熊野神社 | 埼玉県大里郡寄居町牟礼 |
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現在の祭神 | 熊野夫須美神・家都御子神・御子速玉神 |
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本地 | 薬師如来・観世音菩薩・地蔵菩薩 |
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熊野社
村の鎮守なり、 津嶋天王を相殿とす、 又薬師・観音・地蔵の三体を安ず、 村持
歴史
口碑によると、享保年間(1716-36)、当地の字台に住む小菅刑部なる修験が、紀州から熊野大権現を勧請し、日夜祭祀に励んだという。 この小菅刑部は、享保七年(1722)四月二十九日に当社境内において即身成仏したと伝えられる。 刑部の死後、地内の天台宗長昌寺が神仏分離まで神勤を行った。
祭神は、家都御子神・御子速玉神・熊野夫須美神の三柱で、『風土記稿』には本地仏として薬師・観音・地蔵を安置し、相殿には津島天王を祀るとある。