熊野神社 埼玉県三郷市茂田井  
現在の祭神 家都御子大神・熊野夫須美大神・熊野速玉大神
本地 阿弥陀如来

「新編武蔵風土記稿」巻之三十二
(葛飾郡之十三)

茂田井村

熊野社

小名中組の鎮守にして、第六天稲荷の二座を相殿とす、 光明院の持、万治年中の勧請と云、 傍に庵あり、弥陀を安ず

「埼玉の神社 大里・北葛飾・比企」

熊野神社

  三郷市茂田井615(茂田井字中通)

歴史

 当社の創建は、新田の開発もかなり進展した万治年間(1658-61)に行われている。 『風土記稿』には「熊野社、中名中組の鎮守にして、第六天稲荷の二座を相殿とす、光明院の持(中略)傍らに庵あり、弥陀を安ず」とあるが、現在では相殿についての伝えはなく、また、藤右衛門の開基とされる光明院も既に廃寺となり、本地仏を安置していた庵も不明となっている。