久伊豆神社 埼玉県行田市小見 旧・村社
現在の祭神 大己貴命・事代主命
本地 馬頭観音

「埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父」

久伊豆神社

  行田市小見935(小見字屋敷通)

歴史

 当社は小見村の鎮守であり、幕政期は村内の修験専蔵院が別当を務めていた。 往時「久伊豆社」と号し、社号額に「正一位久伊豆社」とあることから、卜部の宣旨があったものと思われる。
 文化十年の奉納額に「武蔵なる小見邨の鎮守、本地は馬頭観世音にして毎歳祭礼七月十九日也とききぬ、御□は本迹無二の誓約ならめと仰ぎ奉り得る、久伊豆の大明神も水草の外に余念の無き馬頭尊、癸酉夏六月廿四日、密宗八十二翁道本」と記してあるほか、専蔵院時代の記録はない