2021年02月07日
最終更新 2025年03月07日
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PlayStation4版 現代大戦略2020 の初心者さん向け情報を整理してみました。
「現代大戦略2020のメモ」もあわせて参考にしてください。
ゲームの目的
取り返しがつかない要素
資金のかせぎかた
マイルストン
依頼一覧用の自分の軍隊を強くする手段
マップの戦闘に勝つコツ
高度階層について
ユニットデータの見方
揚陸のやり方
このゲームは特に目的はありません。
F-22をアンロックして飛びまわしたいとか、航空母艦でF-14を運用したいとか、 やりたいことがあればそれを目指すのもいいと思います。
「依頼一覧」の39本のミッションを全てクリアすると全てのユニットが購入可能になり、 簡単なエンディングもあるのでそれを目指すとか、トロフィーを全て獲得するなど、 お好みで目標を設定しましょう。
ただ戦争ごっこをしたいだけ、でもよいと思います。
新規にゲームを開始する時に、「部隊名」を決めますが、 これは開始した後は変更できません。
このゲームで取り返しがつかない要素は、これぐらいしか思い浮かびません。
司令部以外の全てのユニットは「依頼一覧」のマップをクリアしていくと、 いつか必ず商人の販売リストに現れるので、購入できるようにになります。
なので最初から保有しているF-15JやF-16が壊滅しても大丈夫です。
「依頼一覧」で自分のユニットを全て失ってしまっても、 「訓練施設」で資金をかせいで商人からユニットを購入できます。
ユニットを破壊され配置していた士官の疲労が100%になっても、 医療所で入院させると回復します。
優秀な士官を誤って解雇しても、 いつかまたその士官が士官雇用の一覧に戻ってくるのでその時に再雇用できます。
経験値をため育ててきたユニットが全滅するとショックが大きいというのはあります。
ターンごとにセーブして、 想定外のことがあったらロードしてやり直すようにしてもいいですね。
そうそう、オートセーブではありませんので、 マップをクリアした後などでセーブせずにゲームを終了するとマップをクリアしたという成果がなかったことになります。
やりなおせばいいだけなのですが、注意してください。
このゲーム固有のことではありませんが、 PlayStation Network の有料契約をしていると、 セーブデータをサーバへアップロードしてバックアップできます。
このときにアップロードとダウンロードを間違えると、 最新のセーブデータが古いもので上書きされてしまいます。注意しましょう。
「依頼一覧」のミッションを受けるために自分の軍隊を拡張していくには多くの資金が 必要になります。
簡単に資金をかせぐ方法があるので、 それをこちらの動画で紹介しています。
資金はこのような方法でかせぐようにして、 「依頼一覧」のミッションでは優秀なユニットをじゃんじゃん配備してはどうでしょうか。
たとえば安いけど防御が弱い「戦車駆逐車」タイプの兵器は購入せず、 高価だけど強い「戦車」タイプのみを購入しておき、マップに配備する感じになります。
このゲームは自由度が高すぎて、 何をどうすればよいのかさっぱりわからないと思います。
◆M1. 情報収集
大戦略が初めての方は次のようなマイルストンでステップアップしていくとよいでしょう。このサイトやYouTube の動画、 開発会社の電子解説書 でこのゲームのルールや遊び方について情報収集しましょう。
◆M2. 「訓練施設」の「基礎訓練1」で簡単に勝利できるようになる
チュートリアルの内容をもう一度復習したい場合は こちらの動画 などでふり返ってみてください。チュートリアルのあと、最も簡単なマップはこの「基礎訓練1」になります。
◆M3. 「訓練施設」の「基礎訓練2」で占領をマスターする
「訓練施設」メニューにあるマップは事前準備は不要です。 商人から兵器ユニットを購入しておいたり、 士官を雇用してユニットに配置しておく必要はありません。
索敵(視界を広げていき、敵を発見すること)を理解し、 部隊の移動と攻撃方法をマスターできるまで、「基礎訓練1」 を何度もやってみましょう。
都市からの税収もあるので、やればやるほどお金もたまっていきます。
ヘリコプターが補給車から補給を受けるためには、ヘリが「平地」や「道路」 にいる必要があります。これを確認してください。
ヘリの機数が減った場合、「空軍基地」に格納すると機数を「補充」できます。 これを確認しておいてください。
海に敵の揚陸艦と自分の護衛艦がいます。 敵艦船の捜索と攻撃手順をおためしできます。 敵は攻撃能力がないのでハープーンや127mm砲で海戦の練習ができます。
このマップは「ターン委任」でコンピュータに操作を代行してもらっても勝利できます。 (動画)
ターン委任を繰り返すと10ターンぐらいで勝利できると思います。 自分で操作した場合、それよりは早く勝利できるようになりたいものです。
オートSAVEではありませんので、 時々OPTIONボタンメニューからSAVE するようにしてください。
このマップの敵は「歩兵」なので、 どのユニットで攻撃するのが効果的かあまり考えないですね。
これはよくないので、 基礎訓練1をマスターできたら早めに次のマイルストンへ進みましょう。歩兵で建物地形を占領する手順をマスターしましょう。
◆M4. 「訓練施設」の「大地の臍(ヘソ)」で総合演習
色が赤い敵の「橋」は歩兵で占領し自分のものにすると渡れるようになります。
工作部隊で「架橋」や道路を「敷設」する手順も覚えましょう。
ときどきユニットの燃料を確認し、 燃料切れになりそうになったら補給車や都市に「格納」 して補給することを覚えましょう。
歩兵が歩いて移動すると遅いので、兵員輸送車に「搭乗」して移動しましょう。
歩兵や車両が攻撃を受け、機数が減った場合は「陸軍基地」に「格納」 して機数を補充しましょう。
次のマイルストンはこの「大地の臍」になります。 突然難しくなったと感じるでしょう。
M3 の次に取り組むちょうどよい難易度のマップがなく、仕方がないところです。
動画がありますので、よければ参考にしてみてください。まず自分の首都の場所と、敵の首都の場所を確認してください。
敵の首都へ向けて進軍していくことになります。
自分と敵に戦闘機が登場します。両軍とも戦闘機は2部隊で、性能も同じです。有利な状況を作れても撃破するには2部隊では力不足で難しい状況になっています。
