神社名 鶴見神社
現在の祭神 素戔嗚尊・五十猛命 <杉山社>
所在地 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1
風土記稿の記事

巻之六十六(橘樹郡之九)

鶴見村

杉山明神牛頭天王相殿  海道より五十間程引いりて右の方にあり、 此村の鎮守なり、 此杉山神社は勧請の年暦も伝へざれど、 昔より此社にて毎年正月十六日の夕方、百姓等がうたひをどる明神の田祭うたと云ものあり、 殊に古風なるものにて関東の守護三島大明神といへることあり、 是らにても北條の頃の物たることしるべし、 その余には証とすべきこともなし、 例祭年毎に杉山の明神は正月十六日、天王は六月七日より十四日なり、 石鳥居を前に立 又木の鳥居もたてり
末社浅間祠 本社に向ひて左の方に山あり、黒ほくといふ石を以て積上たる小山なり、其の上に祠たてり 拝殿九尺四方 本社一間四方にて東向なり、
稲荷小祠 是は向て右にあり、
別当最勝寺 社に向て鳥居の外左の傍にあり、瑠璃山医王院と号す、天台宗にて同郡駒林村金蔵寺の末なり