杉山神社 | 神奈川県横浜市緑区西八朔町 | 式内論社(武蔵国都筑郡 杉山神社) 武蔵国六宮 旧・郷社 |
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現在の祭神 | 五十猛命 [配祀] 大日孁貴命・素戔嗚尊・太田命 |
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本地 | 不動明王 |
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六の宮をは椙山大明神と申す。 本地は大聖不動明王これなり。 この明王は三界接領、悪魔降伏、生生にして加護の尊なり。
杉山社
村の東方にあり、上屋三間四方、内に小祠を置南向なり、社前に鳥居を立、 昔は西北両村の鎮守なりしが、今は当村のみなりと云、 北八朔村の小名に鳥居など云所あり、元此社の一の鳥居其所にありしといへば、西北一村なることは自ら知べし、 村内にて五石六斗の社領を附せらる、 祭年々八月朔日、此日を用るは村名によれりなど云、さもあるべし、 神体は不動の立像にして長一尺計、
別当極楽寺 新義真言宗、王禅寺村王禅寺末、願弘山蓮花院と号す、
[中略]
末社 八幡社 本社に向て左の方に祠を立、
宝生権現社 本社に向て右の方にあり、此神体いかなるものを祭りしや詳なることをしらず、
観音堂 向て左にあり、三間四方、十一面観音、木像にして長二尺ながり、
鐘楼 門を入て左の方にあり、明和五年の銘あり、後証に益なければ略す
Ⅲ 三宮以下
<六宮>
1 杉山神社。
5 中世における祭神は椙山大明神。 本地仏は大聖不動明王。
6 自性院(茅ヶ崎)、正福寺(新吉田)、慈眼寺(中川町)、極楽寺(西八朔)