同名のアメリカXTR社の雑誌の日本語版という位置づけでした。既に本家は潰れてしまいましたが、日本版は元気に刊行を続けています。末長く頑張ってもらいたいですね。ただ、最近は付録ゲームが弾不足になってきているようで、何じゃこりゃ的なゲームがラインナップに上がっています。これは以前からか(笑)。3,800円という価格に見合った付録ゲームをお願いします。現在の発行ペースは隔月です。
雑誌形状は過去に3回変更されており、1号から10号までは無線綴じ左開き、それ以降は37号まで無線綴じ右開きに、38号以降は無線綴じから中綴じになっています。形状が変わる雑誌はあっても、綴じ方向が完全に逆になる雑誌も珍しいですね(笑)。版形はずっと変形A4版です。
初期段階では付録ゲームが無いバージョンも売っていたため、初期のころは付録ゲームを所有していないものもあります。この頃のゲームは、ルールが完全とじ込みでマップとユニットが一緒にジップロックの袋に入れられていました。また、この時代は、なんと、普通の書店でも購入できました。書店でTACTICSが買え、デパートのおもちゃ売り場やおもちゃ屋でウォーゲームが購入できた黄金期の名残がありましたね。
付録ゲームの正体が全くわからないという独特のスタイルを取っていますが、実は前号の次号予告にゲームのタイトル等が記載されていることがある、ということがわかりました。
付録ゲーム
日露戦争:旅順攻略[Port Arthur: A Short, Victorious War(XRT)]
デザイナー:
日本軍の旅順攻略のゲームです。本家COMMAND誌の付録ゲームのライセンス品で、ユニット数120個、ハーフマップ1枚の規模です。スケールは1ターン1ヶ月の1ヘクス5マイルでユニットは旅団から師団です。ユニットデザインが悲惨の極みでげっそりします。マップは遼東半島を拡大したものです。
付録ゲーム
日本機動部隊[日本機動部隊(エポック)]
デザイナー: 鈴木銀一郎
エポックが出していた人気の空母戦ゲームの再版。1ターン:3時間、1ヘクス75kmのスケールで日本機動部隊が活躍した10の会戦を10のシナリオで再現する。シナリオ間はリンクされておらず、同一システムのミニゲームが10個収録された形となる。
付録ゲーム
Budapest'45(XTR)
デザイナー:
ソ連軍に包囲されたブダペストと、それを救助に向かうドイツ装甲部隊という結構燃えそうなシチュエーション。しかし、大戦末期ということでドイツ装甲部隊にはその力がなかった上に、悪天候と燃料不足のダブルパンチでした。本家COMMAND誌の付録ゲームのライセンス品です。1ヘクス2.5マイル。1ターン2日。1ユニットは大隊から軍団まで。カウンター数は264個。マップはフルサイズ1枚で、XTR恒例のノイズ乗せをしていません。ターントラックと勝利ポイント記録トラックと地形説明が印刷されています。スタック禁止、補給チェックがあります。CTRはオッズ式で、損害は損害分だけ戦闘力が減少する方式になっています。
戦艦の戦い(ヴァリアント)
各国の計画艦(未完成艦)のユニットが付属しています。日本の八八艦隊計画艦とアメリカ海軍のダニエルプランの計画艦が登場します。ソ連にはガングートが、ドイツにはH級戦艦があります。選択ルールに酸素魚雷も登場します。追加シナリオがBudapest'45のルールブックの中央にA3サイズ1枚(A4で4ページ)で挿入されています。
付録ゲーム
リング・オブ・ファイヤー[Ring of Fire(Moments in History)]
