白山神社 石川県羽咋市四町 旧・村社
現在の祭神 菊理媛命
[配祀] 少彦名命・大山咋神
本地 十一面観音

「羽咋市史 中世・社寺編」

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白山神社 四町
鎮座地 四町の西部にあり、東面する。 本殿は拝殿の後方に別殿としてたつ。 境内地293.6坪(神社明細帳)。
祭神 菊理媛命を主神とし少彦名命・大山咋命を配祀神とする。
社名 もと白山社とよんだが明治三十四年十二月に白山神社と改称した。
社格 明治五年八月に村社に列せられ、明治四十一年には神饌幣帛料供進神社に指定せられた。
由緒 伝承によれば、粟生の草分けといわれる門左(又吉郎)が近江国より日吉の神を奉じ来て、この地に祀ったのが始まりだという。 明治十三年の神社明細帳では「当村開關の始祖又吉郎ト云者アリ、寛平元年(889)該氏信スル所ノ神霊ヲ奉祀ス、以還、産土神ト称シ崇敬奉ル」と記すところがある。そのような関係からであろうか、もと秋祭の宵祭りに神輿が門左(現保志場)家に一泊する慣行があった。 本地仏として薬師如来を奉祀してきたことは後掲する文化十一年(1814)八月の棟札によっても知られるところある。