久下神社 | 埼玉県熊谷市久下 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 大山祇神 [合祀] 軻遇突智命・市杵嶋姫命・火産霊命・天照皇大神・宇気母智命・品陀別命(応神天皇)・雷神・素盞嗚命・大山咋命・伊弉諾命・伊弉冉命・大物主命・菅原道真・鳴神・神直日命・罔象女命・天真一姫命・倉稲魂命 |
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本地 | 虚空蔵菩薩 |
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歴史
『吾妻鏡』建久三年(1192)の条に「是武蔵国熊谷久下境相論事也」として、熊谷直実とその一族である久下直光が将軍源頼朝の前で境界争いをしたことが記されている。 当地は、右の話に登場する久下直光の在所であり、自ら深く三島大神を崇敬していた久下直光は、その鎮守として地内に二つの三島社を創建した。 これが当社の始まりであると伝えられている。この二つの三島社のうち、荒川の近くにあったものは外三島、街道(中山道)の近くにあったものは内三島と呼ばれていたが、当社の母体となったのはこのうちの内三島の方である。信仰
『風土記稿』久下村の項にも「三島社吉祥院持、村の鎮守なり」と記されているように、当社は、江戸時代には地内にあった本山派修験の吉祥院の管理下にあり、本地仏として虚空蔵菩薩を安置していた。