離れると不利になるので戦闘機は集団で行動し、 うまく間合いをとって敵機を撃破できるように練習しましょう。
敵の攻撃で戦闘機の機数が減った場合は「空軍基地」に格納して機数を補充しましょう。
空中給油の手順を練習しましょう。
兵員輸送車による歩兵の輸送を練習しましょう。
戦車で敵戦車を撃破できるようになるまで練習しましょう。
中央にある「陸軍基地」の重要性を理解しましょう。 陸上ユニットの機数が減った場合、陸軍基地で機数を補充しましょう。
敵の首都を占領するか、敵を全滅させ勝利できるように何度も練習しましょう。
最初は敗北するかもしれません。 敵戦車を1部隊は撃破するとか、敵戦闘機を1部隊は撃墜する、 など自分で目標をたてて達成できるようになっていきましょう。
勝利できず、99ターンの時間切れで敗北することが続くかもしれません。
戦闘の勝率を高めていき、 その積み重ねでこのマップを勝利できるようになるまで練習しましょう。
マップの戦闘に勝つコツも参考にしてみてください。
敵にやられすぎて、このまま99ターンまで続けるのは苦痛だ、 という場合はOPTIONボタンのメニューからLOADで最後にSAVEした時点に戻るか、 △ボタンメニューから「撤退」で現在のマップを撤退敗北扱いで終了できます。
「撤退」しても、それまでに都市から得た税収はそのままもらえます。
コンピュータはこの状況でどのように戦うか。 「ターン委任」して操作をコンピュータに代行させてみると、 何か気づきがあるかもしれません。
5回目ぐらいで勝利できたらかなり優秀な人かもしれません。
一般的な人の場合、10回ぐらい試行錯誤すると勝利できるのでは、と思います。
このマップも、99ターンで敗北になっても結構お金がたまります。
今はあまりお金の使い道がありませんが、 「依頼一覧」を始めるとお金が必要になります。
「訓練施設」のマップは、そのマップに準備されたレンタルユニットで戦います。
商人から購入した自分のユニットを配備することはできません。M.4 までマスターできれば、 「依頼一覧 攻略順序の研究」 で紹介した攻略順序も参考にしてもらい、「依頼一覧」を始めてもよいと思います。
◆M5. 「訓練施設」の「Island Campaign」
もう少し自分の練度を高めておきたい場合は「訓練施設」の「Island Campaign」 あたりにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
自分と敵のユニット数が多くなることと、 敵の首都に到達するまでに多くの建物地形を占領していく必要があります。
輸送ヘリで歩兵や空挺部隊を空輸できます。
歩兵や空挺部隊が全滅すると一気に攻めにくくなります。全滅を避けて戦ってください。
コチラに動画があります。
「依頼一覧」のミッションをプレーする場合は、あらかじめ「格納庫」 メニューの「兵器購入」で商人から必要なユニットを購入しておきます。
◆士官を配置
さらに次のような準備をしたり心掛けておくことで、ユニットを強くすることができ、 有利になります。兵器ユニットにはデフォルトで「兵士」という人形が搭乗し、自動運転しています。
◆ユニットを「兵器開発」しておく
この「兵士」の代わりに、「士官」を配置することができます。 士官のスキルによってユニットが強くなり、戦闘が有利になります。
拠点メニューの「兵舎・医療所」→「士官雇用」で士官を雇用できます。
「本部施設」→「施設改築」メニューで「兵舎」を拡張することで、 最大150名の士官を雇用できます。
士官をユニットに配置するには、拠点画面の「本部施設」→「部隊編成」メニュー で□ボタンで「士官配置」モード(デフォルトでこのモードになっています)で行います。
一度アンロックしたらいくらでも購入できる兵器ユニットと違い、 士官はランダムドロップの厳選コレクション要素です。
筆者は最大の150名まで士官を雇用していて、 より優秀な士官が候補に現れた時は誰かを解雇して採用し、 どんどん入れ替えてます。
士官にも経験値がたまります。何度も「依頼一覧」ミッションに出撃させ、 レベルがカンストして「★」になるとニュータイプのように強くなります。
士官配置について解説した動画 があります。よければ参考にしてみてください。
士官は疲労するので、それには注意してください。 攻撃したり、攻撃を受けると士官の疲労率が上がっていきます。
移動のみにしておき、戦闘しないようにすると疲労は下がっていきます。
疲労が高くならないように注意しましょう。お金がかかりますが、メインで使うユニットは「兵器開発」しておくと燃料、 回避率、弾数、移動力、ECM回避が向上し、強くなります。
◆ユニットが全滅しないよう注意し、経験値をためる
購入費用や配備費用は変わりません。 これから購入するものは新しいスペックになりますし、 既に保有しているユニットにもスペックアップが反映されます。
よく利用すると思われる、「特殊部隊」「補給車」「工作部隊」 は最初からグレードAまで強化しておきたいものです。
「10式戦車」「心神F」「MV-22」など、 自分がよく使うものがあれば優先して「兵器開発」しておきましょう。
ユニットを兵器開発するというのは、 普通のゲームにおいて武器や防具を強化してレベルを上げることと似ています。
普通のゲームでは武器を強化するためには素材アイテムが必要だったり、 経験値がたまらないとできなかったりしますね。
現代大戦略2020ではお金さえあればグレードDからグレードAまで、 ささっとユニットを強化できちゃうんですね。
こんな簡単でいいのでしょうか。
筆者は自分が保有しているユニットは全てグレードAにしています。
「兵器開発」について解説した動画 もあります。よければ参考にしてみてください。
ユニットがダメージを受け、機数が減っていき、 機数が0 になるとそのユニットは消滅します。
◆耐久値の高いユニットをセレクト
商人から新しく購入できますが、ユニットの経験値はゼロからためなおしになります。
有利な戦闘を心掛けなるべくユニットがダメージを受けないようにし、 機数が減った場合は基地や首都に格納して機数を補充しましょう。
ユニットの全滅を回避して経験値を持ちまわしましょう。同じジャンルのユニットでも、耐久値が高いもの、低いものがあります。
歩兵ジャンルでは、「特殊部隊」や「戦闘工兵」の耐久値は2x10機で合計20です。
