黒石神社 | 埼玉県比企郡鳩山町熊井 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 日本武尊 |
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本地 | 十一面観音 |
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黒石明神社
村の鎮守なり、 本地仏十一面観音を安ず、 妙光寺持
歴史
『明細帳』は祭神を日本武尊とし、由緒は「尊東夷征伐還御ノ還御休憩アリシト依テ勧請スト云、創建不詳、思フニ其頃村落未開ナリシモ尊ヲ勧請、未開土地モ開キ居民モ繁殖ニ至ヤ、因テ尊ヲ鎮守ト崇ムト右旧記ナシト雌モ古来人口ニ伝テ存ス」と記している。
また、『風土記稿』には「黒石明神社 村の鎮守なり、本地仏は十一面観音を安ず、妙光寺持」とある。これに見える別当の妙光寺は、熊井山不動院と号する真言宗の寺院で、開山竺翁が弘安九年(1286)に示寂したという。