Harry Potter and the Philosopher's Stone
2001年/アメリカ/2時間32分
監督
クリス・コロンバス
脚本
スティーヴ・クローヴス
撮影
ジョン・シール
美術
スチュアート・クレイグ
音楽
ジョン・ウィリアムズ
出演
ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/
リチャード・ハリス/マギー・スミス/アラン・リックマン/ロビー・コルトレーン
泣く子も黙る世界的大ベストセラーの映画化第一弾。
運命の子ハリーがホグワーツ魔法魔術学校で大活躍するファンタジー。
★★★★☆
初日の映画サービスデーに「千円なら」と思って観に行った。
そんな不埒な客も多かったんではなかろうか。公開2日間の興行で
『千と千尋』を超える日本新記録を樹立し、
お正月映画の独り勝ちスタートを華々しく飾ったのは記憶に新しい。
アメリカでは早々に『オーシャンズ11』『ロード・オブ・ザ・リング』に
取って代わられてしまった感があったが、
日本での首位独走は『ロード〜』公開の3月まで続くに違いない。
原作を読んでないのでそれとの比較はできないが、映画単体については
映像や子役の演技が面白くて楽しめたというのが正直な感想。
あの2時間半は長くて疲れたクチなのだが、
原作を読んでから観た友人に言わせると
「ダイジェストといった感じで物足りない」んだそうだ。
賢者の石をめぐる肝心のクライマックスがイマイチだったり、
安易に「友情」なんてセリフでまとめんなや、とか
あの校長は何なんじゃ、などと思ったりしたものの、
ま、子供を含む万人向けの作品だからなー、と自分を納得させたのだった。
余談だが、アメリカで夏に大ヒットした『シュレック』が
日本のお正月映画の中で振るわなかったのは本作の影響だけではないような気がする。
詳しくは『シュレック』評にて。