菖蒲神社 | 埼玉県南埼玉郡菖蒲町菖蒲 | 旧・村社 |
---|
現在の祭神 | 奇稲田姫命 [配祀] 武夷鳥命 <鷲宮社>・大己貴命 <久伊豆社> [合祀] 誉田別命(応神天皇)・天児屋根命・倉稲魂命・金山彦命・弥都波能賣命・伊弉諾命・伊弉冉尊・速玉男之命・泉津事解之男命・菅原道真・迦具土命・菊理媛命 |
---|
本地 |
|
---|
袋田明神社
祭神は稲田姫命と云、 神体銅鏡にて本地薬師の像を彫れり、裏に寛文九年九月と見ゆ、 合殿に鷲宮・久伊豆の両社を置り、 吉祥院持、
末社 稲荷天神合社 雷電 大黒天 金毘羅秋葉聖徳太子合社
此の堂(吉祥院薬師堂)中に旧袋田明神の本地とも云ふべき掛仏と鏡との合体した如きものが三台ある。 即ち鏡台は木製で高さ二尺五寸、中央円鏡部の下には蓮台を現はし、上部は幣の形をして居る、円形の所に金板を押出型にて夫々薬師(袋田明神)、釈迦(袋田山鷲宮大明神)、地蔵(袋田山久伊豆大明神)の三仏像を表はし、周囲に「寛文九己酉年九月吉祥日、拝造吉祥院真慧」と刻してある。 [中略] 即ち之は一種の本地仏で掛仏の形を鏡の如く作つたものであり、江戸時代は袋田明神の本体であつたが、明治維新、神仏分離の際神社から吉祥院へ移したものである。