五所神社 | 埼玉県行田市白川戸 |
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現在の祭神 | 月読命・伊斯許理度売命・天太玉命・宇気母智命・日本武尊 [合祀] 大日孁貴命 <神明社> |
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本地 | 愛染明王 |
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歴史
当社の創建は今となっては全く不明となってしまっているが、昔から白川戸の鎮守として祀られ、今に至っている。 文化八年の社号額や宝暦八年の石灯籠の銘から、当社は古くは御所大明神と称していたことが知られ、『風土記稿』にも「御所明神 社村の鎮守なり、黄金明神・三宮神・天神・稲荷の四座を配祀す、西明寺持」と記載されている。 また『明細帳』によると主祭神は、月読命・伊斯許理度売命・天太玉命・宇気母智命・日本武尊で、合祀神は大日孁貴命である。
明治初めの神仏分離によって、当社は別当であった西明寺から離れた。 この時、従来から当社の神体とされてきた愛染明王像が政府に没収されるのを恐れた氏子たちは、これを西明寺に預け、新たに鏡の入った神璽筥を祀ったが、昭和十年ごろに再び愛染明王像を神社に戻し、現在のように神璽筥と共に内陣に納めるようになった。