『カラサワ堂怪書目録』

唐沢俊一(著)、唐沢なをき(イラスト)

学陽書房, 1999.12

光文社, 光文社知恵の森文庫, 2003.12

小説CLUB, 1996年9月号〜1999年9月号連載（連載時のタイトルは「脳天気本博覧狂気会」）

内容

• まえがき　B級古本コレクターができた日

• ケッペキーニョたちの未来世紀──全日本清潔生活クラブ編『私、もう吊革はつかまない』
• シュール感漂う素人本格(?)マンガ──貝塚やす子絵・日本電信電話公社保全局協力『ヤングでんでん』
• 魅惑の連続絵物語──『愛情生活』
• あなたのとなりの宇宙人──松村潔監修『私は宇宙人を知っている』
• 異形ほのぼの四コマ・マンガ──熊田プウ助『愛の世紀末劇場』
• 未来予測の結果発表──『ワルチン版大予言者』
• 博士のトホホな想像──若木重敏『2101年　ユング博士のバイオ大予言』
• 交通事故教育マンガ──福島県警察交通部監修・社団法人福島県指定自動車教習所協会制作『交通事故の爪跡』
• ナンセンス漫画に注目!──巖谷小波『明治のお伽噺』
• 春歌秋冬──私家版小冊子
• えっ、あの人がこんな本!?──川上宗薫『デッカクいこう』
• 変態・異常心理の時代──森田正馬『迷信と妄想』
• 文明開化は都々逸で──明治文化研究会編『明治文化全集・風俗編』
• ゴジラ＋ターザン≦力道山──並木鏡太郎監修『力道山の鉄腕巨人』
• 昭和犯罪史上最強の女!?──『人情講談』
• 猿社会を生きてきた男"猿渡"──『愛情生活』
• 世界一人気者のネズミの冒険!?──廣瀬しん平『ミッキー忠助』
• 月にいるのは誰?──ジョージ・Ｈ・レオナード『それでも月に何かがいる』
• エキゾティックでエロティックな国・日本──フリードリヒ・Ｓ・クラウス『日本人の性生活』
• 純朴なる海女の国はどこへ行ったのか?──Ｆ・マライーニ『海女の島《舳倉島》』
• この世で一番怖い漫画──日野日出志『地獄の子守唄』
• "異界"へと誘う怪俳優──『汐路章　日本個性派俳優列伝I』
• 傑作!　子供向け栄養学の本──川島四郎『僕らの栄養と食物』
• "プロレス・コップ酒・ストリップ……"──『週刊ファイト』
• 美女とホラーとアクションと──いばら美喜『黄金』
• 切り裂く名医たち──リチャード・ゴードン『世界病気博物誌』
• 素晴らしき健康法──丸山淳士・佐藤則幸『「脱パンツ」健康法』
• これが生きたアメリカン・ジョークだ!?──デイブ・スペクター『IT'S ONLY A JOKE!』
• "恐怖の大王"をもてなす極上中華料理──『犯罪科学別巻　異状風俗資料研究号』
• 涙香の"躍る大探偵"──黒岩涙香『涙香全集12』
• 俳句入門者たちに贈る罵倒の嵐!──阿部筲人『俳句　四合目からの出発』
• もうひとつの桃太郎の大冒険──尾崎紅葉『鬼桃太郎』
• ジェームズ・ボンド／JAPANに潜入す!──イアン・フレミング『007号／世界を行く』
• うれしい怪獣映画＆モンスター大百科──ジェフ・ロビン『怪物の事典』
• 明治の元祖グルメ本登場──村井弦斎『食道楽』
• 少女のための異常心理度テスト──『週刊マーガレット』
• あらかじめ失われかけた言葉たちよ──米川明彦編纂『若者ことば辞典』

• あとがき
• 文庫版あとがき　[光文社知恵の森文庫版のみ]

• トンデモ怪書録
• カラサワ堂怪書目録
• カラサワ堂変書目録

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