同名の箱入りゲームのライセンス品(オリジナルも持ってます)。第4次ハリコフ攻防戦を扱ったゲームで1943年8月3日〜16日の14ターンで構成されます。1ヘクス2km、1ターン1日。1ユニットは大隊から師団までで、航空機は述べ250機を表します。カウンター数は308個で、フルマップ1枚です。重なり合ったZOCだけが効果を持つというZOCリンクシステムを使用しています。戦闘フェイズは戦車戦、航空攻撃、地上戦闘というサブフェイズに分けられています。通常移動と戦闘の後、予備指定された部隊が移動、戦闘を行います。ルールブックはA4で16ページで実質は9ページ。シナリオは初期4ターンだけの「突破」シナリオと、全ターンを行う「フル」シナリオの2つです。
ドイツ国防軍には第3、第6、第7、第11、第19の装甲師団と大ドイツ、第10装甲擲弾兵師団が登場します。親衛隊はダス・ライヒ(帝国)、トッテンコップフ(髑髏)、ヴィーキング(バイキング)の各装甲師団が登場します。
付録ゲーム
第48装甲軍団の死闘[48th Panzerkorps(Pacific Rim)]
スターリングラード左翼、1942年12月7日から12日にかけてのチル川をめぐる攻防戦です。1ヘクス1マイル。1ターン12時間。1ユニットはドイツ軍で中隊から大隊、ソ連軍で大隊から連隊です。コンポーネントはカウンター数264個とフルサイズマップ1枚です。ゲームシステムはSPIの行動ポイントシステムを継承しています。スタックごとに移動力を消費して移動と戦闘を行い、流動的な戦闘を再現するには非常に適していると思われます。戦闘はファイアパワー式で損害は戦闘力を1づつ低下させる形です。
登場するドイツ軍は第11装甲師団、第336歩兵師団、アダム戦闘団、シュツンプフェルト戦隊、オーベルゲトマン戦隊、第7空軍地上師団です。
付録ゲーム
スカンジナビア電撃戦[STRIKE NORTH(XTR)]
スカンジナビア半島の戦いです。1へクスは32km、1ターンは1週間、ユニット規模は旅団から師団です。1943年ゲームと1940年ゲームができます。1943年ゲームは仮想戦で、ドイツ軍のスウェーデン侵攻(予定はあった)を扱います。1940年ゲームは史実通りのドイツ軍のノルウェー侵攻です。ユニットもチャートも両者は全く異なります。つまり、マップだけが共通の2in1というわけです。
付録ゲーム
ヒトラー帝国の盛衰(翔企画/オリジナル)
末期の翔企画がSSシリーズで出した戦略級のヨーロッパキャンペーンをデザイナーみずから改定したもの。ユニット規模は軍集団。カウンター数136個。1ターンは3ヶ月。マップはハーフサイズ1枚。
付録ゲーム
ゲティスバーグの戦い(XTR)
ゲティスバーグの戦いを扱ったCOMMAND誌の付録ゲームのライセンス品。1ヘクスは1/5マイルで1ターンは昼間で1.5時間、夜間で4時間となる。1ユニットは歩兵と騎兵が旅団を、砲兵が10-20門を表す。ユニットにはそれぞれ指揮官名が付いている。フルマップ1枚と187ユニットで構成される。スタック制限は3ユニットまで。戦闘はダイス2個で解決する。CRTは戦力差がカラムとなり、かなりブラディー。マップは非常に美しい。
モスクワ・オプション(XTR)
スモレンスク戦の後、ヒトラーが第二装甲集団(グーデリアン)に充分な補給を行い、モスクワ攻撃を実行していたらどうなるかという仮想戦(実際には第二装甲集団は南方へ旋回してキエフ戦を行った)。1ヘクス9マイル、1ターン1日、1ユニットは旅団か師団。ソ連軍ユニットには、攻撃力-防御力-移動力が記載されているが、ドイツ軍のユニットには部隊名称しか記載されていない。ドイツ軍の部隊は戦闘力記録シートで細かく記録をつける事になる。ハーフマップ1枚と187ユニットで構成される。マップはXTR社独特の少し暗めの色使いで、CTRと地形効果表とターンとラックが印刷されている。
付録ゲーム
アフリカン・キャンペーン[African Campaign(JEDOKO)]
