Middle Earth the Wizard

最新版保有カードリスト

指輪物語の世界を再現したカードゲームです。プレイヤーはサウロンと戦う自由の民を支援するために派遣されたWizardの一人となって、中つ国の自由の民たちを使って他のウィザードと競い合いながら、目的を達成します。

目的は一つの指輪を見つけ出して破壊するか、影響力を行使して自由の民をまとめあげて軍団を組織するか、になります。

世界には聖域が4ヶ所あります。裂け谷、ロリアン、エゼルロンド、灰色港です。聖域以外の各サイトは、4つの聖域のどれかを最寄りの地点として指定されています。

ルール上、出発点は聖域の1つ裂け谷からとなっていますが、手持ちのロケーションカードが聖域の1つ、ロリアンの周辺に集中しているため、ロリアンからの開始とします。

ロリアンを最寄りの聖域とするサイト群(持っているやつだけ)
タイトル 種別 drow プレイできるリソース オートアタック 備考
マイナー メジャー グレーター 金の指輪 情報 財宝
グンダバド山 闇の砦 2 2       オーク 8 ×2  
死者の沼地 闇の砦 2 3       アンデッド 8 ×2  
モリア 闇の砦 2 3     オーク 7 ×4  
アイゼンガルド 廃墟/棲処 2 2       狼 7 ×3  
アヤメ野 廃墟/棲処 1 1           アンデッド 8 ×1  
盗賊の隠れ家 廃墟/棲処 1 2         人間 6 ×3  
風の玉座 廃墟/棲処 2 2         オーク 7 ×3  
アモン・ヘン 廃墟/棲処 1 1           アンデッド 6 ×1  
踊る峰 廃墟/棲処 3 3   ドラゴン 11 ×2 ドラゴンの棲処
「ダエロミン」
はなれ山 廃墟/棲処 2 2   ドラゴン 14 ×1 ドラゴンの棲処
「スマウグ」
ヘンネス・アンヌーン 辺境の砦 2 2                
ミナス・ティリス 辺境の砦 2 2                 
鷲の巣 辺境の砦 1 1                
ロスゴベル 辺境の砦 2 3             治療効果は全員に及ぶ
東夷の野営地 辺境の砦 4 4                

裂け谷周辺のサイトは下の表のとおりです。少ないですね。

裂け谷を最寄りの聖域とするサイト群(持っているやつだけ)
タイトル 種別 マイナー メジャー グレーター 金の指輪 情報 財宝 オートアタック 備考
ブリー村 辺境の砦 1 1                
褐色人の部族砦 辺境の砦 2 2                
燈火台の廃墟 廃墟/棲処 2 2         クモ 8 ×2  
風見が丘 廃墟/棲処 1 1           狼 6 ×2  
エテン高地 廃墟/棲処 1 1           トロル 9 ×1  
ロスソス族のケルン 廃墟/棲処 2 2       アンデッド 8 ×2  
グラム山 闇の砦 2 3         オーク 6 ×3  
ゴブリンの裏門 闇の砦 1 2         オーク 6 ×3  

アイテムの発見は、自分の手札にあるアイテムを、発見可能なサイトでプレイするという手順を踏みます。プレイする際にはサイト固有のモンスターからの自動アタックを受けます。これに耐えてアンタップされていないキャラクターが、そのアイテムをプレイすることが可能になるわけです。プレイに成功すると、そのサイトはタップされます。そのままパーティが去るとディスカードされて、再度ゲームに登場できなくなります。サイトはカードの効果でアンタップされることもあります。

アイテムには、マイナー、メジャー、グレーター、金の指輪、財宝(Middle Earth the Dragonで登場)等の種類があり、許されているサイトでしかプレイできません。概していいものは危ないところで見つけられるわけです。


