之一也
祭礼八月十八日
 別当 光泉寺
 神主 大宮丹後
 禰宜 大宮上総
 佾  くに
社地 壱反十一代三歩 社領二反
林 高弐丁余横四丁余、東用水溝限、西二ツ岩限、南枝川限、北本田百姓林限。 惣山往古より寺附、別当預り山。
当社斎明天皇を併せ祭と云社伝也(祭礼七月二十四日)。 又本地を阿弥陀と云、なもで踊有。 此なもで之説多し、按に南無阿弥陀神相殿ナモデカコデ歟。 団扇四拾八本も阿弥陀四拾八願成らん。 又棒遣ひ給田有とそ。
明暦三年丁酉忠義公建立。 但八月祭礼迄に遷宮致様にと被仰出、七月中大半成就。
同年八月十八日遷宮。 出僧、五台山・常通寺・陽貴山日讃和尚を初、社僧・社人相勤。 忠義公御社参、遷宮終而踊被仰付。
式社考に云、朝倉神社は朝倉村に在り。 土佐国風土記に曰、土佐郡に朝倉郷有り、郷中に社有り、神名は天津羽羽神・天石帆別命、今天石門別神の子也。

「高知県の指定文化財」

木造阿弥陀如来坐像[LINK]

木造阿弥陀如来坐像 (県)有形文化財
高蓮寺 土佐市朝倉
 ヒノキの一木造り、像高37.5cm。 頭、体の背部より背刳りをして蓋板を当て、膝は、定印の両手首と共に別木で作り矧ぎ付けている。 螺髪を群青、眉目に墨、唇に朱を彩るほかは素地のままとして檀像風の趣がある。 本像は、もと朝倉神社の本地仏であったものを、明治初年の神仏分離により高蓮寺に移されたと伝えられる。 そのゆえか装飾的な技巧は認められず、簡明な中に堅実な彫技をみせ、その相貌にみる彫りの深い目鼻だちには気宇のゆたかさが感じられる。 総体に古様の作りではあるが、伏目の形や、浅くおだやかな衣文線は藤原後期の作を物語る。