非常に古い、シンプルなアフリカ戦線のキャンペーンを扱うゲームのライセンス品。1ターン1ヶ月。1ユニットは旅団から師団まで。ステップロスした部隊は補充ユニットを使用して再編成することができる。戦闘はオッズ式で、結果は戦場の移動(どちらが後退するか)とステップロス数で表される。マップは横に長いハーフマップ。規模とテーマからは実に面白くない展開を想像するが、CRTが流動的な戦場を表してくれそうな気がする。
付録ゲーム
大西洋の戦い[VICTORY AT SEA(JEDOKO)]
AHから出ていたWar at Seaの発展型。カウンター数192。マップはエリアに区切られており、ターン数は9。高度な抽象化で大西洋の制海権をめぐる戦いを行うゲーム。
付録ゲーム
ロシアンキャンペーン2[Russian Campaign 2(JEDOKO/AH)]
昔HJが日本語版を付けて輸入していたのはAH版。これはオリジナル版を出していたJEDOKO社が改良した製品のライセンス品。東部戦線のキャンペーンが行える。1ターン2ヶ月、1ユニットはドイツ軍が軍団で、ソ連軍が軍。カウンター数は264個。フルマップ1枚。破綻せずに東部戦線のキャンペーンが行えるとのことだが、やったことがないので詳細は不明。
付録ゲーム
死闘! 北方軍集団[Drive on Baltic(Moments in History)]
1944年7月から8月にかけての、ソ連軍のバルト海への突破攻撃とドイツ軍の反撃を扱う。1ヘクス6マイル、1ターン3日、ユニット規模は大隊から軍団まで。
グルンヴァルト1410(XTR)
チュートン騎士団最後の戦いを扱う。150ヤード、1ターン30分、連隊規模。ハーフマップ1枚。
付録ゲーム
フォートレス・ヨーロッパ(JEDOKO/AH)
昔HJが日本語訳を付けていたヨーロッパ要塞(6800円)の本家版のライセンス品。1ターン1週間。1ユニット大隊〜師団。カウンター数264個。フルマップ1枚。AH版は持っていたが、たいして面白かった記憶がない。果たして本家版はどうだろうか。
付録ゲーム
信玄最後の戦い(オリジナル)
信玄が上洛を企んだらどうなったかを扱う架空戦。カウンター264個。マップ1枚。謙信だったら母方のご先祖が絡んでいて少しは興味も湧くのだが、信玄ではほとんど興味がない(^_^;
付録ゲーム
ヨーロッパ・アト・ウォー(JEDOKO)
ヨーロッパをエリアマップにして闘う戦略級キャンペーン。カウンター264個。カット位置がズレて、ユニットが悲惨なのが残念。極度に抽象化されていてスケールすら判明しない。マップ1枚。
付録ゲーム
1940(GDW)
120シリーズの対仏作戦。初期配置から自由にできるためスイスを突破してフランスに攻め込む作戦も可能らしい。。ハーフサイズのマップ1枚とカウンター数が120個。
アルマの戦い(GDW)
120シリーズでクリミア戦争のアルマの戦いを扱う。こんなどマイナーなゲーム、誰がやるんだという気もする(笑)。ハーフサイズマップとユニット120個。
付録ゲーム
ベルリン総進撃[End of the Iron Dream(3W)]
鋼鉄の夢の終わりにというゲームのライセンス生産。英語名までRush on Berlinと付け替えられているのはいかがなものか。1944年6月(ノルマンディー戦)から終戦までをヨーロッパ全域で戦うキャンペーンゲーム。1ヘクス48マイル。1ターン半月。ユニット規模はドイツ及び西欧連合軍が軍団、ソ連が軍。カウンター数356個。マップはフルサイズが1枚。
付録ゲーム
日露戦争(エポック)
