子安神社 埼玉県行田市下池守 旧・村社
現在の祭神 木花咲哉姫命
本地 子安観音

「埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父」

子安神社

  行田市下池守549(下池守字下屋敷)

歴史

 祭神は、木花咲哉姫命であり、内陣には赤子を抱く子安観音像を安置する。 また、文政五年に作られた神宝筥には柳澤源五左衛門英袁の名が記されており、中には子安玉、子安貝、子育て石が納められている。  『風土記稿』によると、天正十八年忍城攻めの時、この地は兵火をこうむり、社人は逃れる時神体を壺に納め土中に埋め、この上に柏の木を目印として植え、その後、元禄年中に至り像を掘り起し新たに社を建てたとある。 像の背に残る傷は埋める際、鍬が当たったためにできたものという。