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ジャック・ル・マロワ賞観戦記パート3


狂喜乱舞
8月16日

朝の風景  今朝は朝から霧がかかっている。そんなドーヴィルの街を散歩した。
 朝市、馬の散歩など田舎の港町そのままであった。
 パリ市内でも思ったんだが、フランスという国は歩行者優先で、ドライバーもすぐ道を譲ってくれる。それ以上に歩行者の信号無視も目立つ。
 昨日の競馬結果を見たくて、読めもしない現地の競馬新聞を購入。
 昨日と同じシェ・ミオクで昼食をとる。今日は巻貝をゲット、あとサラダ…こんなものを食べたかったのだろうか?

検量室 昼食を済ませ、いよいよ競馬場へ…
 本日のメインレース『ジャック・ル・マロワ賞』は第4レース。3時代にメインを持ってくるところは日本と一緒かも…
 指定席の入場券をもっていたが、普段府中に行く格好でスパッツにぞうり。こんな格好ではハイソサエティーな指定席なんかにすわれない。一般席で十分よかった。となりにいたおばあさんが話しかけてくる。

馬券 

 言ってる意味はわかんないが、「タケ、タケ」と連発している。フランスでも武豊はかなり有名らしい。
 私たちは4レースだけは、このタイキシャトルが絶対強い、日本最強馬だと教えてあげた。わけわからん英語を使って(^^) しかしおばあちゃんも頑固そうで「タケ、タケ」と言い続けている。

返し馬1 返し馬2

 いよいよメインレース。返し馬に現れたタイキシャトルは調子良さそうだ。ただ、馬体重がわかんない。ヨーロッパでは馬体重の発表をする習慣がない。
 となりにいたおばあちゃんが買っていた馬券、結局タイキシャトルの復勝に10フランだった。思わず大笑い
 俺の馬券…タイキシャトルの単勝に300フラン。タイキシャトル―アマングメンに100フラン。タイキシャトル―ケープクロスに100フランで勝負!

競馬1  いよいよスタート。ドーヴィル競馬場には府中のターフビジョンの4分の1くらいの大型モニタが設置してあり、1600m先のスタート地点を映しだしていた。
 場内はもちろんフランス語。しかしタイキシャトルの単語だけははっきりわかる。後日自宅でこのレースを見直したが、シャトルは外ラチを見ながら遊んで走っているようだった。

競馬2 ゴール瞬間

 残り200mか300mのところからの加速が違う。先頭でゴールを駆け抜けたゴールの瞬間、馬券のことよりも海外で日本の馬が勝利した瞬間を生で見れたことへの感激でいっぱいだった。
 写真を撮り終え(といっても興奮でかなり手元がブレていた)「シャトル〜」と叫んだ。「岡部〜」と叫んだ。場内にいる多くの日本人ファンが喜んだ。しかし、岡部コールは起きなかった(当たり前か)
 後のレースはもうどうでもよかった。それより勝利者インタビューに多くの日本人ファンが集まって、自分が勝利したかのように喜んだ。
 競馬終了後、私は星野君と近くのレストランでささやかな祝賀会を行った。しかし、ここの食事って少し塩辛くない?

あとは適当に流し(^^)
8月17日〜20日

 次の朝に星野君とお別れした。今からイギリスに行くとのことだけど、テロには気をつけてな。
 昼食は3日間同じくシェ・ミオクに行った。今回はフルーツサラダを注文した。すると藤澤調教師がこちらを見ていた。私はおじぎしながら「おめでとうございます」と挨拶した。先生も笑顔で「ありがとう。で、どこから来たの?」って話しかけてくれた。やっぱり海外だな〜「東京からです」すると先生は「ひとりで来たの?」「はい」すかさず返事した。し、しまった写真撮っとけばよかった…
 昼過ぎにドーヴィルを後にした。後はパリでのお買い物。最終日残りのお金もあと200フラン。何にお金使ったのかな?いよいよフランスともお別れ。ホテルからシャルル・ド・ゴール空港まで1時間で到着。初日の3時間はなんだったんだろう?
 飛行機の機内であの時の女子大生と再会(^^)明日香ちゃん。帰りの機内は時間が短く感じたのは何故?(^^)
 次回、暇な方いらっしゃいましたらどなたか同行しませんか? フランスならまかせてください(爆)