湯権現社    
本地 不動明王

「新編武蔵風土記稿」巻之百九
(多磨郡之二十一)

平井村

宝光寺

境内、凡四万坪、 小名塩沢にあり、 禅宗曹洞派、 甲斐国八代郡中山広巌院の末なり、 塩沢山と号す、
[中略]
湯権現社 境内、裏門の辺にあり、 不動の木像を神体とす、 前に出せし温泉鎮護の為に勧請する処なりと云、 鳥居に鹿湯大権現の五字を扁せり、 社前に石灯籠一基あり、 銘に武州多磨郡平井郷塩沢山湯権現宝前、従五位下溝口豊前守源信勝、貞享三丙寅年十一月如意日、溝口源左衛門と鐫す
宝光寺は東京都西多摩郡日の出町平井に現存
参考:鹿ノ湯