エポックが出していたシリーズの人気タイトルで日露戦争のキャンペーンゲーム。レックがデザインしたゲームは将棋のように定石が決まっており、非常に競技製の高いゲームとなってしまうためウォーゲームとしてはあまり面白くないと感じてしまうが、これは個人的な感想(笑)。人気は高いので、わたしの方が異端なのだろう。1ヘクスは10km、1ターンは1ヶ月、ユニットは旅団から師団。上級海軍ルールでは日本連合艦隊、ロシア極東艦隊、ロシアバルチック艦隊のユニットが登場する。カウンター数は198個。マップサイズはフルマップ1枚。
付録ゲーム
ロイヤル・ネービー[Royal Navy(Quater Deck)]
1ヘクスは夜戦で600ヤード、昼戦で1500ヤード。1ユニットは1隻で1ターンは夜戦で7.5分、昼戦で3分。カウンター数は96隻とマーカー108個。フルサイズマップ1枚。
付録ゲーム
バトル・フォー・チャイナ。ゲームが行方不明。
付録ゲーム
I am Spartacus(XTR)
エリア方式でローマ共和国末期の奴隷の反乱を扱う。クラッスス、ポンペイウス、カエサルが登場する時期の出来事。カウンター数240個。ハーフサイズマップ1枚。
戦艦の戦い(オリジナル)
以前販売していたもののユニットサイズをダブルサイズからノーマルサイズに戻し、ヘクスサイズも小さくしたもの。カウンター数240個。ハーフサイズマップ1枚。コンポーネントをオリジナルに戻しただけのもので、実質はオリジナル版と同等になっただけ。オリジナル版は結構有名なSalvo!というゲーム。
付録ゲーム
沖縄(3W)
WWW社のWAR GAMER誌の付録ゲーム。沖縄戦全体のキャンペーンゲームで非常に評判が良かった。1ヘクスは0.8km、1ターンは3日、ユニット規模は大隊。カウンター数は480個。マップはフルサイズが1枚。
付録ゲーム
1941(GDW)
120シリーズのバルバロッサ作戦。カウンター数120個。マップはハーフサイズ1枚。
ロボジッツ[Lobositz(GDW)]
フリードリッヒ大王のロボジッツの戦い。カウンター数120個。マップはハーフサイズ1枚。
付録ゲーム
D-DAY(翔企画)
翔企画が出していたSSシリーズの再録。カウンター数80個。マップはB3が1枚。
バルジの戦い(翔企画)
翔企画が出していたSSシリーズの再録。カウンター数80個。マップはB3が1枚。
付録ゲーム
ドイツ戦車軍団(エポック)
エポックで出していたドイツ戦車軍団の再録。陸戦ゲームの入門用の位置付けだった。エル・アラメイン、ダンケルク、ハリコフマップの3ゲームで構成される。マップは各1枚の計3枚。ユニット240個。
折り込みゲーム:オペレーション・ソレイス(XTR)
付録ゲーム
デシジョン・イン・フランス[Decision in France(Rhino)]
オリジナルよりも発行部数の多いライセンス版として異色のゲーム。ノルマンディー戦からフランス解放までを扱う。1ヘクスは8.5マイル、1ターンは3日で、ユニット規模は基本的に師団で400個。マップサイズはフルサイズが1枚。
折り込みゲーム: ポトマック川を越えて
付録ゲーム
ウクライナ大機動戦[The TIGERS ARE BURNING(3W)]
1943-1944年の東部戦線南部(キエフ、クルスク以南)の戦略級。1ヘクスは40マイル。ユニット規模は独軍が軍団、ソ軍が軍。1ターン1ヶ月。カウンター数120個。マップはハーフサイズ(A2)1枚。ドイツ装甲軍団とソ連戦車軍は戦車がシルエットで、ソ連親衛機械化軍はハーフトラックがシルエット。
第二次湾岸戦争[Back to Iraq: 2nd Edition(XTR)]: 1993年の初版を1998年にリデザインしたもの。作成当時に、数年後に起こるかもしれないとされていた仮想の湾岸戦争を扱う。1ヘクス17マイル、ユニット規模は師団。1ターンは2日、カウンター数104個。マップはハーフサイズ1枚。アメリカ陸軍、アメリカ海兵隊、クルド/スンニ・ムスリム勢力、クウェート軍、NATO軍、トルコ軍、イギリス軍、イラク軍、イラン軍、シリア軍が登場する。