紳士録

名前 職業と種族 意思 影響 統率 ホーム 特徴
ラダガスト 武人/斥候/野伏/
交渉者/ウィザード
6/9     10   ロスゴベル 移動中に通過した原野の数だけドローできる
堕落チェックに+1
指輪物語に登場
ガンダルフ 武人/斥候/賢者/
交渉者/ウィザード
6/9    10   任意の聖域 タップして金の指輪をテストできる
堕落チェックに+1
ホビット、指輪物語に登場
サルマン /斥候/野伏/賢者/
交渉者/ウィザード
6/9    10   アイゼンガルド タップしてパランティアを使用できる
ディスカードパイルからスペルを拾える
指輪物語に登場
パルランド 武人/斥候/賢者/
交渉者/ウィザード
6/9    10   灰色港 自分の手札を1枚増やす
敵は表を向けてディスカードする
ボフール 武人 ドワーフ 4/7 2 0 0 青の山脈のドワーフ砦 対オーク時 武勇+1
集団への影響力チェック -1
堕落チェック -1
ホビットに登場
キーリ 武人/斥候 ドワーフ 3/8 3 0 1 同上 対オーク時 武勇+1
集団への影響力チェック -1
堕落チェック -1
ホビットに登場
ドーリ 武人 ドワーフ 3/6 1 0 0 同上 対オーク時 武勇+1
集団への影響力チェック -1
堕落チェック -1
ホビットに登場
グローイン 武人/交渉者 ドワーフ 5/7 5 2 2 同上 対オーク時 武勇+1
集団<青の山脈のドワーフ>に影響力+2
ドワーフとドワーフ集団に直接影響力+1
アンナレーナ 斥候/賢者 エルフ 3/8 3 0 1 エゼルロンド  
グロールフィンデル二世 武人/賢者 エルフ 8/9 8 2 3 裂け谷 エルフに対して直接影響力+1
エルラダン 武人/野伏 エルフ 5/8 4 0 1 裂け谷 対オーク時 武勇+1
ボロミア二世 武人 ドゥナダン 6/7 4 1 1 ミナス・ティリス 堕落チェック -1
集団<アノリアンの兵>に直接影響力+2
ファラミア 武人/野伏 ドゥナダン 5/8 5 1 2 ヘンネス・アンヌーン 集団<イシリアンの野伏>に直接影響力 +2
ベレタール 武人/野伏 ドゥナダン 5/8 5 1 2 ブリー村 集団<北方の野伏>に影響力+2
アラゴルン二世 武人/斥候/野伏 ドゥナダン 6/9 9 3 3 ブリー村 集団<北方の野伏>に影響力+2
除去されると統率力 -3
エオメル 武人/野伏 人間 3/8 3 0 1 エドラス 集団<ローハンの騎士たち>に影響力+2
ガン=ブリ=ガン 斥候/野伏 人間 2/9 5 2 2 ドルアダン森 ウォーゼの集団に影響力+2
ペアス 野伏/交渉者 人間 4/7 4 1 1 褐色人の部族砦 集団<褐色人>に対して影響力+4
対ナズグル時 武勇+5 & ナズグルの身体1/2
弓の達人バルド 武人/斥候 人間 3/6 2 0 0 湖の町 集団<北ヴァニオンの兵>に影響力+2

悲しいことにホビットキャラクターがいません。ドワーフは人付き合いが悪くて堕落しやすい性格なんですね。

武のa/bは武勇/身体です。a+修正+賽の目(2d6)がストライクの武勇より大きければ撃退。同じで回避。小さいと命中となります。命中したらさいころを振って、身体より大きな値がでると死亡となります。武勇が大きいほど撃退しやすく、身体が大きいほど死ににくいことを表します。

意思力は、上位のものがどれだけ影響力を消費するかを表します。パーティのイニシャル影響力は+20です。影響力が大きなキャラクターは意思力の小さなキャラクターを従者にできます。従者の意思力はイニシャル影響力を消費しません。
例: ガンダルフ(影響力+10)がアラゴルン二世(意思力8)を従者にすると、パーティの意思力は8減ります。それだけ影響力が余るので他のキャラクターをパーティに参加させられます。アラゴルン二世も影響力を3持っているので、たとえば<弓の達人バルド>や<エオメル>を従者にすることができます。

統率力は支配している間に獲得する統率力を表します。


リプレイ

ソロのリプレイです。初期パーティを手持ちのキャラクターから選びます。4枚選びました。マイナーカード2枚をキャラクターに与えてもよいので、エルラダンに「エルフのマント(タップすることで原野をソースとするストライクを回避することができる)」を与えます。薬草を誰かに持たせればよかったのですが、やりませんでした(甘く見ていた(^_^;))。選ばなかったキャラクターの一部とリソースカードを合わせてプレイデッキとしてシャッフルします。

