8月17日(火) 晴れ時々曇り
「帯広から中札内へ 〜 そして池田へ」ゴォ〜〜・・・・ぐぉぉぉ〜〜〜・・・
全っ然っ眠れんっつーの!!昨日の晩にサホロYHで同室になった2人組の1人が、いびきがヒドイのなんの。
そういえば前の晩に、その相棒が枕を反対向きにして寝ようとしてるので、変だな?と思ってた。相棒は後輩らしく、あまり強く言えないのか?もうこの2人旅ではいびきに対して耐性を身につけているようで、ぐっすり眠ってやがる。
こっちは睡眠不足でバイクに乗るなんて命にかかわると思い、”音源”を起こして「スイマセン。横向きに寝てもらえます?」って言おうと思った。いびきは横向きに寝ると静まる傾向があるからだ。
よく見ると・・・もう横向きに寝てるやん!!起こすのは諦めた。今後は、”アゴから首にかけて滑らかなラインを描いてる人”と相部屋になるときは用心しよう。いや、注意しよう。避けるべきか?
結局トータルで2時間位眠れたかな。少し首筋に違和感を覚えながらサホロYHを後にして、帯広にある「六花亭 本店」に行く。
もう何度も来てる所なので、迷わず到着。最初はなかなか辿り着けなかったのに。今回のお土産は、ここで買うことにしよう。おなじみ六花亭本店
先ずは本店名物の「サクサクパイ」のお味など。1年ぶりのサクサクパイ。それともう1つ「フルーツヨーグルト」を試してみた。
「サクッ・・・ふわっ」って感じのパイとクリームの舌触りが美味しい。フルーツヨーグルトの甘酸っぱさもサクサクパイと対照的に楽しめる。
六花亭って、本当にケーキやお菓子が安いんですよね。サイズはそんなに変わらずに、地元の半額くらいで食べることができる。それに甘さがしつこくないから、いろんな味を沢山楽しめるのも魅力的だと思う。
みんなへのお土産を買うのに1時間くらい居たかな。最後に1つ頼まれていたものを聞いてみた。「六花亭の柄の風呂敷ありますか?」
どうやら店員も心当たりが無いらしい。色々調べてもらって、以前ポイントゲットでもらえる景品に風呂敷があったらしい。今は無く、店員さんの着けてるスカーフがそれに近い。でもスカーフは六花亭の美術館に行かなければ買えないとのこと。
六花亭の美術館?中札内にあるとのこと。行こうと思ってる方向とまるっきり逆方向じゃないの?よ〜し!行ってみよう!何とかなるさ!!
ちょうど帯広から中札内に行く途中に、愛国駅、幸福駅がある。何年も訪れてないし寄ってみるか。国道236号線を南下。しばらくすると幸福駅に着く。あれ?愛国駅は??気付かず通り過ぎたようだ。
久々に見る幸福駅は、ひっそりと廃車となった鉄道車両が置かれ、淡々とした日々の中、観光客が出入りしているようだった。幸福駅
キハ22
次はお目当ての「中札内美術村」だ。ちょっと行き過ぎてしまってから「さっき六花亭らしき旗が立ってたところかな」という所まで引き返して入ってみる。そこは林の中に建物が点在する、静かだが気持ちのいい空間だった。美術作品展示、おみやげ、お食事など複数の建物で構成され、それぞれの間は木漏れ日の中を散歩気分で歩いていける。自然の中に佇む建物がとてもいい。しばらくツーリングを忘れて散歩を楽しむ。
感じのいい建物が点在。
おぉ、忘れるところだった。おみやげおみやげ・・・あった!スカーフ発見!
2種類あるから”風呂敷としても使えそうな方”を選んで購入。御土産物はここで。
このまま戻っても同じ道なので、何か無いかな〜と地図をパラパラ。お、もう少し南に、ピョウタンの滝という所がある。
国道236号線を少し戻り、道道111号線に入る。どこまでも続くような1本道を走ると、ピョウタンの滝が見えてきた。
ここはダムが決壊して滝になったという、珍しい半人工の滝だ。コンクリートと大岩。人の手と自然が入り混じった景色が、他では見られない景観となっている。ピョウタンの滝
来た道を戻り、再び北上。見逃した愛国駅を探す。確かこのカーブの所だよなぁ・・・おぉ!あったあった。
愛国駅
幸福駅と対照的に迫力のSLがドンと置いてある愛国駅。当時の鉄道員の制服も展示されている。しかしマネキンは思い切り今風。ほとんど紳士服売り場のノリに苦笑する。
SL=19671型
妙に違和感があるマネキン。
午後3時を過ぎた。今日はあまり距離が稼げそうに無いな。ということで今夜は僕の好きなYH「池田北コタン」に泊まることにする。
今から行っても強烈に早く着くことになるので、十勝牧場展望台に行ってみよう。
国道236号線から国道241号線に入り、いつか来た白樺並木に辿り着く。白樺並木が美しい。
トラックが通り過ぎるのを待ち、撮影のチャンスをうかがってると・・・観光バスが入ってきた。
まさかここは環境客が来るまいと思ってたが、十勝牧場展望台も観光コースに入ってしまったか!
地平線の向こうに観光バスが通り過ぎるのを待って、写真を2枚。それからダートを右に左に飛ばし、展望台に辿り着く。青い空。流れる雲。遠くには色とりどりの馬が草を食み、遥か彼方に山々を臨む。
そしていちばん手前には先ほどの観光バス。ここもガヤガヤと賑やかな土地になってしまうのだろうか。
十勝牧場展望台にて。
今夜の「池田北コタン」は、僕を入れて2人しか泊まってなかった。いや、正確には3人か。なんでも琵琶の演奏家がこの辺りで演奏をしていて、深夜にかえって来るそうだ。すごく変わった感じの人らしくて非常に興味があったのだが、残念ながら消灯時間になっても帰ってこなかった。
本日のメンバーです。(撮影:ペアレントさん)
本日の走行距離:218.1km
本日の音楽:「Tell Me All About It」(Ricardo Silveira)