折り込みゲーム:ハンバーガーヒル
付録ゲーム
北海道戦争(オリジナル): 色物
折り込みゲーム: オデッサ攻防戦
付録ゲーム
デストロイヤーキャプテン[DESTROYER CAPTAIN(Quater Deck)]
日露戦争から第二次世界大戦までの軽巡洋艦や駆逐艦、魚雷艇の戦いを扱う。1ヘクスは600ヤード、1ターンは3分。ユニット規模は1隻。カウンター数は88隻。その他マーカー類116個。マップは全面水色のフルサイズが1枚。イギリス海軍、アメリカ海軍、日本海軍、ドイツ海軍、スウェーデン海軍、スペイン海軍、イタリア海軍、ロシア/ソ連海軍、フランス海軍、オーストリア海軍、オランダ海軍の艦艇が登場する。
付録ゲーム
赤い夕日のナポレオン(オリジナル)
ナポレオン帝国末期の国内戦です。四方から侵攻してくる連合軍と必死でパリを守るフランス軍の戦い。
ダイナモ作戦(オリジナル):
付録ゲーム
砂漠の第8軍: クルセイダー作戦[8th Army: Operation Crusader(GDW)]
付録ゲーム
決戦! 関ヶ原[Shogun Triumphant(XTR)]
この号からグラフィックデザイナーが変わり、非常に渋い感じのマップアートとユニットアートになりました。ユニットはいま流行のシンボル兵士の絵が書いてあるものですが、イラストというよりは微妙に漫画チックになっています。
付録ゲーム
日露大戦争&ツシマ[1975,GDW、デザイナー: マークミラー]
オリジナルは独立した2つのゲーム。海戦ゲームと陸戦ゲームのミックスとなっており、両者をリンクしてプレイすることができる。デザインは古地図風に纏まっており、なかなかの雰囲気。海戦はRPGのトラベラーの基本戦闘と同じく距離線を用いる。双方が接近、離脱を選択して砲撃戦を行う形である。
付録ゲーム
第二次ハリコフ戦[Turning the Tables, ディルク・ブレネマン]
信州制圧[オリジナル]
付録ゲーム
独ソ電撃戦(エポック)
1942(GDW)
付録ゲーム
Koria'95(Pacific Rim Publishing)
付録ゲーム
南北戦争:アンティータムの戦い[Antietam(XTR'93)]
付録ゲーム
ウクライナ'43(GMT)
付録ゲーム
ウーグモンと河井継之助ー最後の賭け(オリジナル)
付録ゲーム
Tigers in the Mist(GMT)
エリア制のバルジの戦い。
付録ゲーム
Murmansk'41
ムルマンスク戦線のゲーム。おそらくオリジナル。
付録ゲーム
オンスロート
ノルマンディーから翌年3月までの主にフランスでの戦い
付録ゲーム
Yom Kippur:第4次中東戦争(The Gamers)
付録ゲーム
ATS :Basic Game2 Streets of Stalingrad(Critical Hit)
クリティカルヒットのAdvanced Tobruk Systemでスターリングラードの市街戦を展開する入門ゲームの完全日本語版
付録ゲーム
カデシュの戦い(オリジナル)
古代エジプトの会戦
付録ゲーム
シチリア侵攻作戦(GMT)
付録ゲーム
真本信長公記(オリジナル)、文禄の役 〜秀吉最大の敗北〜(オリジナル)
付録ゲーム
ウクライナ'44(オリジナル)
ブダペスト'45のシステムを使ったコルスンポケットの脱出戦
Barbarossa: Army Group Centerの作戦研究連載
付録ゲーム
フィールド・マーシャル(どこかのライセンス)、浮野の戦い(オリジナル)
Barbarossa: Army Group Centerの作戦研究連載中
付録ゲーム
第一次世界大戦(オリジナル)、SS第三帝国(ほぼオリジナル)
Barbarossa: Army Group Centerの作戦研究連載中
