■「俺たちバイク乗りにできるささやかな震災復興支援!」
バイク乗りにできるささやかな震災復興支援を見つけた!!
先日、朝のTVで松島の海沿いの観光魚市場で被災した店主と
その子供の小学校低学年ぐらいの子が店内の泥をかき出していました。
子供はほんとは遊びたいんだけどと言いながら高圧洗浄機で棚の泥を
落としていました。
最後に店主が言った一言を聞いてこれだ!と思いました。
「GWの再開に向けて必死でお店を直してます!
是非GWは松島に、いや、松島だけでなく東北の他の場所にも
観光に来てください。
それが我々には復興支援です。是非東北に観光に来てください!」
店主は必死に訴えていました。
まさにこれが俺にも出来る復興支援だと思った。
現地に行き、被災地のものを買う食事をする
泊まる
。
奇麗事じゃなく被災地に必要なのはお金。
寄付のお金はいつ配分されるかわからず、目先のお金が必要なのだ。
あと、活気。今のムードでは先の見えない復興も盛り上がりに欠ける。
観光客が来て応援をし、復興すれば観光客がより一層の集まるという
雰囲気になればさらに復興活動を盛り上げるのではないか。
そしてバイク乗りである俺はこのGW、夏には東北にツーリングに
行くことに決めました。
このガソリン不足の時期にツーリング?
被災地にツーリングなんて不謹慎。
様々な意見もあると思います。
でも現実にTVでみた観光地の人は復興のために観光に来てくれと言っている。
これはバイク乗りとしては行くしかない!
って事で。。。。
早速GW行ってきました。
紆余曲折ありましたが結局はソロツーリングで。
久々のソロツーリングです。念入りな準備をしました。
復興支援の為にまずは消費からって感じですw
GIVIスクリーン取付、GIVIサイドケース取付、リアタイヤ交換、
ブレーキパッド交換、チェーン交換。。。おかげで超貧乏生活突入也 (ノД`)シクシク
万全な準備をしていざ松島へ!!
東北道いきなり雨でした。(T_T)
まぁその為のGIVI サイドボックスの追加です♪
荷物は濡れず、慌てずレインウェアを出して着込みましたよ。
便利♪便利♪
目的地松島の「松島おさかな市場」にはお昼過ぎに到着です。
津波の影響で一階は使用できず、2階のみ営業していました。
それなのに意外や意外。人がいっぱいいました。
更に意外なのが他県ナンバーの車が多いこと。
写真のTDMの後ろに停まってる車は品川ナンバーで中では
若いカップルが口をあけて爆睡していましたw
たぶん早朝からかっ飛ばしてこの場所に着たのでしょう。
店長さんも他県から来てくれてうれしいと言っていました。
TV見ていく人俺だけじゃなかったみたいw
帰郷してから見たニュースによるとやはり松島は観光客が
多かったそうで、みんな考えた事は同じなのでしょうね。
そう思うと嬉しかったです。
さて、海鮮丼を食べ、お土産を買い、消費をしたことで一定の目的を達成(*^-゚)v
宿を取ってからゆっくりと松島観光をしようと思い、予定していた
ホテルに向かいました。
事前調査の結果、綺麗なホテルが安い価格でガラガラなのは
わかっていたので実際に現地を確認してから宿を取ろうと
考えていました。
第一目的の宿。「ブリーズベイシーサイドリゾート松島」ってホテルに行き、
アジアンタイプのいい雰囲気のツインルームがシングル8000円で
泊まれるプラン(現在ホームページを見ると無くなってるw)
ホテルの前にバイクを停めてうろうろしてると、中から人が出てきて、「ご宿泊ですか?」
と、声をかけられた。本当は周りの景色や周辺の様子を確認してから
声をかけようと思っていたのに中から出てこられたのだからしょうがない。
「予約はしていないんですけど一泊お願いできますか?」
「かしこまりました確認してまいります。」
中に戻ってしばらくして出てくると
「恐れ入りますがお客様現在満室となってしまっています。」
えーーー!嘘でしょ。あんなにがらがらだったじゃんか!
さてはバイク一人旅だから客を選びやがったな?
「昨日ネットでみたら部屋がいっぱい空いていたのだけど?」
と、言ってみたw
すると
「本日の駆け込みが急にありまして全室埋まってしまったのです。」
この時は内心、コノ野郎、客を選びやがって( `_ゝ´)
と思いながら宿を後にしましたがあとでTVみると急激にこの私が行った日に
松島に観光客が増えたようで客を見られたわけではなかったとほっとしましたw
他の宿も3件ほどいきましたがみな同じような回答。
なんとこの日いきなり宿泊難民になってしまいました(T_T)
やばいやばい。夜は雨も降りそうだし、早めに宿を決めないと。
観光をちょっとだけしてホテルの多くありそうな仙台市に向かう事にしました。
途中桜も咲いていて綺麗でしたよ。
途中の国道沿いのビジネスホテル等に何軒か寄りましたがどこも
いっぱい。こっちは松島と理由が違って復興支援の人々で満室なのだそう。
そりゃそうだ。
松島からの途中の道のりは酷いものでした。
TVでやってるニュースそのものの風景が当たり前の様にあり
みなそれを見ながら日常の生活を送っていました。
途中なん箇所か電気が回復していない信号があり、警官が交通整理を
している交差点もありました。
当然、そこらのホテルはいっぱいになるわな。
もう諦めです。
宿泊できなければ早く帰路に着くしかありません。
途中親戚の家に顔だけ出し、様子を確認して早々と帰路に着きました。
途中お土産を買い増しして、深夜一時に帰宅です。
走行距離
820km、平均燃費18.9km/ℓ の旅でした。
一応被災した観光地での消費という目的を果たし、ちょっとだけ
心の荷が軽くなった気がしました。