「歩兵」「工作員」「海兵隊」「山岳部隊」は1x10で合計10です。 歩兵ジャンルではなんと2倍の差があります。輸送ヘリでは「MV-22オスプリ」の耐久値は40あります。
戦闘機では「F-22ラプター」の耐久値は40あります。
主力戦車では「T-14アルマータ」と「チャレンジャー2TES」の耐久値は50ですが、 そのほかに40,30,20のものがあります。
なるべく40以上の戦車を採用したいものです。
ユニットどうしの戦闘を勝ち進めることでミッションを勝利できます。
◆間接攻撃を活用
戦闘に勝つコツは有利な状況で戦い、不利な状況を避ける、 これを繰り返すことと言えます。
有利な状況で戦うとはどういうことか、 不利な状況を避けるとはどういうことかを書いてみます。敵ユニットの隣ヘックスに移動して行う攻撃を直接攻撃といいます。
◆迎撃と奇襲で敵を削る
直接攻撃はほぼ必ず敵からも反撃を受けます。
敵から1ヘックス以上のすきまをはさんで行う攻撃を間接攻撃といいます。
例えば、F-2 戦闘機は3ヘックスの射程をもつミサイルを持っているので、 敵航空機の3ヘックス離れた位置から間接攻撃を行えます。
敵が射程3ヘックス以上のミサイルを装備していない、 または装備していても弾切れの場合、反撃を受けずに一方的に攻撃できます。
「火星14」は初心者救済の強力な間接攻撃ユニットです。
敵の陸上ユニットが固まっている場所に36ヘックス離れた場所から目標地点と周囲6 ヘックスに大ダメージを与えることができます。
「火星14」を使うと一気に楽になります。 使いすぎるとゲームがつまらなくなるので注意してください。
このような間接攻撃で反撃を受けずに攻撃すること、そのために、 「依頼一覧」用でしたら優秀な間接攻撃装備をもつユニットを優先的に購入するように意識してください。
さらに具体的に説明します。
「訓練施設」の「基礎訓練1」で、基本的に敵は歩兵ですが、 索敵していくと島の北端付近、港の隣にある小都市に敵の「司令部」があります。
この「司令部」は勝利条件と関係がありませんが、破壊してみましょう。
戦車や攻撃ヘリで直接攻撃するとダメージを与えられますが、 反撃によりこちらも少なくないダメージを受けます。
そこで間接攻撃を活用します。
駆逐艦「こんごう」の127mm砲は射程3ヘックスで、 敵の司令部は間接攻撃武装を持っていないので、反撃を受けず安全に攻撃できます。
75式自走榴弾砲や96式多目的誘導弾やMLRSも反撃を受けずに司令部を間接攻撃できます。
こうして被害を一切受けずに一方的に司令部を撃破できることを確認してみてください。敵ユニットを攻撃できるのは自分のターンだけではありません。
◆有利なユニットで攻撃する
敵のターンでも、 自分のユニットの迎撃範囲に入ってきた敵を「迎撃」で間接攻撃できます。
迎撃は間接攻撃装備で迎撃範囲に進入してきた敵を自動で攻撃することをいいます。 兵器特性で「迎撃」能力を持つユニットが迎撃を実行できます。
迎撃は主に敵の航空機やヘリをけずるのに活用します。
戦闘機では3ヘックスや4ヘックスの射程距離の対空ミサイルを持つ多くのものが迎撃能力を持っています。
F-22, F-35, F-15, FA-18, Su-33, Su-35, Su-57, MiG-31, 心神F, 心神A, ラファール, タイフーンなどたくさんあります。
S-300, ペトリオット, ホークなど、対空ミサイル車両も攻撃態勢に変形しておくと、 迎撃範囲の敵を自動で攻撃します。
駆逐艦や巡洋艦も航空機やヘリを迎撃できるものがあります。
迎撃特性のないユニットでも、 こちらのユニットに気づかず隣まで接近してきた敵ユニットを自動で攻撃することがあります。 これを「奇襲」といいます。
敵が来そうな場所で戦車で待ち伏せし、敵車両を奇襲するとか、 潜水艦で待ち伏せて敵の海上艦や潜水艦が接触してきたら魚雷で奇襲する、 というようにこの戦法を活用します。
迎撃も奇襲も敵からの反撃を受けないので一方的に攻撃できます。有利です。
うまく活用して敵の数を削り、 自分のターンでとどめを刺せれば効率よく敵を減らせます。例えば歩兵で戦車を直接攻撃してはいけません。 与ダメより被ダメの方が大きくなるでしょう。自殺行為です。
◆武装Pack 変更を活用する
じゃんけんでグーに強いのはパーですね。 戦争ゲームのユニットにも、 じゃんけんの「3すくみ」のような強い・弱いの組み合わせがあります。
いくつか例をあげてみます。
車両を攻撃する場合は戦車で攻撃しましょう。 もっといいのは、車両は攻撃ヘリ、攻撃機、 弾道ミサイル車両などで攻撃すると効果が大きくなります。
ただし、対空車両を航空機やヘリで攻撃するのは不利です。
対空車両は戦車や弾道ミサイル車両で攻撃しましょう。
敵のヘリは戦闘機や対空ミサイル車両や艦船で攻撃しましょう。
敵の戦闘機は可能であれば対空ミサイル車両や艦船で攻撃しましょう。
それができない場合が多いですが、 なるべく射程の長い対空ミサイルを装備した戦闘機を購入しておき、 それで間接攻撃しましょう。
心神F,心神A の対空ミサイル射程は5Hex です。
Su-35 は武装Pack 変更で射程6Hex のミサイルを装備できます。
MiG-31 は武装Pack変更で射程5Hex のミサイルを装備できます。
それらを保有していない場合でも、なるべく射程4Hex の対空ミサイルを装備できる戦闘機を採用しましょう。
海上の艦船を攻撃する準備としては潜水艦を配備するのがよいと思います。
強い武器を持つ敵ユニットでも、武器の残弾が0の場合は安全に攻撃できます。
ペトリオットなどの対空ミサイル車両を航空機やヘリで攻撃するのは自殺行為ですが、 同盟軍が被弾することでミサイルの残弾が0だったり、 移動形態でミサイルを発射できない状態は攻撃のチャンスです。武装を変更できるユニットがあります。
◆偵察する
多くの戦闘機のデフォルトの武装は対空ミサイルなどの対空兵器ですが、 「武装Pack」を変更すると車両を攻撃できる1000 ポンド爆弾や精密爆弾を装備できるものが多くなっています。
序盤は足の速い航空機同士の戦闘が多く、 順調に進めば早いうちに敵の航空機やヘリ部隊の多くを撃破できるでしょう。
そのままでは中盤、終盤で戦闘機は使い道がなくなってしまいます。
でも空軍基地や空港や航空母艦に「格納」ではなく「武装変更」で着陸・着艦すると、 次に離陸するときの武装Packを変更し対地攻撃装備に換装できるのです。