付録ゲーム
セダン・キャンペーン(XTR)、korea 2005/2017(PRP)
セダンキャンペーンは普仏戦争のゲームで、Korea 2005/2017はVol.58 Koriaのアップデートキット
付録ゲーム
スモレンスク攻防戦(オリジナル)、マーケットガーデン作戦(オリジナル)
Vol.48のドイツ装甲軍団のシステムを使った続編に当たる作品群
付録ゲーム
モスクワ電撃戦(翔企画)、東海遊侠伝〜次郎長三国志〜(オリジナル)、Across the Dnepr(オリジナル)
付録ゲーム
ヴェリキエ・ルキ攻防戦(MiH)
T3システムで1943年1月のレニングラード方面のソ連軍の攻勢を再現
付録ゲーム
シンガポール陥落(オリジナル)
ブダペスト'45のシステムをアレンジして、日本軍のマレー電撃戦を再現
アジアンフリートの追加ユニットあり
付録ゲーム
天下強奪〜関ヶ原を越えて〜(オリジナル)
付録ゲーム
テムジンの戦い(オリジナル)、成吉思(チンギス)征西記(オリジナル)、ベルリン市街戦(オリジナル)
ベルリン市街戦はあまりの空気の悪さに気づいて感じて急遽追加した付録ゲーム
アジアンフリートの追加ユニットを人質にする作戦も平行して実施
付録ゲーム
ヒトラー電撃戦(Ludic)
ポイントマップで第二次大戦(マップに致命的なエラーがあり業界騒然(笑))
東部戦線仮想軍事小説「東方に戦風は吹く」(仮想戦記) 連載開始
付録ゲーム
パットン第3軍(SPI)
ヒトラー電撃戦の修正済みマップ添付(これにもエラーあり)
茶せんマゲ戦記 最終回
PCシミュレーション・ゲーマーズ 最終回
付録ゲーム
Second Front Now(XTR)、張鼓峰1938(オリジナル)
付録ゲーム
ブルー&グレー(SPI)
SPIの4 in 1ゲームを一挙4本とも付録に
付録ゲーム
ドイツ装甲軍団シリーズ第3弾 モスクワ'41
Panzer Korps 03: Moscow'41 - Operation Typhoon
付録ゲーム
ドイツ装甲軍団シリーズ第4弾 レッド・タイフーン
国際通信社が雑誌の付録ではなく独立タイトルとして発売しているゲームです。ほとんどが手ごろなサイズのゲームのライセンス生産品ですが、日本機動部隊2だけはオリジナルです。
このゲームはエポックが出していた同名のゲームの再版となる。オリジナルはユニットには数字しか書いていなかったが(これが嫌でどうしても買うことができなかった)、今回はユニットの中央に車両の絵かNATO式兵科マークが記入され、数値のレイアウトも変更されて同名のゲームの再版とは思えない出来となっている。残念なことに車両の絵がカラーになっているが、これが黒のシルエットならもっと締まってみえたのにと個人的には思っている。あとは、CRT(戦闘結果表)がカバー(コンポーネントをくるっとのり巻き状に巻く)となる厚紙の裏側に印刷されているが、これは縁がぼろぼろになりやすく非常に悪い選択だと断言できる。
ユニットスケールは小隊、1ターンは30分、1へクスは250mとなっており、PB(Panzer
Britz)とほぼ同じだが、1ターンの長さが30分と長く独特のシステムを持っている。移動すると撃たれ、生き残れば移動を継続できる。ただし、移動した新しいヘクスでまた撃たれ得る。生き残れば撃ち返すことも可能。この回数には制限がないため、はるか遠くから接近してくる敵戦車を88mmで撃って撃って撃ちまくることも再現できる。戦車は弾切れチェックがあるが、砲には存在しないため、開けた場所での対戦車砲と戦車の撃ち合いは史実通りに戦車に非常に不利になる。