通常プレイでは手札は8枚ですが、ソロプレイの場合は5枚です。5枚引いて準備完了です。パーティの脇には現在位置を表すロリアンのサイトカードを置きます。

エルラダン(エルフの武人)、エオメル(人間の武人)、ペアス(人間の交渉者)、アラゴルン二世(ドゥナダンの武人、王族の末裔)の4人でロリアンから開始します。まずは旅の仲間をプレイして、パーティメンバーの武勇値に+1、堕落チェックに+1できる体制を作ります。旅の仲間は永続イベントで、パーティのメンバーが変動するまで効果を発揮します。

ロリアンからグンダバド山に向かいます。ドロー数は自分2、敵2です。ソロルールでは敵を2倍して+2するので、障害カードを6枚引きます。これを可能な限りうまく使います。

道中でワーグ(名前付きの狼 9/- 2ストライク)が襲ってきました。エルラダンとアラゴルン二世が迎撃します。タップを避けてそのまま受けるため武勇は-3されます。エルラダンの武勇は5-3(ノータップ)+1(旅の仲間)で3。8-3の5以上出せばOKです。ダイスは7で撃退しました。アラゴルンもタップをしません。武勇は6-3+1で4。ダイスは8で撃退しました。全ストライクを撃退した場合、その統率ポイントはパーティのものとなります。
続いてオーク見張り隊(オーク 9/- 3ストライク)が襲ってきます。エルラダンと、ペアスと、アラゴルンが迎え撃ちます。エルラダンとアラゴルンは一か八かのタップ無しで(←馬鹿(笑))撃退します。ペアスはタップして受け、4+1で6を出して撃退しました。この統率ポイントもパーティのものになります。
最後にオーク巡邏兵(6/- 3ストライク)が襲ってきます。エルラダンとエオメルとアラゴルンが迎え撃ちます。エルラダンとアラゴルンはノータップでうまく撃退しましたが、何も考えずにタップさせなかったエオメルは3-3+1でダイスに4を出して、打撃を受けます。身体チェックには成功して負傷状態になります。

なんとかグンダバド山に到着します。ここで捜索を行い、ゴンドリンの剣(メジャーアイテム 武勇+2, 堕落+2)をエルラダンでプレイしようとします。グンダバド山は影の砦です。オークの自動アタック(オーク 8/- 2ストライク)が発生します。ここで、障害として手札に残って最後に使える(パーティサイズまでしか妨害できない。4人パーティで4回、襲撃カード3回で残り1回)妨害カードの奮い立つ下僕たち(影の砦、闇の砦の自動アタックの武勇に+3)をプレイします。オークは+3されて11/- の2ストライクになりました。洒落になりません。

アラゴルンとエルラダンが迎え撃ちます。原野がソースの攻撃ではないので、エルフのマントは使えません。まともに戦う必要があります。二人ともタップして受け止めます。なんとか2名とも耐えぬきました。7と6で11ですから、4以上と5以上の賽の目があればよいのです。タップしないと-3されるので7以上8以上と、いきなり苦しくなります。2D6のシステムなので、賽の目は均一ではありません。自動アタックを撃退しても統率ポイントは入りません。アタックは撃退したものの、アンタップ状態のキャラがいないので、ゴンドリンの剣はプレイできませんでした。エオメルがケガをしただけ損でしたね(笑)。

次のターンです。アンタップフェイズにエオメル以外は全員アンタップします。薬が無いためエオメルの治療は聖域でしかできません。負傷したままです。パーティはしつこくゴンドリンの剣をプレイしようとします。移動が無かったため、妨害カードも自分の手札にも変動はありません。8/-のオークの攻撃なら、アラゴルンとエルラダンがノータップで迎え撃てるでしょう。6(5)+1-3=4(3) 8-4(3)で4(5)以上で無事、5(6)以上で撃退です。うまく撃退できました。エルラダンがゴンドリンの剣を入手しました。これでエルラダンの武勇は7になりました。統率ポイントも+2です。

ただし、エルラダンのエルフのマント(1)とゴンドリンの剣(2)で堕落ポイントが1+2の3になりました。堕落チェックに失敗すると、ディスカードされてしまいます(プレイデッキが枯渇したらシャッフルし直すので、しばらく行方不明になるわけです)。ひどく失敗したらゲームからのぞかれます。堕落して自分の世界に入ってしまい、戻って来ないわけです。