「依頼一覧」のミッションでは開始前の拠点パートで、 「本部施設」の「部隊編成」で□ボタンで「武装変更」モードに切り替え、 事前に武装Pack を変更しておくこともできます。
海戦を始める前に攻撃機の武装を対艦ミサイルにしておく、 といった準備で活用しましょう。
UH-1イロコイやMi-17ヒップHなど、武装Pack3 に変更するとなぜか移動速度が戦闘機なみの爆速になるユニットもあります。
(SWITCH版の現代大戦略2020評価版では、 Pack3変更で移動力値が異常に大きくなる設定は修正されているようです)
ユニットの能力は最大限活用したいものです。 武装Pack 変更の操作はぜひマスターしてください。
敵が見えてないと有利な戦闘をしたくてもできないですね。
◆敵ユニットの全滅を優先する
また、敵が見えてないと、 こちらが不利になる敵からの「迎撃」や「奇襲」を受けてしまいます。
偵察車両、防空レーダー、偵察機、早期警戒機、対潜哨戒機、 対潜ヘリを活用しましょう。
筆者の例ですが、陸上部隊は10部隊程度を師団としてまとまって行動させてますが その中に1部隊は偵察車両を入れています。 マップに2師団(合計20部隊)配備する場合は偵察車両を2部隊配備していることになります。
敵の航空機やヘリが多くS-300などの対空ミサイル車両を配備する場合は、 あわせて防空レーダーも配備しています。 防空レーダーはヘリを発見するための低空視界も広く、夜間100%なので夜でもレーダー性能が低下しません。目の前に敵ユニット(部隊)が3つあった場合、その3つを均等に攻撃するのではなく、 どれかを全滅させるように、特定の1ユニットを集中して攻撃しましょう。
◆孤立せず、まとまって行動する
このゲームはマップ戦闘中の「生産」がありません。 敵が30ユニットのところ、1ユニットを全滅させると敵は29ユニットに減ります。
このように各個撃破していき、 敵が20ユニットや15ユニットまで減るとかなり戦闘がラクになっているはずです。
優先攻撃目標としては、補給車などの弱いユニットや、 機数の減った弱ったユニットから狙いましょう。戦車が1部隊だけ孤立していると不利です。 敵に囲まれて逃げることもできず、袋だたきで全滅する可能性が高くなります。
◆占領しながら進軍する
また、孤立していると敵を攻撃しても全滅させられず、 敵は後方に逃げて基地で補充し10機編成にもどってしまうでしょう。
敵部隊を確実に全滅させることが重要です。 複数の部隊で連続して攻撃する必要があります。
そのためにも孤立せず、3〜4部隊でまとまって行動するのがよいでしょう。
敵を囲んで攻撃すると「包囲効果」ボーナスが付与され、 戦闘が有利になる効果もあります。燃料や弾は有限なので、補給が必要です。
◆地形効果を活用する
補給車や空中給油機で補給できますが、補給車の補給物資も有限ですし、 空中給油機は燃料を給油できますが弾を補給できません。
「空港」「空軍基地」「陸軍基地」「港」「海軍基地」「大都市」「工場」「中都市」 など、補給や補充を行える建物地形は全て占領しながら進軍したいものです。
戦況に応じて基地には配置フェーズに新しいユニットを追加配置することもできます。
細かい話ですが、「小都市」は弾の補給はできません。燃料だけの補給になります。
また、「大都市」はヘリを「格納」して燃料だけ補給できたりします。 こういったことも覚えておいてください。
建物地形を占領すると自分は戦いやすくなります。敵は戦いにくくなります。 これを積み重ねていきましょう。
敵の「空港」「空軍基地」を全て占領できると、敵は航空機を運用できなくなりますね。
歩兵系ユニットで占領を実施する場合、 目の前に敵がいる状態では容易に攻撃されてしまいます。
周囲の敵を一掃し、ある程度安全になってから占領しましょう。「山」にいる敵歩兵を攻撃すると、結構硬いと思いませんか。
◆陸上ユニットは「平地」で移動を完了しない
陸上ユニットについては、「平地」「林」「山」「藪」「小都市」「陸軍基地」 といった各種地形全てに防御効果が設定されてます。
「林」の防御効果は、陸上兵器の種類によって数値は異なりますが、 20%程度の回避率ボーナスがあります。
一方で「平地」や「砂浜」の回避率ボーナスは0%です。 つまり、陸上ユニットで移動して攻撃する場合、「平地」で攻撃するよりも、 その他のなるべく防御効果が高い地形で攻撃した方が戦闘が有利になります。
また、敵の戦車が「平地」と「小都市」にいてどちらを先に攻撃するか考える時に、 「平地」にいる敵を攻撃した方が有利な戦闘になります。
上記の地形効果のはなしに関連します。
◆弱い重要ユニットを守る
敵が現れそうな地域で陸上ユニットを移動させる場合は、 平地で移動完了することは避け、 なるべく回避率の高い地形で移動終了するようにしましょう。
敵のフェイズで敵に攻撃されるときに不利にならないように、 こちらの地形回避率が高くなるようにしたいですね。
筆者は「橋」や「仮設橋」で移動完了することも避けています。
敵攻撃機などに橋を破壊されユニットが水没消滅することを避けるためです。弱いけどやられると困る重要なユニットがあります。
◆ZOCを活用する(敵ユニットが進めない壁を作る)
歩兵系ユニット(「歩兵」、「特殊部隊」、「戦闘工兵」、「海兵隊」、 「山岳部隊」など)はやられると「占領」に支障します。
「補給車」や「空中給油機」や「補給艦」をやられると「補給」できなくなり、 前線でユニットが燃料切れ、弾切れで戦闘を継続できなくなります。
輸送系ユニット(輸送ヘリ、輸送機、輸送艦、揚陸艦、兵員輸送車など)をやられると 搭載しているユニットの機数が減ったり、いっしょに全滅してしまいます。
早期警戒機、偵察機、偵察車両をやられると敵の存在有無を把握できなくなります。
こういった支援ユニットは地味ですが、戦闘機や戦車だけでは戦えません。
裏方ユニットは最前線にはださず、 ちょっと後ろで強いユニットで守りながら進軍することを意識しましょう。例えば自軍の補給車がある場合に、 どうすればこれを攻撃されないようにできるでしょうか。
このゲームでは、敵のユニットに接するとそこで移動が終了するルールになっています。 これをZOC(Zone of Control)と言います。
このルールを応用して、敵の戦車が進めない横9Hex の壁を次のように戦車3部隊で構築できます。
「空」というのはユニットがいない地形を表現しています。