以前にCOMMAND日本語版の付録になったゲームをベスト版として再版したもの。付録ゲームをかさ上げするために、マップがセミハードマップとなっており、非常に扱いにくくなっている。セミハードといっても薄手のユニットシートと同じくらいの厚みのコートされたボール紙に切れ目を入れて折り畳んだものであり、十分に厚い厚紙をベースに表にマップを、裏に黒い紙を張りつけたハードマップとは次元が違う。
1ヘクス500m、1ターン1時間、1ユニットはドイツ軍が中隊(ティーガー戦車だけは小隊)でソ連軍は大隊を表す。1ターンは1時間だが総ターン数は4ターンで8:30-11:30までの短期間の戦車戦を扱っている。部隊の活性化はチット引きで行われ、ドイツ軍は師団単位に、ソ連軍は軍団単位に活性化する。部隊が活性化する代わりに空軍部隊が登場することもある。とにかく4ターンしかないので慎重に行動を行う必要があり、かなり高度なゲームのようである。活性化順序や航空支援の登場タイミングが非常に重要となる(チット引きなのでここがランダム)ゲームのように見受けられる。
大昔HJから発売された同名のゲームを、デザイナーが改良して3W社から出したもののライセンス生産品。末期3W社からの発売だったため、オリジナルはコンポーネントが良くなかったらしいが、今回の日本語版は非常に美しい。ただし、マップ上の道路の線が細すぎて、進撃経路探索ゲームになるという話もある(笑)。初版ではドイツ軍が圧倒的に有利ということで評判が悪かったが(未完成との評価だが、ドイツの装甲部隊が強いのは個人的には楽しい(笑))、この版では改良されているらしい。
1ヘクス3.2km(2miles)、1ターンはAMターンが8時間、PMターンが16時間を表す。ユニット規模は中隊から旅団。機甲部隊は装備している戦車のシルエットが描かれている。ドイツ軍の機械化部隊は戦闘団を形成して戦う。
このゲームは現在もCOMMAND日本語版の本誌でフォロー記事が連載され続けており、さらに本誌の姉妹紙となるDouble Charge誌の第2号に非常に詳細なりプレイが掲載されている。この姉妹紙はDCと略されているが、個人的にはこの略号だと爆雷(Depth Charge)を思い出してしまう(笑)。「Double Chageには二重課金という意味も含まれており、一誌でまかなえる内容を二誌に分けて二重に金を取っているという意味がある」という意見も存在する。
XTRのWave of Terrorのライセンス生産。バルジゲームの傑作との評価。かなりのビッグゲーム。ヒストリカルノート等がルールブックの前方に配置されているため、初めて封を切ったときは、ルールブックが添付されていないのかと思ったりもした(^_^;
1ヘクス2.4km(1.5miles)、1ターンは24時間を表す。ユニット規模は全兵科とも大隊相当。ZOC、補充、退却の概念がなく、ターンシーケンスが独特なので最初は全くとっつけない(^_^;
ルールの量はさほど多くない。1ターンは2カプレットで構成される。1カプレットはドイツ軍セグメント、連合軍セグメントで構成される。各セグメントは、橋梁修理準備フェイズ、移動/戦闘フェイズ、移動/戦闘フェイズ、橋梁修理完了フェイズで構成される。移動/戦闘フェイズが2回繰り返されるのが特徴的。同一カプレットには移動と戦闘を1回づつしか行えない。戦闘を先にする場合は1カラムシフト分有利になる。
このゲームは3W社のSalvo!という有名な海戦ゲームの日本語版なのだが、パッケージを外から見ても(ジップロックだからまる見え)そのことが全く書かれていないというちょっと詐欺の香りがするいやらしいゲーム。ユニットは非常にきれいに仕上げられているが、原作のユニットも悪くない出来だった。オリジナルに比べると、ユニットがダブルサイズに巨大化したためへクスも巨大化していて扱いやすそうだ。Webでもオリジナルと表記してあるが、Avalanch
