水角神社 | 埼玉県春日部市水角 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 素盞嗚尊 <八坂神社>・誉田別尊(応神天皇) <八幡神社> |
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本地 | 阿弥陀如来 |
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歴史
当社の覆屋内には、一間社流造りの本殿が二社あり、このうちの一社は古くからここに祀られている八坂神社で、もう一社は明治三十九年に合併された八幡神社である。 社格は共に村社であった。
八坂神社は元来、牛頭天王と称し、創建は『明細帳』に村の開発から数十年を経た「寛文二年(1662)三月」と載る。 その内陣には本地仏である享保三年(1718)十一月銘の阿弥陀仏金銅像のほかに、享保十二年(1727)十月九日付けの宗源宣旨が納められている。 往時の別当については、隣接して寺院が建っていたとの伝えがあるが、その寺名は既に忘れられている。
一方、八幡神社は、当社の北東400メートルほどの所に永喜寺と称する寺院と並んで鎮まっていたが、合併を機に本殿が移されてきた。 その内陣には、騎乗の八幡大明神像と、享保十四年(1729)正月二十七日付けの宗源宣旨及び宗源祝詞が納められている。