空 戦車1 空 空 戦車2 空 空 戦車3 空
もし敵の戦車が上から下へ向かって、「戦車1」と「戦車2」の間を通過しようとしても、 必ずどちらかに接触するので移動がそこで終了してしまいます。
つまりこの横9Hex の壁を敵戦車は通過することはできません。
このようにZOCで壁を作り、歩兵や補給車といった重要ユニットを敵から守ります。
上の図で、戦車が全滅したり、 弾切れになって敵を攻撃できなくなると壁はやぶられます。注意してください。 ◆依頼一覧のミッションを始める前に、自分の部隊を強くしておく「依頼一覧」のミッションの場合は開始する前に、 依頼一覧用の自分の軍隊を強くする手段 で紹介した準備をしておくと、敵より強いユニットで戦えます。 つまり戦闘が有利になります。
こういうことができないので、「訓練施設」のミッションは難易度が高いといえます。
このゲームのマップは平面ですが、高空、低空、地上、海上、 海中の5つのレイヤー(階層)があります。
レイヤーが異なる場合は同一のヘックスに自軍と同盟軍のユニットを重ねること (スタック)ができます。
階層 説明 ユニット例 高空 航空機の階層 F-16,KC-135,Su-27 など全ての航空機 低空 ヘリコプターの階層 UH-1イロコイ,AH-64アパッチ,MV-22オスプリなど全てのヘリコプター 地上 地上ユニットの階層 74式戦車,補給車,歩兵など全ての地上ユニット 海上 海上ユニットの階層 あたご,ニミッツ,おおすみ,補給艦など全ての海上艦船 海中 潜水艦ユニットの階層 そうりゅう,ラーダ,ロスアンゼルスなど全ての潜水艦 高度階層が違うと視界の扱いが異なります。
つまり、偵察車両は地上の視界は広めですが、高空視界は普通です。
対潜哨戒機は海中視界が広めですが、高空視界は狭めです。
それぞれの高度階層に応じた偵察手段が必要となります。
早期警戒管制機「E-3セントリー」の索敵範囲は「14/6/2/2/1」ですが、 このそれぞれの数値は高空/低空/地上/海上/海中の視界値を表しています。ユニットの搭載兵器も、敵の高度によって使い分けます。
例えば戦闘機「心神F」の武装は次のようになっています。
上の表を見ると、敵航空機を攻撃可能な武装は「高空」の命中率が0でない、 「AAM-4」「AAM-5」「20mmバルカン砲」の3種類あることが読み取れます。
武装名称 火力 回数 射程 高空 低空 地上 海上 海中 特性 攻撃 移動 メガ 破壊 補給 AAM-4 4 1 5 84 64 0 0 0 E全 直間 〇 0 ― 22 AAM-5 4 1 1 86 76 0 0 0 全 直 〇 0 ― 5 誘導爆弾 4 1 1 0 0 85 50 0 攻 直 〇 0 2 8 20mmバルカン砲 2 2 1 62 66 0 0 0 全 直 〇 0 ― 1
「誘導爆弾」は「高空」の命中率が0で、航空機の攻撃には使用できません。
また、「海中」の命中率は4つの武装全て0であり、 潜水艦を攻撃する武装は装備できないことが読み取れます。
拠点パートの「研究所」メニューにある「データベース」などで、 ユニットのデータを確認できます。
◆基本性能
兵器開発していないグレードDの「心神F」 を例にユニットデータのながめ方をつぶやきます。「心神F」の基本性能は次のようになっています。
(1)移動タイプ (2)搭乗タイプ (3)兵器タイプ (4)編成機数 (5)耐久力 (6)回避 (7)装甲 (8)価格 高空 ー 戦闘機 10 30 44 1 9000
◆索敵範囲と迎撃範囲
(1)移動タイプ 公式の電子マニュアルにある「移動タイプ」の説明は他の大戦略製品のコピペなのか、 少しおかしいようです。
補正すると次のようになります。
部隊の移動タイプです。「高空」「低空」「キャタピラA-C」「車両A-C」「歩兵A-C」 「海上A-C」「海中A-B」「ホバー」の17種類があります。 移動タイプによって、地形を移動するときに消費する移動力や、 戦闘時の地形回避率が異なってきます。
航空機の移動タイプは全て「高空」で、 どのような地形でも1Hexにつき移動力1を消費します。 移動力が13の場合、13Hex移動できます。
戦車などの陸上車両はキャタピラAとか車両Cとか、 足回りの種類によって様々な移動タイプがあります。 林や藪の走りやすさが移動タイプで変わってきます。 キャタピラCや車両Cは「浅い海」地形に進入できる水陸両用タイプです。(2)搭乗タイプ 「搭乗タイプ」は輸送系ユニットに搭載できる場合にどのような扱いで搭載されるか、 という種別です。
搭乗タイプがブランクの場合、空母や輸送機、輸送車両などにまったく搭載できません。
航空機の場合、「艦載機」と「VTOL」という搭乗タイプがあります。
「艦載機」は航空母艦の「艦載機」枠に搭載できます。 FA-18, Su-33, ラファールM,E-2C などが「艦載機」です。
ハリアーやF-35Bの搭乗タイプは「VTOL」です。 「VTOL」を搭載できる軽空母や揚陸艦に格納できます。
「重車両」に分類される主力戦車や自走榴弾砲などは「重車両」 を輸送可能な大型輸送機や揚陸艦、輸送艦に搭載して輸送できます。
大型の輸送ヘリは「歩兵」だけではなく、「軽車両」でも輸送できるものがあります。 同じ兵員輸送車でも「軽車両」タイプと「車両」タイプのものを比較する場合、 「軽車両」は歩兵を搭載した状態で大型輸送ヘリにそのまま搭載することができます。
「車両」タイプは搭載できないので、 同じ兵員輸送車でも「軽車両」タイプの方がより機動的に運用できる、 ということになります。(3)兵器タイプ 「兵器タイプ」はそのユニットの大まかな分類です。
他の航空機を攻撃する用途の「戦闘機」、車両や建物を攻撃するための「攻撃機」、 建物地形を占領する役割の「歩兵」、 発射形態に変形することで対空ミサイルで航空機やヘリコプターを迎撃する「対空ミサイル車両」といった多数の兵器タイプがあります。(4)編成機数 「編成機数」は1つのユニットが、最大何機で編成されるかを表します。 通常編成機数は10です。
攻撃されダメージを受けると機数か減っていき、 0機になるとそのユニットは消滅します。
対潜ヘリや偵察ヘリの編成機数は4機です。 偵察機、対潜哨戒機、早期警戒機、空中給油機、輸送機などの編成機数は1です。
弾道ミサイル車両には4機編成のものと1機編成のものがあります。
