7月21日(月) 曇りのち晴れ
「花とSLと氷点下」

昨日消灯していた電灯が、無言でパッと明かりをともす。小樽港に近づいてきた合図だ。
いよいよ今年の北海道がスタートする!

小樽上陸直前のEliphasさんとみず@さん

フェリーを降りたところで待ち合わせ


フェリーを降りたところで待ち合わせをした後、みんなで鱗友朝市に行くことにする。ここは去年、結局分からなかった市場のことだ。予定ではコッソリ1人で行く予定だったのだけど、船の中で地図にチェックを入れていたのが見つかってしまい、4人で朝食をとることにした。鱗友朝市はツーリングマップルにも載っていない為か、停まっているバイクも少ない。

鱗友朝市

僕は迷いながらもウニ、イクラ、ホタテ、アワビののった小樽丼を注文。朝から豪華メニューだね〜!

小樽丼が美味い!


やわらかく甘いウニ、イクラ、ホタテの中のコリコリしたアワビの味が、とても美味。4人ともそれぞれ、旅に向けてのエネルギー充填は完了したようだ。ここからは思い思いの方向に行くことになる。みんな、気をつけてね!(さぁ!一人旅開始!!)

早朝の5号線から337号線にチェンジ。そのあとうっかり札幌方面に行ってしまった後、275号線を北上。僕の目指す最初の場所は、北竜町のひまわり畑だ。ここは2年前、夕方のために光線の具合が悪く、また来ようと考えていた場所だ。バイクを走らせているとフェリーを出たときには曇っていた空が、「太陽を味方につけた町」(北竜町のキャッチコピー)に着くときには、青空に変わっていた。

2年前来た時には満開だったけど、今の時期は少し早かったので咲き方は4〜7部と言ったところか。でも花が太陽の方向を向いてくれているので、花の黄色と午前中の優しい光がとてもきれい。
畑の周りをぐるっと一周してくると、そこにはEliphasさんの姿が・・・
どうやら僕の後を走っていたようだ。Eliphasさんは自分のバイクをひまわり畑の前に持ち込んで、写真を撮っていた。改めてお気をつけて〜!

ひまわり畑

ひまわりソフトを食べた後、近くのJR恵比島駅に行く。ここは、朝ドラ「すずらん」のロケセットが保存されている場所だ。
行ってみると「駅萌日明」と書かれた静かな佇まいの駅舎の前に、昔ながらの一角が広がっていた。ドラマを見てないので感動も少ないのだろうけど、過ぎ去りし時代を感じさせる場所だった。

明日萌駅

この後「黄金水松」という樹齢三千年の松を観に行ったけど、どうと言うことは無かった。次はカムイコタンだ。カムイコタンといえば、いつぞやネズミ捕りに捕まった場所だ。12号線を慎重に走っていると、案の定レーダーで見張っている。何度も同じテにかかるか!

黄金水松


竪穴式住所跡(地上にくぼみが沢山ある)を見た後、カムイコタンに到着。バイクを降りて散策すると、SLが3両置いてあるサイクリングコースに着く。あれ?カムイコタンの観るべき所を間違えてるのか!?多分間違えていると思う。でも、ほかに何も見つからんよ??

このくぼみが、竪穴式住居跡

SL以外は、特に何も・・・


しそジュースと焼き鳥の超軽めの昼食の後、旭川を過ぎ去って大雪アンガス牧場に行ってみる。ここは晴れていると大雪山を入れた一大パノラマが見られるらしいが、大雪山方面にはブ厚い雲が積み上がっていた。う〜ん、残念!

大雪山は雲に覆われていた

このまま宿に向かうのもどうかと思ったので、上川のアイスパビリオンに行った。ここでもD51を発見。今日はよくSLを見かける日だな。

クマ牧場のクマ


クマ牧場を見た後、−41℃を体感できるアイスパビリオンに入る。あまり寒くない。入った直後に雪だるまがお出迎え。でもコレ、完全に作りものだよなぁ・・・

まだ全然寒くない


その後何故か、ミラーハウスが行く手を阻む。なぜミラーハウス!?通り抜けると氷のトンネルの後、ついに氷点下の部屋に入る事ができる。温度は−20度。ん?−41℃は??

なぜかミラーハウスが行くてを阻む!

氷のトンネルを抜けると・・・


ずんずん進むと、ボタンと説明が書かれている部屋があった。このボタンを押すとこの部屋だけ−41℃になるらしい。恐る恐るボタンを押してみる。するとゴワ〜という音とともに冷風が吹き出し、あっという間に息もできない厳寒の世界に。。。。寒っ!コレ、温度以上に吹き出す風のせいで体感温度は−41℃どころじゃないよー!10秒くらいしか耐えられなかった。

ボタンを押すと極寒の世界に

第1日目の宿は、層雲峡ユースホステル。ずっと前に1度泊まったところだ。

層雲峡YH前にて


層雲峡のロープウェイって、乗ったこと無かったな。またいつか層雲峡に登るために、ここに泊まることもあるかもね。

本日の走行距離:356.3km
本日の音楽「Life」(Nelson)