里山の仲間たち


No.1 刈払機 (かりばらいき)
 

 農家の必需品である刈払機は、田の畦道や庭の雑草を刈るため、里山のあちこちで大活躍しています。  購入したのは、ホンダ刈払機UMK425。排気量は25ccです。燃料は混合油でなくガソリンを使用するため、 音が静かで燃費も良いです。 当初は金属歯のチップソーを使用していましたが、ナイロンコードに変えたとこ ろヘッドの重さがとても軽くなり、長時間使用しても疲労度が少なくなりました。 木の回りでも幹を傷つけにく く、石にあたって折れた刃でケガをするという心配が不要です。 (2004年4月)
    

 
 2006年からヘッドにオレゴン・ジェットフィットを装着しています。 ブレードが独自の形状で強度が十分にあ り、太めのササなどもバリバリと刈り取ってくれる優れものです。 重さはナイロンコードと比べてほとんど変わり ません。 緑肥に育てたヒマワリを最後に粉砕して畑に還元する、といった作業にはとても向いています。 




 
いつもは4mmのブレードを使っていましたが、新しく発売になった6mmのブレードを試してみました。 見た目 の太さはほとんど同じ感じですが、歯の形状が変更されているようです。 歯数が増えた分だけ、切れ味がする どくなった感触でした。 2009年7月11日




No.2 ミニ耕うん機
こまめF220 スパイラルローター仕様 こまめF220 スターローター仕様
 2004年に導入したホンダのミニ耕うん機のこまめF220。 親が使っていた中型の耕うん機が動かなくなっ たため、代替機として購入しました。 小さいのでどれだけ使えるか少し心配でしたが、実際に使ってみると57 ccの空冷ガソリンエンジンでも十分なパワーを発揮し、しかも小さいので小回りが利くので、小さな畑ではむし ろ扱いやすい大きさです。 ガソリン0.7gで満タンになりますが、こちらも刈払機同様に燃費がとても良く2 時間以上の連続運転が可能です。 レギュラーガソリンが推奨されていますが自己責任でハイオク・ガソリン を使っています。今のところ問題なく稼働しており燃費はさらに向上している印象です。 たまにオイル交換を する程度でメインテナンスはほとんど必要ありません。
 畑を耕したり畝立てをする時は深く耕うん出来るスターローターを装着、ヘアリーベッチの種をまいたりする 時は雑草を削り取り、表面の土を撹拌するスパイラルローターと使い分けています。 (2005年5月)




 No.3 畝立て機
 こまめ用アタッチメントの畝立機(うねたてき)。 畝の形に合わせて色々な種類が販売されていますが、ジャ ガイモの畝立て用に販売されているものを購入しました。 野菜全般に使用可能です。こまめの後ろに装着し て牽引すると畝が出来上がります。 畝を作る前に、たっぷり耕うんして土を柔らかくしておく必要があります。  畝の太さと高さは羽の角度で調節します。
 畑に出かける頻度が少ないので夏場は数日おきに収穫する必要のあるナスやトマトなどは避けて、イモ類か ほうれん草などの葉物を作ることにしています。           (2005年11月)




   No.4 種まき器 ( RSハンドシーダー )
 野菜の種はかなり細かいので、指でつまんで播くのはかなり面倒な作業です。 ついつい多めに播いてしまう のですが、あとで間引きするのがめんどうです。
 自動で種をまく機械も販売されていて、たねまきゴンベイというのも見つけたのですが、かなり本格的でプロ ユースのようです。 それほどたくさんの種を播くこともないので躊躇していたところ、ネットで《RSハンドシーダ ー》という小型の種まき器を見つけて、さっそく購入しました。 値段も3000円弱のお手頃価格でした。
 種を入れる円筒状のものに、ローターを回転させる装着部が付いているという簡単な構造です。 中には大 きさの違う5つの穴が空いていて、種の大きさに合わせて選ぶようになっています。
 チンゲンサイの種で試してみました。 握りのところを1回挟むと、3、4個の種が円筒部の先からパラパラと と出てきます。 とても使いやすく、作業効率が大幅に向上しました! (2006年7月)





