八幡神社 徳島県鳴門市撫養町木津 旧・郷社
現在の祭神 大物主命・猿田彦命
本地 不動明王

「鳴門市史」下巻本編

鳴門市域における神仏分離の状況[LINK]

 もともと金毘羅大権現は、長谷寺が開創されたのちに長谷寺の境内に勧請されたものであり、長谷寺が管理運営してきたものである。 従って参道も共通であれば、その参道に沿って他の仏堂や社も配置され、全く不可分の関係にあった。
[中略]
 分離令によって、社頭に祀っていた本地仏の不動明王や大般若経典は寺の方に引き取ったが、土地の分割は、双方が納得できる方法を見出すことは不可能であった。 それまで、長谷寺の本尊十一面観世音菩薩を祀っていた観音堂は山の中腹にあって、金刀比羅神社と左右に並ぶような状態にあった。 従ってここに通ずる参道も一緒であれば、山門も一緒である。 もし一方を有利にすれば、他方は必ず不利に追いやられる。 そこで協議の結果、山の中腹から上を神社側に、麓の方を長谷寺の所有とし、境内の東の部分を神社のものとし、西の方を寺有地とした。