攻撃する時に1機編成の攻撃力はx1で、4機編成の場合はx4 になるので、 基本的に編成機数が多いユニットの攻撃力がより高くなります。
「火星14」は編成機数4の弾道ミサイル車両で非常に強力です。
(SWITCH版の現代大戦略2020評価版では、 火星14 の編成機数は1に修正されているようです。)
艦艇には「タイコンデロガ」や「あたご」のように、 4機編成のヘリなら搭載できるものがあります。
このような艦艇には、シーキングなどの4機編成の対潜ヘリは搭載できますが、 MV-22オスプリなどの10機編成の輸送ヘリは搭載できません。(5)耐久力 「耐久力」はユニット全体のHPです。
心神Fは10機編成の戦闘機で耐久力が30です。 これは1機あたり3のダメージを受けると機数が減り、 10機なのでユニット全体で30のダメージを受けると10機全てが破壊され、 完全に消失します。
他の性能が同等であれば、耐久力が高いユニットが強いことになります。
兵器タイプごとに耐久力が高い優秀なユニットがあります。
戦闘機では「F-22ラプター」は耐久力40です。他は30や20です。
輸送ヘリでは「MV-22オスプリ」や「CH-53スーパースタリオン」などが耐久力40です。
主力戦車では「T-14アルマータ」や「チャレンジャー2TES」が耐久力50です。
歩兵では「特殊部隊」と「戦闘工兵」が耐久力20で他は10です。
「ストライカーICV」は「軽車両」なのに、耐久力30の硬い兵員輸送車です。(6)回避 「回避」は敵の攻撃をかわす能力値です。高いほど優秀です。
「兵器開発」で「回避」値を大きくすることができます。
「回避++」スキルをもつ士官を配置することでも「回避」 値が向上し防御力が大きくなります。(7)装甲 本作では全てのユニットの「装甲」値は1です。
全部同じなので、意味はありません。(8)価格 商人から購入する場合の基準価格です。
10機編成の場合は10機の価格です。1機編成の場合は1機の価格です。
購入価格には「相場」というものがあり、 基準価格を中心として高くなったり安くなったりします。
「カール・ヘドマン」を「副官」に任命すると、 商人と価格交渉してくれるので兵器の購入価格が15%安くなります。
逆に「アドラ・ベルモンテ」が「副官」の場合は中抜きされるのか、 兵器購入価格が10%高くなってしまいます。「心神F」の索敵範囲と迎撃範囲は次のようになっています。
高空 低空 地上 海上 海中 (9)索敵範囲 4 4 3 3 1 (10)迎撃範囲 4 3 0 0 0
◆兵器特性
(9)索敵範囲 それぞれの高度階層ごとの、昼間に敵を探知できるヘックス数です。
夜間は昼間より索敵範囲が狭くなります。
「心神F」の「高空」の「索敵範囲」は4です。 4ヘックス以内にいる敵航空機をレーダーでとらえることができます。
(ただし、敵がステルス機の場合、さらに接近しないと発見できないことがあります)
「地上」と「海上」はやや索敵範囲が小さく、3ヘックスとなっています。
「海中」は1ですね。敵潜水艦の真上にいるか、 1ヘックス横にいる場合は潜水艦を発見することができてしまいます。
このゲームには偵察衛星はなく、視界の外にいる敵は見えません。 それを発見する能力を表す「索敵範囲」が大きいほど優秀なユニットになります。
偵察車両の「フェネク」は索敵範囲が「1/3/6/7/1」で非常に優秀です。
同じ偵察車両でも、「機動戦闘車」の場合は「1/3/5/6/1」となります。
「アルマータT-14」は索敵範囲が「1/3/4/3/1」もあり、 主力戦車の中でダントツに優秀です。
他の主力戦車だと、例えば「10式戦車」は「1/2/2/2/1」です。(10)迎撃範囲 敵が接近してきたときに、自動で開始する間接攻撃を「迎撃」といいます。
「心神F」は射程5の対空ミサイル「AAM-4」を装備しています。 高空の迎撃範囲が4Hexなので、敵が4Hex以内に接近してきた時、 AAM-4で迎撃します。
武器の射程範囲は5なのですが、 敵が5ヘックスまで接近してそこに停止した場合は迎撃が発生しません。
低空の迎撃範囲は3なので、 ヘリの場合は3Hex まで接近してこないと迎撃が発生しません。
「迎撃範囲」値は大きいほど優秀な兵器です。
Su-57 は「ステルス2」で「回避」56の優秀な戦闘機で「索敵範囲」は「5/4/2/2/1」 と広いのですが、 「迎撃範囲」は「3/2/0/0/0」でこの部分だけは「心神F」が優秀です。
「F-22ラプター」の迎撃範囲は「3/3/0/0/0」でやはり「心神F」が優秀です。
「心神F」の兵器特性は次のようになっています。
(11)兵器特性 ステルス3 夜間70% 迎撃 被補給空 破壊
◆搭載可能兵器
(11)兵器特性 それぞれのユニットが持つ機能、能力です。 ゲームの一般用語で言うとユニットのスキルです。
兵器特性のスロットは12個あります。 兵器特性をいくつ持っているかはユニットによってそれぞれ固定されています。
アイテムや兵器開発で増えたり減ったりすることはありません。「ステルス3」というのは、「心神F」はステルス機であり、 そのステルス性能は3Hex ということです。
もし敵のレーダー範囲にいても、3Hex まで接近されないと敵に発見されないことになります。
もっとステルス性能が高いユニットがあります。 F-22ラプターやF-35やSu-57は「ステルス2」です。
F-117はもっと高性能で「ステルス1」です。隣接されない限り、敵に発見されません。「夜間70%」というのは、夜間は索敵範囲と攻撃の命中率が70% に低下するという意味です。
高空索敵範囲は4なので、夜間は0.7倍の2.8になり、 3に届かないので夜間高空索敵範囲は2になります。
マップの昼夜は1ターンごとに変化し、奇数ターンが昼で偶数ターンが夜になります。
「防空レーダー」は「夜間100%」なので夜でもレーダーの性能が低下しません。「迎撃」は敵が「迎撃範囲」内に接近してきたときに、 自動で攻撃する能力があることを表します。
「(10)迎撃範囲」の説明も参照してください。「被補給空」は、KC-135 などの空中給油機に隣接すると燃料補給を受けられる特性です。
ほとんどの航空機には「被補給空」特性がありますが、一部の無人機など、 この特性を持たないものがあります。
VTOLジャンルに属するハリアーやF-35は「被補給車」特性も保有していて、 地面に垂直着陸して補給車から燃料と弾薬の補給を受けることができます。