次のターンです。エオメルは負傷したままです。ロリアンに戻ります(移動は、サイトと聖域の往復となります)。ロリアンに移動する際のドロー数は自分2、敵2です。障害カードを6枚引きます。道中の辺境の砦で襲撃者(人間、10/- 2ストライク 目標は攻撃側が選ぶ)に襲われます。目標は弱いエオメルとペアスです。ペアスはタップして凌ぎました(4+1=5 10-5で5以上の目でOK)。エオメルは負傷していて-2です(3-2+1=2 10-2で8以上が必要ですが6で失敗です。さらに負傷したエオメルは、身体チェック8以上のところ負傷しているから-1で7以上でOKになんとか成功して生き残りました。
さらに原野でオーク戦闘団(オーク 4/- 5ストライク)の攻撃を受けます。全員に1ストライクとエルラダンに追加で1をあて、武勇に-1します。エルラダンに心の疲れをプレイして武勇に-1します。しかしオークは弱すぎました。全員ノータップで撃退しました。エオメルでさえ撃退です(笑)。統率ポイントを2獲得です。

これで無事ロリアンに到着しました。ここまでの統率ポイントは、アラゴルン以外のメンバーが1で+3、アラゴルンは有名人なので一人で+3、ゴンドリンの剣で+2、撃退したカードによる襲撃が3件で各1ポイント+3です。合計11ポイントを獲得しました。

ロリアンでの開始です。エオメルは治療されましたがアンタップ状態です。前回の移動でイシリアンの野伏とガンダルフをドローしていたので、ガンダルフをロリアンに登場させます。そしてパーティに参加します。おっとパーティが変化したため「旅の仲間」の効果が消えてしまいました。

移動先はイシリアンの野伏を活用するためにヘンネス・アンヌーンに決めました。
障害カードを6枚ドローします。移動中の妨害です。夜の扉を出します(妨害の効果が増す)。さらに凶年の冬を出します。途中のパスの環境が悪化し、自動アタックすら発生し得るようになりました。さらに「創造の誘い」がガンダルフにかかります。聖域に入る度に堕落チェックを要求され、堕落ポイントも+2されます。

最後に巨人の襲撃(巨人 13/- 1ストライク)が発生します。パスに原野を2つ必要とする巨人です。これをエルラダンが受けます。さくっとエルフのマントをタップしてやり過ごしました(笑)。本人はタップしないので、非常に有り難いですね。原野をソースとするストライクだけをやり過ごせます。

かなりひどい道中でしたが(途中のパスが原野、辺境の砦、自由の砦、原野の4個から原野、原野、辺境の砦、原野に化けました)ぶじヘンネス・アンヌーンに到着しました。辺境の砦のはずのヘンネス・アンヌーンですが、凶年の冬のおかげで狼の自動アタックが発生します。アラゴルンが野伏の集団との交渉に入ります。狼の攻撃(狼 7/- 3ストライク)はアラゴルン、ガンダルフ、エルラダンがノータップで撃退しました。続いて交渉のさいころです。アラゴルンの影響力が3で、野伏のドゥナダンへの好感度で4。基本交渉値が8なので、4以上出せばOKです。11を出してイシリアンの野伏はプレイヤーの影響下に入りました。統率ポイント+3を獲得です。

次のターンはロリアンに戻ります。アンタップ時に、久しぶりにエオメルがアンタップ状態になりました。出発時、誘拐者(人間 10/- 1ストライク)がヘンネス・アンヌーンで襲ってきました。エルラダンがタップして撃退します。統率ポイントも1獲得です。続いて狼(狼 8/- 3ストライク)が襲ってきました。ガンダルフとアラゴルンとペアスが迎え撃ちます。何も考えずに全員タップしてしまったものの、撃退しました。統率ポイントを1獲得です。この後ガンダルフに「感覚の誘い」(堕落カード)が入ります。

ロリアンに到着しました。ガンダルフは「感覚の誘い」と「創造の誘い」のために堕落ポイントが4あります。彼自身が堕落ポイントチェックに+1の修正を持っているため賽の目3以上で堕落チェックは成功します。無事成功です。堕落カードを取り除くチャレンジも可能ですが、アンタップしていなければできません。今回ガンダルフは意味もなく戦闘でタップしたため除去を試みられませんでした(^_^;)。

ここまでの冒険で統率ポイントは+16になりました。あと4ポイントで一応のゴールです。

障害カードのデッキの構築と、自分のリソースカードの選択にミスが多くてなかなかプレイし辛かったです(^_^;)。MtGのように、デッキをどう組むかがミソですね。


戻る