日吉社 | 石川県羽咋市粟生町 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 大山祇神・大山咋命 |
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本地 | 薬師如来 |
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日吉神社 粟生町
鎮座地 粟生町のほぼ中央、西側の高所にあり、東面する。 境内地162.97坪(神社明細帳)。
祭神 大山津美命・大山咋之命を祀る(神社明細帳)。
社名 もと山王宮・山王大権現などとyばれたが、明治になってから現社名に改称した。
社格 明治五年八月に村社に列せられ、明治四十一年には神饌幣帛料供進神社に指定せられた。
由緒 伝承によれば、粟生の草分けといわれる門左(又吉郎)が近江国より日吉の神を奉じ来て、この地に祀ったのが始まりだという。 明治十三年の神社明細帳では「当村開關の始祖又吉郎ト云者アリ、寛平元年(889)該氏信スル所ノ神霊ヲ奉祀ス、以還、産土神ト称シ崇敬奉ル」と記すところがある。そのような関係からであろうか、もと秋祭の宵祭りに神輿が門左(現保志場)家に一泊する慣行があった。 本地仏として薬師如来を奉祀してきたことは後掲する文化十一年(1814)八月の棟札によっても知られるところある。