歩兵ジャンルの「工作員」は「被補給車」特性がないために、 補給車から補給を受けることができません。「破壊」特性は、「破壊」機能のある武装で車両だけではなく、 建物地形や橋や道路を攻撃し、破壊できる特性です。 心神Fが保有する兵器特性は以上ですが、 その他の兵器特性としていくつかを下記に例示します。 「ECM」は敵のレーダー誘導兵器を妨害する特性です。 EA-18Gグラウラなどの電子戦機ジャンルの航空機がこの特性を持ちます。
「ECM5」の場合、半径5Hex にいる味方ユニットを敵のレーダー誘導ミサイルから守ります。
赤外線誘導のミサイルには効果がありません。「占領」は敵や中立の建物地形で「占領」コマンドを実行できる兵器特性です。
歩兵ジャンルの「歩兵」、「特殊部隊」、「戦闘工兵」、「山岳部隊」、 「空挺部隊」、「海兵隊」などがこの兵器特性を持ちます。「揚陸」は「浅瀬」や「橋」地形で搭載部隊を発進できる兵器特性です。
ワスプ、おおすみ、 アルビオンといった揚陸艦ジャンルのユニットが揚陸特性を保有しています。
原子力潜水艦オハイオは歩兵ジャンルのユニットを2部隊搭載できるのですが、 「揚陸」特性が付与されていないため、 「浅瀬」や「橋」で搭載部隊を発進できない残念な状態になっています。
その他の「兵器特性」については 公式電子マニュアルのp.22,23を参照してください。「心神F」は他のユニットを輸送できないので「搭載可能兵器」 の性能表示がブランクになっています。
ここだけ例を揚陸艦「ワスプ」に変更します。 「搭載可能兵器」は次のようになっています。
(12)搭載可能兵器 VTOL10 VTOL10 ヘリ10 ヘリ10 重車両10 ホバー1 ホバー1 ホバー1
◆武装
(12)搭載可能兵器 「搭載可能兵器」 は輸送ユニットが輸送可能なユニットのジャンルと搭載枠を表します。
下記のような表記パターンがあります。「VTOL10」最大10機編成までのVTOLジャンルユニットを1部隊搭載できます。
ワスプは「VTOL10」枠が2つあるので、VTOLを2部隊同時に搭載できます。
VTOL搭載枠はヘリの互換性があり、VTOL の代わりに、 この枠にヘリを搭載することもできます。
「ヘリ10」最大10機編成までのヘリジャンルユニットを1部隊搭載できます。
「ヘリ4」とある場合は最大4 機編成までの制限となるので注意してください。「重車両10」最大10機編成までの重車両ジャンルの陸上ユニットを1 部隊搭載できます。
「重車両」搭載枠は「車両」「軽車両」「歩兵」の搭載に互換性があり、 陸上ユニットを何でもこの枠に搭載できます。
「ホバー1」本作ではホバージャンルのユニットはLCAC のみです。 LCACは1機編成です。
「ホバー1」の搭載枠にLCACを1部隊搭載できます。
ワスプは「ホバー1」が3枠あるので、LCACを同時に3部隊搭載できます。
LCACもユニットを輸送でき、「重車両10」と「軽車両10」の搭載枠があります。
LCACに搭載するユニットも含めると、 ワスプは主力戦車などの重車両を4部隊輸送できることになります。
ワスプの搭載可能兵器に記載される搭載枠表記は以上ですが、 他にも下記のようなものがあります。
「艦載機10」ジェラルド・R・フォードやアドミラル・クズネツォフのような 航空母艦が持つ搭載枠表記です。
艦載機タイプの航空機を搭載できます。
「艦載機」搭載枠は「VTOL」「ヘリ」の搭載に互換性があります。 この枠に艦載機の代わりにVTOLやヘリを搭載することもできます。「心神F」は次のような武装を装備できます。
(13)武装名称 (14)火力 (15)回数 (16)射程 (17)高空 (18)低空 (19)地上 (20)海上 (21)海中 (22)特性 (23)攻撃 (24)移動 (25)メガ (26)破壊 (27)補給 (28)弾数(Pack1) (29)弾数(Pack2) AAM-4 4 1 5 84 64 0 0 0 E全 直間 〇 0 ー 22 3 4 AAM-5 4 1 1 86 76 0 0 0 全 直 〇 0 ー 5 3 1 誘導爆弾 4 1 1 0 0 85 50 0 攻 直 〇 0 2 8 0 1 20mmバルカン砲 2 2 1 62 66 0 0 0 全 直 〇 0 ー 1 5 3
◆武装Packによる性能変化
(13)武装名称 武装の名称です。 (14)火力 命中した場合に、敵ユニットに与えるダメージです。 値が大きいほど、強い武装です。
「火力+1」のスキルを持つ士官を配置すると、この値が1大きくなります。
火力4の武装の場合、+1で5になるので25%も攻撃力が大きくなります。(15)回数 1回の攻撃実施で何発発射するかという回数です。値が大きいほど、強い武装です。 (16)射程 その武装が敵を攻撃できる距離を表します。
AAM-4の場合、5Hex離れた敵を攻撃できるという意味になります。
2以上の間接攻撃武装の場合、数値が大きいほど優秀ということになります。
心神Fや心神AのAAM-4 は射程5 ヘックスで航空機搭載の対空ミサイルとしてかなり優秀です。(17)高空
(18)低空
(19)地上
(20)海上
(21)海中それぞれの高度階層にいる敵に対する命中率を表します。
数値が大きいほど優秀です。
値が0の高度階層に対しては、この武装は使用できません。
心神Fの場合、海中にいる敵、 つまり潜水艦を攻撃する武装は装備できないということです。(22)特性 「E」はレーダー誘導兵器であることを表します。
レーダー誘導兵器は敵のECMにより命中率が著しく減少します。 このゲームでは、チャフや、ECMを妨害するECCMはありません。
赤外線誘導ミサイルには「E」がつきません。 このゲームにはフレアはありませんので、 そのような装備で赤外線誘導ミサイルの命中率が低下することはありません。「全」この武装で攻撃もできるし、反撃にも自動で使用されることを表します。 「攻」この武装は「攻撃」コマンドで使用するもので、 敵に攻撃された時の反撃では使用されないことを表します。
対艦ミサイルや巡航ミサイルなどが「攻」特性となります。「防」 この武装は敵から攻撃されたときに自動で反撃する形のみで使用されることを表します。
「攻撃」コマンドで敵を攻撃するときには使用できません。
支援車両や揚陸艦、軽空母などの自衛用武装が「防」特性となります。(23)攻撃 「直間」武装の射程距離の範囲で、 距離が1ヘックスでも2ヘックス以上でも有効です。 「直」敵との距離が1ヘックスの場合のみにこの武装を使用できます。
