2008年11月4日(月)文化の日 GPSログ
佐貫町駅〜鹿野山林道〜高宕林道〜三石山観音寺〜上総亀山駅 
56km 曇り、一時小雨

    

 3連休の2日間は大阪出張で、残された休日は1日のみ。 家族は新潟に里帰り中で、天気予報を見れば千葉の房 総方面は丸一日お天気マーク。 出張から戻り、忙々と 旅支度を整え0時過ぎに就寝、5時起床。 乗り継ぎを含め て2時間ほどで内房線JR佐貫町駅に到着しました。 
 今日のコースは、前回の姨捨の棚田に出かける日の早朝TV番組で紹介されていた、三石山観音寺と周辺のいくつ かの林道です。 8時40分に準備を整え出発。



   

 駅前から少し走ったところに、宮醤油店という江戸時代創業の老舗がありました。 駐車場には醤油の発酵に使っ た木桶が2つ並んでいます。 自転車でなければ、自慢の天然醸造・無添加の醤油を買い込むところですが、建物の 見学だけで我慢です。



   

駅前通りを過ぎると、すぐに田園風景が広がっていました。



   

 国道127号線(内房なぎさライン)を横切ると、マザー牧場に向かう車で交通量が増えてきました。 しばらく登るとマ ザー牧場方面への曲がり角がありましたが、そのまま直進。 気持ちの良い林間道路が続いていました。 やがて県 道93号線にぶつかり、鹿野山と逆の右に曲がり下ります。 



   

 連休で賑わうマザー牧場入り口の交差点。 最初の林道、鹿野山林道は駐車場の横の細い道の先にあります。



   

鹿野山林道の起点。 全長6kmほどで、全線舗装、路面も良好です。



   

素朴ながらもしっかり作られたトンネルを通過。 時おり、房総の山並みが見渡せます。



   

ほぼ全線が下りですが、ちょっぴり登りも楽しめます。 最後に国道465線をくぐった後、回り込んで合流します。



   

 国道465号を2kmほど走り、植畑を右折して高宕林道(たかごりんどう)に向かいました。 起点にあるトンネルの手 前に車両通行止めのゲート。 歩行者、自転車は間を抜けられます。



   

入り口には、天然記念物のニホンザル生息地、イノシシ出没の表示があります。 



   

 高宕林道は、ほぼ全線がダート。 勾配のきついところは荒れ放題になっています。 前回の姨捨の棚田に出かける 前に履き替えたパナレーサー・リブモ26×1.25は、耐パンク性能が高くなっているそうですが、転倒の危険があるの で、一部の平坦な区間を除いて押しで進みました。 乗車して走るには、ブロックタイヤが必要でしょう。



   

素掘りのトンネル! ゴツゴツ感がたまりません。 この付近は野鳥のさえずりがうるさいぐらいに聞えていました。



   

 小さなアップダウンはあるものの、標高は80m前後で比較的平坦なコースです。 ところどころ水が湧き出て、ぬか るんでいます。



   

2kmの林道を独り占めにして、終点に。



   

 終点から200mほど先にある、高宕大滝。 水量は少なく、ちょろちょろと流れていました。 滝の下まで小道が続いて いるものの、その幅はわずか40cmほど。 少しでもバランスを崩せば、たちどころに崖下に。 あまりに危険なので、 這いつくばって途中まで進み、滝の写真を撮ってすぐに引き返しました。



   

 高宕林道からは、怒田沢林道(ぬたざわりんどう)と表示がありましたが、現在は高宕林道となっているようです。
この区間は舗装されていますが、大規模な崩落地点がありました。 軽自動車がなんとか通過できるぐらいの状況で す。 



   

小さなピークを超えて下っていると、いきなり田園風景が広がりました。 



   

林道への入り口に、高宕山ハイキングコースの表示があります。 近くには、大イチョウの木が1本立っています。



   

 国道410号を横通り、三島湖(みしまこ)に。 このあたりから、30分ほど小雨が降り出しました。 念のためバッグ に入れてきたレインジャケットが役立ちました。
 三島湖では、ひっそりした中でボートに乗った釣り人がたくさんいました。 昭和28年竣工の奥米橋を渡り、奥米・渕 ケ沢林道に。 さらに香木原林道へと進みました。



   

 途中で、林道三間線(起点)という表示。 



   

しかし周辺案内図によると三間線は、香木原線の支線で行き止まりになっています。 ???



   

 香木原林道の終点。 変則四差路で、右奥の道が走ってきた道です。 ここから少し走り、鴨川有料道路に合流しま ました。



   

 コンビニで一息入れて、亀山湖の先にある三石山観音寺へ。 最後の集落を過ぎると、今日一番の激坂となりまし た。 途中で鹿2頭と遭遇。 



   

ラスト1kmで100mを登り切り、山門に到着します。 境内には立派な杉の大木がありました。



   

 本堂は、三つの巨石にぴったりとはめ込まれるように造られています。 巨石の上には奥の院があり、遠くまで見渡 すことが出来ます。



   

 境内には、1週間前に引退宣言をした、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんの手形とシューズのモニュ メントがあります。 シドニーオリンピックで、ここのお守りを付けていたことが縁で建てられたそうです。





 このあと、JR久留里線の終点・上総亀山駅に14時45分に到着。 次の木更津行き上り電車は、16時02分です。 これを逃すと1時間近く待たなければなりません。 自転車を輪行袋に詰めるのに10分ちょっとかかり、ぎりぎりにな ってしまいました。大慌てで券売機でキップを買い、久留里線のディーゼル車両の写真を1枚撮り乗り込みました。



 会社の同僚に鴨川出身者がいるので、久留里線に乗った話をしてみると、地元高校生には通称パー線と呼ばれて いるそうです。  由来は、よく聞く放送禁止用語から来ているそうです。 それと房総で初めて見た鹿は、鴨川では普 通に歩いていて害獣扱いだそうです。 まったく知らなかったのでびっくりでした。

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