2007年12月24日(月)  GPSログ
 湯河原〜白銀林道〜小田原 50.6Km 晴れ    

  

 今年の春頃に熱海に出張、帰りの新幹線を待つ間にみどりの窓口でもらった『ゆがわら散策マップ』を眺めてみまし た。 すると、端のほうに白銀林道(一般車両通行禁止) とあるのに目が止まりました。 WEBで検索すると、自転 車乗りには知られた道のようでした。

 今年最後の3連休。2日目の午前中まで雨でしたが最終日は快晴の予報、気温も上がるとのこと。 気になっていた 白銀林道に出発しました。 7時23分東京発名古屋行きこだま563号の自由席は、1車両に数人しかお客がいませ ん。自転車を入れた輪行袋は、最後部の座席の後ろのベストポジションを確保。 小田原駅で東海道線に乗り換え8 時30分に湯河原駅到着。



   

 ウォーミングアップに海岸線まで出てみたものの、コンクリートで固められていて見るべきものは何もなし。 そのあ と駅から少しはずれたところの神社で、クスノキの大木を発見。 神社の名前は産土(うぶすえ)八幡神社だそうです。 樹齢600年、高さ25mです。 境内で今日の道中の安全を祈念しました。 



  

 このあと、県道75号線で椿ラインへと向かいましたが、なぜかGPSが湯河原温泉病院前で右折の表示。そのまま 進むと10%ぐらいの激坂で、心拍数は170近くに。(GPSログのプロフィールマップで6kmから8Kmあたり) 
 椿ラインは登りやすい坂が続き、青空ががきれいでした。 ところが、ひっきりなしにバイクがスピードを上げて轟音 を響かせ排気ガスを残して走り去ってゆきます。 よく見ると、何台か同じ車体が何度も追い越しては、戻ってきて擦 れ違います。ここはローリング族の溜まり場でした。彼らにとっては楽しい遊びなのでしょうが、せっかくの峠道の雰囲 気が台無しです。  


  

 600mほど登ると、しとどの窟(いわや)のバス停付近に駐車場があり、ローリング族とはここまで付き合わされまし た。 白銀林道はこの駐車場の奥が入り口。 ゲートを通過するとすぐにダートとなり、昨日までの雨で出来た水たま りが続きました。



  

 日のあたるところでは気温も上がり、小春日和といった感じです。 一部舗装区間もありましたが、全般的にはダー トが多く、一部はかなり荒れていました。 神奈川県森林審議会によると舗装は一部だけで、全面舗装の予定は無い ようです。
 ゲートから下り基調ですが、ガレているところが多いのでスピードを抑え、慎重に下ってゆきました。



振り返ると、幕山が見えています。  

 木の香りが漂い、鳥のさえずりが聞こえてきます。 



   



 遠くからみるとまるで桃の花が満開といった感じですが、何の木なのでしょうか???

※ 後日図鑑で調べてみたところ、正体はニシキギ科のマユミという木で、白い花を咲かせた後に実を付けている状態 とのことでした。 それにしても、回りの木の多くが落葉してしまった後で何とも華やかな眺めでした。




  

 木の間から、伊豆半島、駿河湾、真鶴半島、大島が見渡せました。



  

箱根湯元側のゲートを通過したところにあった公園。 ここからは房総半島まで見渡せました。



  

ゲートを通過すると舗装路になり、これでダートは終りかなと思ったらまだまだ続きが。



  

 何やらごそごそと音がするので何事かと見てみると、山鳥ががけの金網に引っかかってもがいていました。 金網の 目から出ようとしますが、顔しか出せずに必死の様子。 両手で金網を引っ張り、崖との間にすき間を作ってあげたと ころ、下から無事に脱出できました。 

 最後は、小田原湯本カントリークラブ入り口の横にでました。 知らなければこれが全長25kmもある林道の入り口と は想像もつかない秘密めいた雰囲気です。

 このあと湯本温泉を抜けて小田原駅に15時前に到着。 日帰り温泉に目がとまりましたが、今日は森林浴をたっぷ りしたし、クリスマスの夕食に間に合わないとまずいので、寄道はなしで上りのひかりで家路につきました。

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