白鬚神社 埼玉県鶴ヶ島市脚折町6丁目 旧・村社
現在の祭神 猿田彦命・武内宿禰
本地 十一面観音

「埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父」

白鬚神社

  鶴ヶ島町脚折1715(脚折字下向)

歴史

 社記に「天智天皇の御代、朝鮮半島の戦乱を避け一族と共に我が国に渡来した高麗若光王は、霊亀二年西武蔵野を賜り、高麗郡を設けて東国七ヶ国に居住する高句麗の人々1799人を集めた。若光王は日頃崇敬していた猿田彦命と武内宿禰を白鬚大神と称して高麗郡の中央に祀り郡内繁栄を祈り、また郡下に数社を祀る。当社はこのうちの一社」とある。
 社蔵の棟札に「白鬚大明神本地十一面観音七ヶ村惣社臑折大田谷針宮和田高倉大六道当所之鎮守・于時天正二甲戌年九月吉日」があり、広く崇敬されていたことがうかがえる。