神明社 | 埼玉県春日部市粕壁 |
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現在の祭神 | 大日孁貴尊 |
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本地 | 雨宝童子 |
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歴史
社伝によれば、天明年間(1781-89。明和二年とする説もある)に地元の豪族九法四郎兵衛が分家をするために竹藪を開墾していたところ、土中から厨子に入った神体と鏡が出てきたので、祠を建ててそれらを祀ったのが当社の始まりであるという。 以後、当社は九法家の氏神として祀られてきたが、いつしか同家が絶えてしまったため、社地は名主の見川家の邸内の一部となった。
しかし、この出土した神体もいつのころか盗まれていまい、現在、本殿の内陣に安置されている像高22.5センチメートルの雨宝童子立像(天照大御神の本地仏)は、後年に作り直したものであるという。