大竹神社 | 埼玉県越谷市大竹 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 経津主命 [合祀] 木花開耶姫命 |
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本地 | 十一面観音 |
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歴史
当社は、元は香取社と称していた。 『風土記稿』大竹村の項に「香取社 村の鎮守なり、東養寺持」とあり、化政期(1804-30)には村の鎮守として祀られていたことがわかる。 その創建についての伝承はないが、村の開発が進められる中で勧請されたものであろう。 また、別当であった東養寺は、三野宮村一乗院末で聖徳太子山亀蔵院と号する真言宗の寺院で、当社の100メートル東に位置している。 開山開基などについては不詳である。
神仏習合時代の史料として、三面の懸仏がある。 一面は宝永元年(1704)銘の大日如来像懸仏(径25.2センチメートル)であり、また一面は享保十年(1725)銘の香取大明神の本地仏とされる十一面観音像懸仏で「東羪(養)寺現住法師照戒」の名が記される。 更に一面は享保十年銘の客人権現像懸仏で、同じく「東養寺現住法印照戒」の名が記される。