射程が1Hexの武装は必ず「直」になります。「間」敵との距離が2ヘックス以上の場合のみにこの武器を使用できます。
ふところまで飛び込まれた敵を攻撃するためにこの武装を使用することはできません。
対艦ミサイルなどが「間」になるようです。近すぎると撃てないんですね。(24)移動 「攻撃」コマンドは移動せずにその場で実行することもできますが、 移動して移動先で攻撃を実行することもできます。
ただし、移動先での攻撃に使用できるのはこの「移動」欄が「〇」になっている武装のみになります。
〇がついてない武装は、移動せずその場での攻撃のみに使用できます。
イージス艦の対空ミサイルは〇がついてないので、移動先で発射することができません。
自走榴弾砲ジャンルのユニットは武装の「移動」が〇のものと、 そうでないものがあります。〇がないと、移動先で撃てないので不便です。
自走榴弾砲の購入では、M-109A6などの〇がついているものを選択しましょう。
ロシア製潜水艦のラーダやオスカーが持つ武装で、 射程が6Hexもある「Vodpad-NK」という魚雷があります。
現代大戦略2017ではVodpad-NKは「移動」に〇がついていませんでした。 つまり移動先で発射できませんでした。
ところが現代大戦略2020では〇になり、移動してから発射できるようになりました。
強かったロシア製潜水艦がさらに強力になってしまいました。(25)メガ メガヘックス攻撃が可能かどうか、 可能である場合その範囲をヘックス値で表します。
MLRSなどの自走ロケット砲や、 火星14のような弾道ミサイル車両の武装でメガヘックス攻撃を行います。
本作のメガヘックス攻撃武装の値は全て1です。着弾点を中心として半径1ヘックス、 つまり周囲6ヘックスを含んだ7ヘックスにいるユニットへダメージを与えます。
自分のユニットや同盟軍のユニットがいた場合、それにもダメージが入ります。
1980年代の大戦略製品には核兵器がありました。 核兵器のメガヘックス攻撃では非常に大きな範囲が設定されていたと記憶しています。(26)破壊 「破壊」コマンドで建物施設の破壊耐久度を減らすことができます。
この「破壊」コマンドで使用できるかどうか、 使用できる場合の破壊力の大きさを表す値です。
0の場合、その武装は破壊コマンドで使用できません。
(27)補給 この武装の弾薬補給にかかる費用を表します。
ミサイルは補給費用が高めです。 トマホークなどの巡航ミサイルで450程度、 火星14などの弾道ミサイルで600程度とかなり高いので、 節約するのであれば補給費用もよく把握しておいた方ががよいでしょう。(28)弾数(Pack1) 武装パックがPack1の場合に、この武装の弾が何発かを表します。
0の場合、別の武装パックに変更しないとこの武装は装備されないことになります。
心神Fでは武装Pack1 の場合、AAM-4 が3発、AAM-5 が3発、20mmバルカン砲 が5発の装備となります。
誘導爆弾は0発で装備されません。 誘導爆弾で対地攻撃を行いたい場合は武装Pack2に換装してください。(29)弾数(Pack2) 武装Pack2 の場合の、武装の弾数を表します。
武装の他にも、「心神F」は武装Pack 変更で次のように性能が変化します。
Pack1 Pack2 (30)燃料 80 70 (31)移動 12 12 (32)ECM回避 20 20 (33)交換費 86 104
(30)燃料 それぞれの武装Packでの搭載燃料を表します。
燃料タンクの大きさは変わらないはずですが、 武装によって重量が異なり燃費が変化することを搭載燃料の変化で表現しているのでしょう。
心神Fの燃料搭載量は普通か、やや少なめだと思います。 F-15やF-22 はもっと多く120です。F-35B の燃料は少なく60です。
ユニットの「(1)移動タイプ」 ごとに1Hex移動するために消費する移動力と燃料が設定されています。 航空機の場合はどのような地形でも、1Hex移動するために移動力が1、 燃料が1消費されます。
航空機はそのターンで移動しなかった場合でも、その場所にとどまるために、 移動力の半分の燃料が消費されます。
心神Fの場合は移動しなくても燃料が6消費されます。
航空機は燃料が0 になると墜落してユニットが消失します。(31)移動 それぞれの武装Packにおける移動力を表します。
心神Fは武装パックを換装しても移動力は変化せず、12ですね。 1ターンで燃料12を消費して、12Hex移動できます。
兵器開発すると移動力を13にあげることができます。 「移動+2」の士官を配置するとさらに移動力値を2増やすことができるので、 合わせると移動力を15まで引き上げることができます。(32)ECM回避 それぞれの武装Packにおける、 レーダー誘導ミサイルによる攻撃を自力で回避し、 命中率を下げる能力の大きさを表します。
チャフか、あるいは機体のステルス度によるレーダー反射面積による効果でしょうか。 ECMだから電波でジャミングするのかもしれません。
この値は兵器開発でグレードを上げることでアップできます。(33)交換費 他の武装Packから、 この武装Packに換装するときにかかる費用を表します。
その武装Packで装備する武装の「(28)弾数」や「(29)弾数」に、 「(27)補給」費用をかけて武装ごとに足し合わせた額と等しいようです。
頻繁に武装パックを換装すると費用ロスが大きくなってきますね。
敵地と海で隔てられている場合、 敵地の基地を占領してそこにユニットを配備するか、 海を越えて陸軍ユニットを輸送する必要があります。
「輸送艦」は「港」や「海軍基地」に入港しないと搭載部隊を展開できませんので、 まず敵地の「港」か「海軍基地」を占領する必要があります。
「揚陸艦」を活用するともっと便利です。
「揚陸艦」は「浅瀬」地形や「橋」地形で搭載部隊を発進させることができます。
「港」や「海軍基地」を占領しておく必要がありません。
また、「キャタピラC」タイプ、「車両C」タイプ、 「歩兵C」タイプのユニットは「浅い海」地形でも揚陸艦から発進できます。
「キャタピラC」タイプのユニットとしては、「AAV7A1」や「05式水陸両用戦車」 があります。
「車両C」タイプとしては、「火星14」「S-300」「ペトリオット」などがあります。
「歩兵C」タイプは「海兵隊」です。