■苛立たしい時。。。
ストレスが溜まった。。。。。イライラする。。。。
雨は降ってない。。。。 ちと行ってみるか。。。。。
家族が寝静まった23時。黒の綿パンと
お気に入りのTシャツに着替える。
最後にこれまた黒の綿のジャンパーを軽くはおって。こっそり家を出る。
愛車TDRのカバーを外して少しばかり離れた場所まで押していく。
国道沿いに出たところでヘルメットをかぶり、黒い鉄馬にまたがる。
すーっとこれだけで気分が高揚していくのがわかる。
キーをONにするとYPVSのモータの音、ヨシヨシ。生きてる生きてる♪
バイクの上でおもむろに立ち上がりキック3発。
『パーーーーーーーン』
もの凄い量の煙とともに耳障りな甲高い音がこだまする。
今日は調子良いみたいだ。
数回アクセルをあおってすぐ出発。深夜なので走りながらアイドリング。
調子を確認しながらかぶらないように適度な速度で軽く流す。
この時間の16号はさすがにがらがらだ。湾岸を目指してお台場に目標を
定めた。この時間ならあっという間だ。
数分経って水温計が動き出すと口元が緩む。
信号で一時停止。アクセルをあおってエンジンの状態を確認しながら
信号が青になるのを待つ。この時間が苛立たしい。
信号が変わった。
シフトペダルを踏みつけ、アクセル全開。
またもやもの凄い煙。それと同時にダッシュで飛び出す。フロントタイヤが
浮きそうになるのを必死で押さえつけながらギアチェンジを繰り返す。
タコメータは一瞬のウチにレッドゾーンに叩き込まれる。
TDRはタンクにタコメータが付いてるので確認するのにドキドキするが
このタコメータの動きを見るのがたまらない。
あっという間に100km/hを超え、4速で最高速に達してしまう。
6速まで必要なことはまずありえない。
4速までが楽しい。
この一瞬。もの凄い加速Gに引っ張られつつも暴れそうになる黒い鉄馬を
押さえつけながら走る。歯を食いしばって必死にタンクにしがみつく走りだ。
前方に車が近づくと急減速。
ここでやっと食いしばっていた歯は開放される。
ふーーーーーーというため息と共にストレスがどこかに飛んで行った瞬間
である。
同じことがなんども繰り返されあっという間にお台場に着く。
TDRに跨る前のあの苛立たしさはどっかに消えていた。。
さーて、
明日からまた頑張ろう。。。。。