2007年4月21日(土)  GPSログ
吉水駅 (東武鉄道 佐野線) 〜 粕尾峠 〜 間藤駅 (わたらせ渓谷鐵道)  76km 曇り
      

吉水駅は無人駅でパスネット清算できます。   標高は45mです。

 昨年末に出かけた足尾近くにある1000m超の粕尾峠に出かけました。
  峠に近いわたらせ渓谷鉄道・間藤駅スタートだと、自宅を5時前に出かけて東西線の始発に乗り、北千住から相老 までを区間急行利用で、9:32に到着。4時間以上かかります。 
 そこで、6時前に自宅を出発、北千住7:10発のりょうもう1号を利用して東武鉄道佐野線の吉水駅8:39に到着す る輪行ルートを選びました。 川下から登って行くので、峠までの標高差は多くなりますが、走り始める時間が早くなり 好都合です。 



御目洗井戸   

 幹線道はダンプがたくさん走っていたので、脇道を選んで進んで行くと路地に井戸水が。
御目洗井戸と書いて、“おめど”と読むそうです。 西暦800年以前から存在し、藤原氏とも縁のある井戸だそうです。 うまく表現できないのですが、ペットボトルで売っている水より、深みがあるとう感じでとてもおいしかったです。 ボトル にも詰めて、お賽銭もさせていただきました。



   

 レンゲ畑を見つけました。 昔は東京郊外でもよく目にした記憶があるのですが、最近は化学肥料で済ませられるよ うになったので、緑肥のためにレンゲを植える農家が少なくなってしまいました。 
 里山保全計画で昨秋にレンゲの種を播いてみたのですが、今のところぜんぜん伸びていません。このぐらい見事に 咲くといいですねぇ。 来年は成功するとうれしいです。



   

 最初の峠の古越路峠です。 標高は200mにも満たない小さな峠でしたが、トンネルの脇の旧道を見つけて進んで みました。 すべて舗装されていましたが、落葉で路面が隠れています。 峠はだいぶ荒れていて、ピークを示すもの は何もありません。



   

 県道202号を進んだ仙波町付近のピークを通過。 すると正面の三峰山という山の一帯が採掘現場になっている のが見えてきました。



   

 細い道を下ると、石灰工場がありました。 いつも里山の畑にまいている石灰ですが、こういうところで作られている というのは初めて知りました。



写真の左側が202号線、右奥に向かっているのが32号線   

202号線を左折して、32号線に。 ついつい、脇の農道に誘われてしまいます。



   

 星野町自然村というところに、かたくりの群生地があるという看板を見つけて寄道をしました。 <かたくりの里> とい うところです。  昼食にそばを食べましたが、ボリュームがあって600円、さらにおみやげに花の絵葉書をもらいまし た。

 


セツブン草という花だそうです。   かたくりの花の群生地は、山の斜面にあります。

 民家を無料開放し、個人の庭で手入れをしている様々な花々を見学することができます。 かたくりの花は4月上旬 で終わっていて見られませんでしたが、セツブン草、サクラ草、ミズバショウなどを見ることができました。 募金箱が ありますので寄った方はお忘れなく。



   

大越路トンネルです。 旧峠は、トンネルの手前の右の道を進みます。 



   

 大越路峠は標高300m程ですが、見晴らしの良いところでした。
 峠を下り、県道15号線に入ると、なだらかな登りになります。 ちょうどサクラが満開で、地元の方がお花見をしてい ました。 このあたりは渓流釣りのポイントのようで、ルアーで釣りをしている人がたくさんいました。



    

 道端に紫のきれいな花が咲いていました。 何という名前の花でしょうか?
 このあたりで標高はまだ200mほど。 峠まではかなり近づいてきているので、これから一気に1000m近く登るの かと思うとちょっと心配。 

 徐々に勾配がきつくなってきたと思っているうちに、高度500m〜800mとなる発光路から山の神の3kmほどの区 間は激坂となり、押しも入りました。 高度800m付近からのつづら折りになると、勾配が緩やかになり登りやすくなり ました。



   

 カーブごとに1番から番号をふった看板が立っています。 35番を過ぎて間もなく16:20に峠へ到着。 展望はあり ませんが静寂な峠で、なかなか良い雰囲気でした。



快適なダウンヒルコース   写真中央が男体山です。

 峠を16:25分に出発して、間藤駅に向かいました。 予定の列車が17:15発ですが、残りはほとんど下りなので、自 転車の分解と着替えの時間を入れても多少の余裕がありそうです。 
 ということで、下りの途中で、日光の男体山が見えたので立ち止まって景観をしばし楽しみました。 写真は広角で 撮っているので、実際には男体山がもう少し大きく見えます。



   

 すれ違ったのは、車は1台とバイクのグループ3台のみ。 ヘアピンの連続で気持ちよいダウンヒルでした。
目論見どおり、16:55分に駅に到着。 すぐに自転車を分解し、タオルで体と顔を拭いてシャツを着替え、さっぱりした ところで列車に乗り込むと、数分で出発となりました。

 輪行の楽しみと言えば帰りの車中でのビールなのですが、残念ながら間藤駅では売店が無いので手に入りません。  相老駅で浅草行き特急の乗り継ぎに30分ほど時間があったので、駅前でビールの探索をすることにしました。 駅 前のレストランで生ビールがメニューに出てたので、さっそく入って鳥の唐揚をつまみに乾杯。 最高においしかったで す。
 
 参考までにですが、時間がない場合には、隣の焼肉屋さんで缶ビールとつまみ各種を売っています。
   


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