 No.5 培土車輪

  こまめ用アタッチメントの培土車輪を購入しました。 畝と畝の間の培土作業と、畝立て器を牽引する時に使 います。 スターローターと比べると装着した時の巾が狭いので、狭い畝でも使えるのが便利です。
 ちょっとぐらいの作業なら鍬でも大丈夫なのですが、腰痛持ちなものでつい機械に頼ってしまいます。(^^ゞ
(2007年4月)



 No.6 チェーンソー
 故障でしばらく放置されていたチェーンソー(左上)を 2006年末に修理しました。 竹やぶの竹を適当に 間引いたり、栗や梅の木を剪定した枝を切りそろえ るのが主な用途です。
 しかし、大型タイプでパワーは十分ですが重いので 取り回しがとても大変。 そこで小型のチェーンソー を新しく購入しました。
 ちょっとした作業にはこのぐらいの大きさがちょうど 良いです。

 チェーンソーはかなり危険度の高い道具なので、 使う時はそれなりに緊張します。 作業時には防護 用のメガネ、手袋を使用し、長時間の作業は避ける ようにしています。 (2007年6月)


 No.7 カバーQ
  オレゴン・ジェットフィットは、とてもよく働いてくれるのですが、唯一の問題点が粉砕された雑草が勢いよく飛 んで、作業着にベッタリと張りついてしまうことです。 最近は1000円〜2000円ぐらいの安いツナギを買い、 早めに買い替えることにしていました。 

 そこで見つけたのが、Englishi Linux FarmerさんのHPで見つけたカバーQという飛散防護カバーです。 さっ そくネットで購入して装着したところ劇的な効果にびっくり! 飛んでくる草の量が激減し、草の勢いも弱くなっ たので、ツナギに張り付いた草の残骸は手で払えば簡単に落ちるぐらいになりました。
(2007年7月)


No.8 た〜ぼう
   近くのDIY店で1000円弱で買ったのが、た〜ぼうという帽子。要するに手ぬぐいを頭に巻いたようなもの なのですが、デザインが工夫されていて夏の日差しから首筋を隠せる形状になっています。 草刈りをする時 にこれを水に濡らして使うと、冷却効果抜群です。

 あまりに暑かったので、自転車で江戸川サイクリングロードへ走りに行く時に、濡らしてヘルメットの下にかぶ ってみました。 自転車が受ける風で、水分が効率よく熱を奪ってくれるので冷却効果抜群でした。 見た目は ちょっぴりかっこ悪いけれど、首筋のヒンヤリ感がたまらなく気持ちよいです。  (2007年7月)





No.9 塩化ビニール管 (塩ビ管)
 いわゆる塩ビ管です。 畝立てしたあとに、表面を均 すの使っています。 それまでは雑草取りに使うネジリ 鎌などで均していたのですが、どうしてもムラができ て、野菜の発芽が揃いませんでした。

 今年の春から放送が始まった、NHKの『趣味の園 芸・やさいの時間』で、講師の藤田智さんが毎回のよ うに使っているのを見て、ホームセンターで買ってき ました。 500円もしないぐらいでしたが、とっても重 宝しています。(2008年10月)





No.10 ラクトヒロックス

 土作りについての本で紹介されていた、ラクトヒロックスを購入してみました。1袋400gと量は少ないです が、乳酸菌や酵母などの各種有用微生物が、何と1g中に10億から100億個以上も含まれており、300坪分 ぐらいで使える量だそうです。
 さっそく袋を開けてみると、灰色がっかった粒状になっていました。 とりあえず、米ぬかに小さじ一杯程度混 ぜ込み、霧吹きで水分を与えておきました。 米ぬかの中で増殖させて、畑で使う予定です。 
(2008年12月)



