痙攣から緊急検院・・・2017春♪

    ずっとずっと体調が悪い日が続いていた。それは、その前の年の秋くらいから始まっていたと思う。
    凌奨じゃない凌奨になっていたけど、その間も通院していたし、休みながらも学校にも行ってた。
    血圧の上が60前後も当たり前の日常になっていて…。
    振り返ると…ただただ反省しかない。凌奨に謝ることしかない。
    そして、間に合って良かった。生きていてくれて良かった。

   

【4月18日】朝6時半。トイレで痙攣。1分ほど続いた。救急車で長浜日赤へ→岐阜県立総合医療センター入院。
       診察。レントゲン。心電図。エコー。点滴ルート確保。採血。
       血圧48−38。45−30。恐ろしく低い血圧を推移。
       腎臓数値悪化の為、心臓の投薬治療をストップし、点滴で大量の水分を体に入れ、大量の利尿剤を入れる。
       腎臓の機能回復を図るため、腎臓をろ過していく。水分量と排泄の量を計測開始。
       主治医には、「これは救命措置です。」
       「この数値で回復した人を見たことがありません。良くて長期入院になります。」
       こんな説明を受けました…。おしっこが出なかったら、もうダメかもしれない…。
       横になるとしんどいようで、座ったまま。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 7.29mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)
                心臓の数値/BNP   71.20pg/ml(基準値は、18.40pg/mlまで)

【4月19日】採血。検尿。夜はほとんど寝られず。大量のおしっこと下痢。おしっこが出てくれて良かった。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 5.16mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)
       水分1967ml。排泄3175ml。

【4月20日】レントゲン。夜は寝れない。久しぶりに調子の良い凌奨に戻った感じ。「かえる〜」と言い続ける。
       体重37.8kg。水分2082ml。排泄1845ml。

【4月21日】夜はぐっすり寝れたよう。採血の結果が良かったので、点滴の量が減った。お昼から心臓の投薬を再開。
       体重38.2kg。水分1945ml。排泄1997ml。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 1.73mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)

【4月22日】パパと蘭月が来てくれた。凌奨がとても嬉しそう。
       体重38.0kg。水分1852ml。排泄1411ml。

【4月23日】検尿(丸1日おしっこを貯める)。
       体重38.2kg。水分2100ml。排泄1318ml。

【4月24日】採血。何だか機嫌が悪い。
       体重37.8kg。水分1709ml。排泄1373ml。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 1.36mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)
                心臓の数値/BNP  339.60pg/ml(基準値は、18.40pg/mlまで)

【4月25日】レントゲン。
       体重37.4kg。水分1910ml。排泄1245ml。

【4月26日】体重37.0kg。水分2153ml。排泄967ml。

【4月27日】採血。
       体重37.0kg。水分2042ml。排泄1176ml。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 1.37mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)
                心臓の数値/BNP  111.50pg/ml(基準値は、18.40pg/mlまで)

【4月28日】朝からご機嫌。午後から外泊。
       体重37.2kg。

【4月29日】外泊。

【4月30日】外泊。午後病院へ戻る。思ったよりもすんなり病院へ。

【5月1日】採血。退院。
       《血液検査データ》腎臓の数値/クレアチニン 1.13mg/dl(基準値は、0.65〜1.07mg/dl)
                心臓の数値/BNP  158.00pg/ml(基準値は、18.40pg/ml未満)

     

  

    何か違うことに気がついていたのに、日常に追われて、通院しているからと安心して…
    もう少しで息子の命を奪ってしまうところだった。
    何もかもが取り返しがつかなくなる前に、痙攣が起きてくれて、治療が間に合って、
    凌奨が頑張ってくれたおかげで、また当たり前の日常に戻ることが出来た。
    1日1日はいつも通りだけど、あの日の朝の出来事を、家族みんなが心にしっかりと刻んでいて、
    少しの変化も感じ取れるようになったと思う。
    ここ数年、元気のない白い顔の凌奨が、昔の元気だった頃の笑顔の凌奨に戻っていて、
    “そーだった、凌奨ってこんな男の子だった”って。そんなことに気が付いてる。
    親として、反省をいっぱいして、また頑張っていこう!
    凌奨ありがとう。生きていてくれて。また笑顔でやんちゃしてくれて。一緒に頑張っていこう!!