梅園神社 | 埼玉県入間郡越生町小杉 |
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現在の祭神 | 菅原道真 [合祀] 素戔嗚尊・白山姫命・健御名方命・少彦名命・事代主命・大山祇命 |
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本地 | 十一面観音 |
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天神社
社領二石五斗の御朱印を賜はる、 神体は円径五寸許の銅板にて、中央に束帯して坐せる神影を模せり、 本地十一面観音湛慶の作なりと云、 古棟札の存するもの数枚の内に、観応元年の札あるときは、古き創立なること知べし、
[中略]
末社 神明社 山王社 愛宕社 弁財天社 稲荷社
別当大泉院 本山修験にて西戸村山本坊の配下なり
歴史
当社の歴史を語る史料に十七枚の棟札がある。 このうち最古の物は、現在摩滅して解読できないが、『風土記稿』に「観応元庚寅年三月七日」と平安末期の年紀が載り、古社であることが知られる。 更に、古くは天満宮と称していたこと、別当は初め本山派修験岩峰山安楽寺が務めていたが、慶長ごろに大泉院に替わり、明治期に入って同院は復飾し神職となり手島と名乗るようになったことなどが分かる。。
[中略]
本殿には、天神座像25センチメートルを安置する。 なお『風土記稿』には「神体円経五寸許の銅板にて、中央に束帯して座せる神体を刻せり、本地十一面観音湛慶の作なり」とあるが現存しない。