久伊豆神社 | 埼玉県越谷市蒲生 | 旧・村社 |
---|
現在の祭神 | 大己貴命 [合祀] 宇迦之魂命・火之霊命・大山咋命・菅原道真・素賀大神・誉田別尊(応神天皇) |
---|
本地 | 十一面観音 |
---|
歴史
当社は『風土記稿』蒲生村の項に「光明院持にて村の鎮守なり、応永年中(1394-428)の鎮座と云」とあり、江戸期は当社の北東500メートルにある真言宗遍照山光明院が、別当を務めていた。信仰
大正時代までは、当社は「ほごのみや」呼ばれていた。 その由来は明らかでないが、「当寺記録」には、文化元年(1804)から当所大熊友助が発起願主となり、毎年正月元日に「本郷宮久伊豆宮社内」で氏子安全の護摩修行を行うようになったことが記されており当社が「本郷宮」を冠して呼ばれていたことがわかる。
また、同記録は、例祭について「毎年九月十九日鎮守久伊豆祭礼於社内ニ別当当社導師本地仏十一面之秘法一ヶ座修行シ之ヲ清蔵院地蔵院者前後讃理趣読誦シ法楽相勤尤氏子凡ソ百軒五組ニ相分リ当番ニテ諸供物等ソナヘル也」と記し、神仏習合時の様子を伝えている。