PressのThe Great War at Seaにデザインを似せて元のイメージを隠しているにしても、これはSalvo!であってオリジナルではない。
ヴァリアントユニットが本誌Vol.13に添付されたが、増刷した際に標準で添付された。
XTRの本家COMMAND Magazinの付録ゲームをコマンド日本語版の4号の付録にして、さらにそれに手を加えて別冊として再版したもの。
Avalanche Press社のThe Great War at Seaシリーズの1つ。U.S.Navy's Plan
Orangeのライセンス製品。アメリカ海軍の対日戦争計画(オレンジ作戦)のゲーム。フィリピンをめぐり日本連合艦隊とアメリカ太平洋艦隊が激突するという架空戦。シナリオ群の展開は、日本軍がフィリピンのアメリカ軍を奇襲する形で開始され、日本が敗れるというお約束のストーリーになっている。空中空母(飛行船)等が登場する。能動側が事前行動をプロットし、受動側がそれを迎撃するという形式で、索敵を行う。事前プロットに関しては、作戦ごとに異なる長さを指定されている。両者が遭遇したら艦隊戦が始まる。速力ごとに移動できるウエーブが決まっており(最も遅いもので1ターンに1ウエーブだけ、早いものは複数のウエーブで移動できるため、簡単に距離を詰められる)、ウエーブごとに砲撃力分だけさいころを振り、6が出たら命中する。命中したら命中箇所と砲の種類と装甲の種類を比較し、貫通したらその部位を破壊するという単純なもの。1ターンが終わると海戦は一時終了となる。
このシリーズの1904-1905は日露戦争の海戦を扱うが、そろそろ日本海海戦100周年記念だし、ライセンス生産してくれないものだろうか。
The GamersのSCS(Standard Combat Series)というシリーズで出されていたものにデザイナー(山崎氏)が独自に手を加えて日本語版として発売したもの。The
GamersのSCSシリーズは第2版になっているが、こちらは初版の物にデザイナー自身が手を加えたデザイナーズエディション。フルサイズマップ1枚、1ヘクス5.5km(3.5miles)、1ターン2日、ユニット規模は大隊から師団まで、カウンター数は528個。CTRはオッズ式で、攻防双方の損害はステップ数の損失で表す。ターンシーケンスは、補給判定、移動、戦闘、機動のフェイズを双方が繰り返していく。機動フェイズは機動能力を持つものを再び移動させる(オーバーランも可能)事ができる。ユニットに黄土色のカラーバンドが付いているものが機動能力を持つ。ドイツ軍ユニットが補給源に引く補給線の長さは無制限。ソ連軍は司令部ユニットの補給範囲にいる必要がある。ソ連軍の司令部ユニットはドイツ軍と同様の無制限の補給線を補給源に引く必要がある。補給切れユニットは攻防移が半減するが、それ以上の影響はない。
SCSとはかなりルールが変更され、プレイしやすくなっているようにみえる。SCSはOCSの簡易版のような妙に細かいルールが多いため、規模に比較して難易度は高めに感じる。
このゲームは、名前はエポックが出していた日本機動部隊を引き継いでいるが、中身はスケールからテーマまで全く異なるゲームとなっている。マリアナ海戦がメインテーマであるが、かなりの期間を連続して扱える(マリアナ会戦キャンペーンといった趣)。これは日本機動部隊がシナリオ間で連絡がない点が問題になったことに対する回答であろうか。日本海軍航空隊が練度を維持できていて、烈風が実用化されている場合のマリアナ海戦など、一方的な虐殺に終わらないようにかなり努力している。実際、ヒストリカルシナリオにおける日本軍は練度、規模とも悲惨の極みである。
架空シナリオには烈風を装備した日本海軍航空隊の精鋭がアメリカ軍を叩き落とすというお約束のものも含まれているが、これはこれで空しい(笑)。