No.11 土壌酸度測定器

 土壌酸度測定器です。 電池は使用せず、特殊合 金による起電力を使用して酸度を測る仕組みになっ ています。 野菜の多くは酸性土壌を嫌うため、土が 酸性に傾いている場合には石灰を加えて中性土壌に する必要があります。 これまで適当にやっていたの で、酸度に応じた調整をすることが可能になり、とって も役に立ちそうな代物です。 (2009年3月)


No.12 育苗箱

 プラスチックの衣装箱を使って、育苗箱を作りました。 水抜きと換気用にカッターで小さな穴を空け、風でひ っくり返らないようにレンガを入れました。 種をまいて3週間ほどですが、カボチャとスイカが順調に大きくなっ ています。
  昨年は、ダンボール箱に苗ポットを入れてカボチャの苗を作ろうとしたところ、強風で全て吹き飛ばされて大 失敗でした。 これなら大丈夫でしょう。 (2009年4月)




No.13 野外用蚊取線香とハッカ油 

 夏になると農作業の間に、激しく虫に刺されてしまいます。 畑に生息する虫は、市販の虫除けスプレーはも のともせずに襲い掛かってきます。 先月は唇を刺されて腫れはがり、人前で話すのに恥ずかしい思いをした ので、虫除け対策にハッカ油と野外用蚊取線香を購入し、7月4日に試してみました。 念のため虫除けスプレ ーも併用したところ、指されたのは前腕の内側の3ヵ所のみで、効果は上々でした。


ハッカ油
消臭効果や、眠気覚ましといった効果のほかに、虫除けにも効果があるそうです。 昨年サイクリングで出かけ た北見・網走地区は戦後までハッカの特産地だったそうですが、近年は海外製品に押されて衰退してしまった そうです。 今回は網走産のものをネットで購入しました。 刺されやすい、袖口、内腿、内腕部分にスプレーで 作業着に吹きかけました。 

野外用蚊取線香
造林業のプロたちが使用しているパワー森林香というのを携帯ケースと一緒に購入し、ポケットに金具を引っ 掛けて使用しました。家庭用の金鳥蚊取線香と比べると、たくさんの煙が出てきます。1巻で5時間程度持ちま した。  (2010年7月)

No.14 苗帽子
 春先にカボチャ類を植えると、天敵のウリハムシに物凄い勢いで葉をムシャと食べられてしまいます。苗が ある程度育つと、ウリハムシにかじられる以上に成長するので、それまでの1ヶ月弱ぐらいの間に使用してい ます。 不織布で出来ているので風通しもよく、温度も上がりません。


  こちらは霜除け対策に購入しました。 冬の畑は−5度以下になるので、大好物のソラマメが上手く育ちませ ん。 ペット樹脂で作られていて、耐久性もありそうです。  (2011年2月)


No.15 カメムシホイホイ
シシトウ、ピーマンは2株も植えておけば、取りきれないぐらい収穫できるのですが、一つ厄介な問題が。 梅雨 明けの頃からカメムシ軍団がやってきます。 最初は見なかったことにしたいぐらい衝撃的なシーンでしたが、 そのままま放置しておくと卵は産みたい放題、指数倍に増えてしまい、茎から汁を吸いまくられて葉はしおれ、 やがて枯れてしまいます。


カメムシ対策に作成したカメムシホイホイです。ペットボトルをはさみでチョキチョキ切って、上半分をひっくり返 して隙間が出来ないようにテープを貼って完成です。茎にいるやつを取りやすいように、先を尖らせてありま す。 緑色のカメムシと違って臭いにおいは出さないので、素手でホイホイと落とし込みます。一度に3匹とか5 匹入るとけっこううれしくなります。でも、次に入ったときにはまた大量にいるので、こうなると水を張ったバケツ にバサバサと揺すって駆除したくなりますが・・・ (2012年8月)