白山神社(佐田山神社を合祀) 高知県土佐清水市足摺岬 旧・郷社
現在の祭神 伊弉諾命・伊弉冉命
本地
白皇権現薬師如来

「府県郷社 明治神社誌料」下巻

郷社 白山神社[LINK]

創立年代詳かならずと雖も、昔時より当村の産土神にして、元と白山権現と称したり、 神社記に「伊佐村 (一曰足摺山)足摺山奥院右勧請来歴足摺山縁起之通也、社地足摺山境内四間四方」とあり、 御神体は神体記に白王権現神体本地薬師なりと

田城友義「足摺の修験道」

 本社白皇権現なる祭神は、白木厨子入りのまま知るよしもなかったようであるが、明治の廃仏令による鎮祭のおり、
鍵無して開く事不能故ニ慎て此を見奉れば内に神体三体あり (中略) 此神何神と云を知らず (中略) 時に社司北代氏の児(未だ十歳ニ不足と云)偶然独自ら来り進て神前に至り幣を取て即ち神憑し其祭神三柱の御名且新に猿田大神の神爾を設けて合セ祭れと教示給ひ、其幣を祭主宮地布留部ニ渡し給ハリぬ、布留部之を授かり (中略) 神式ニ掛る此時亦西方より虚空鳴動し来り社頭に留る神社内外震動する事一時斗勢恰も大風ノ大水を倒すが如く且其坐の前後猶在数人衆大ニ恐伏す時に宮地布留部太玉串を取進て鎮祭之儀を行ふ衆共に唯称す時ニ神光流の如く声ニ応じて来降す云云
とあるようにこの時始めて知ったようで、その名は、少彦那神、大奈牟遅神、天鈿女神とされる三体一組の御神体であった。 他に本地として薬師如来、脇に日光月光牛頭天王等十二神を祀る。 白皇山は往古より猿田の霊山であり、里人は不入の山とか天狗の山とか名づけているが、先の祭神の他に社堂より山頂にいたる間に三つの大奇岩があり、それぞれ、山鎮の神(大山神社)(高二丈余)、山神(高一丈四方)、猿田彦神(高一丈余)としてその神石を祭っていた。
大正5年、白山神社に佐田山神社(白皇権現)を合祀