氷川神社(稲荷社を合祀) 埼玉県戸田市上戸田3丁目 旧・村社
現在の祭神 素盞嗚尊
[合祀] 面足命・惶根命 <第六天社>・誉田別尊(応神天皇) <八幡社>・猿田彦命 <道祖神社>・大山咋命 <山王社>・倉稻魂命 <稲荷社>
本地
稲荷社十一面観音

「新編武蔵風土記稿」巻之百四十一
(足立郡之七)

上戸田村

稲荷社 二宇

一は当村及び下戸田村の鎮守なり、故に両鎮稲荷と号す、 本地十一面観音を安ず、
一は多福院持なり
明治40年、第六天社(大前)・道祖神社(前谷)・稲荷社(元蕨)・稲荷社(後谷)・山王社(前谷)・羽黒社(堤外)を氷川神社に合祀。

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

氷川神社

  戸田市上戸田3-20-11(上戸田字後谷)

氏子

 上戸田の地は『風土記稿』に「戸田領十一ヶ村の本郷なり、古上下戸田及び蕨・塚越の四村を合せ戸田村と唱えしと云、されど正保の改に各村に載せたれば、分村せしは近世のことにはあらず」とある。 更には、上戸田の鎮守として稲荷社を挙げ「当村及び下戸田村の鎮守なり、故に両鎮稲荷と号す、本地十一面観音を安ず」と記し、江戸期には鎮守が、当社ではなく両鎮稲荷であったことがわかる。