神社名 十二所神社
現在の祭神 国常立尊・国狭槌尊・豊斟渟尊・泥土煮尊・沙土煮尊・大戸之道尊・大戸之邊尊・面足尊・惶根尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊・天照大神・忍穂耳尊・瓊瓊杵尊・彦火火出見尊・葺不合尊・穂乃須勢理命・大山祇命
所在地 神奈川県横須賀市芦名1-21-26
風土記稿の記事

巻之百十(村里部 三浦郡巻之四)

蘆名村

○十二天社  蘆名郷の鎮守なり、 本社(二間四方)拝殿(三間に二間)等建続く、 神躰は古仮面なり、の如し、 例祭十一月十二日、 鎌倉建牙の頃は殊に崇敬あり 寿永元年八月御台所平産の祈祷として佐原十郎義連命を奉て当社に奉幣す、 同十三日右府誕生あり、 報賽の時神馬を奉納せらる、 かゝる古社なるを以、 御入国の時天正十九年十一月社領二本の御朱印を寄らる、
△末社 牛頭天王 若宮 金毘羅 稲荷
△地蔵堂 安産守護の本尊なり、故に帯解地蔵と号す、
△神主玉泉主膳 祖先は玉泉院と云修験者なり、 家に万治元年聖護院門主より金襴袈裟免許の証状を蔵す