丹内山神社 岩手県花巻市東和町谷内 旧・郷社
現在の祭神 多邇知比古神
本地 不動明王

「御領分社堂」三

権現堂

谷内村
一 権現堂 三間四面萱葺 同[俗別当] 治五右衛門
  一 本尊不動権現 秘仏
  一 前立五躰 秘仏
  一 末社拾四躰 木仏
     内一 三躰 運慶御作 三面木像
      一 壱躰 同断 四面木像
      一 拾躰 作不詳 木仏
  一 舞獅子 壱頭
  一 仁王門 仁王弐体 運慶作木像 但長壱丈

「府県郷社 明治神社誌料」中巻

郷社 丹内山神社[LINK]

本社は何時の創建ならむか詳ならず、 何時の頃よりか、谷内権現とて不動尊を本地仏とし、大聖寺之を奉じたりき、 古老の伝には往昔神ありて、東晴山なる、赤子這山に出現し、自ら石を投じて其の落つる所に止らむと誓はれ、今の社地に鎮坐せられたりと、 此事素より、信ずべからざれども、和賀郷村志に云ふ所によれば、種内権現堂、再興五度の棟札あり、 中にも称光天皇の応永二十三年建立の棟札には、草創の由来を記したり、即ち其文に、
「承和之頃、弘法徒弟日弘侍者、奉一体不動尊来此処苅荊棘建権現堂、安置之云々、再興大檀那、前信濃守平時義、法名□義、別当、物部仲将源義実」とあり、是に據りて本社は応永以前の建立なることを知るべきなり