香取神社 | 埼玉県北葛飾郡杉戸町倉松2丁目 |
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現在の祭神 | 経津主命 [合祀] 武甕槌命・天照大神・伊弉諾命・伊弉冉命 |
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本地 | 十一面観音 |
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香取社
本地十一面観音と云
歴史
当社の鎮座する倉松は、古くは蔵松とも書き、既に戦国期の文書にその名が見える。 地内にある延命院は、地蔵菩薩を本尊とする真言宗の寺院で、長享元年(1487)の開山と伝える。 この延命院は神仏分離まで当社の別当であり、現在もその名残で当社の拝殿には鰐口が掛かっている。
これらのことから、当社も江戸時代までには創建され、倉松の鎮守として祀られていたと推測される。 祭神は経津主命であり、『風土記稿』には「本地十一面観音と云」と載るが、現在、内陣には厨子に入った香取大明神像が安置されているだけで、本地仏の姿は見えない。